サンタクロースへの手紙

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娘のアイディア

小学4年生の娘がサンタクロースあての手紙を書いて、リビングの窓に貼っていました。
インターネットで何でも調べられるこの便利な時代に、サンタクロースの住所を調べて郵送するという考えではなく、窓にダイレクトに貼り付けるという原始的な手段を選ぶとは。
理由を聞くと、「ここはマンションの一番上の階で見晴らしが良いから、こうしておけば絶対にサンタさんが読んでくれるはず」と申しておりました。
そういう考え方、私は嫌いじゃありません

ヨレヨレの手紙

アイディアは可愛らしくて良いのですが、窓ガラスは結露で時折ビシャビシャになるので、貼ってからまだ数日しかたっていないそのお手紙は既に水分を何度も含みヨレヨレになってしまいました。
そこで、せっかくなので娘が勉強のときとは比べ物にならないくらい真剣に取り組んで書いたその手紙の内容をここに載せて記念にとっておこうと思いました。
勉強もそれくらい自主的にしてくれるとね・・・などと思いつつ。

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娘の手紙

『サンタさんへ
サンタさん、こんにちは! 元気ですか? 私は元気です。
とうとう楽しい冬がやってきましたね。
今回、私はチャレンジタッチ5年生が欲しいなと思います。
せん用カバーはピンキーで、電子図書学びライブラリーと音楽もついていると、私はやる気が出ます
なんでそれが欲しいのかというと、もしお母さんがお仕事を始めて、忙しくて私に勉強を教えなくなる日がきたら、これを使って勉強をすればいいし「私は独りでも大丈夫なんだよ」安心させたいからです。
そして、なぜ電子図書も欲しいのかというと、家にはちょっとしか本がないし、学校でも本を借りられないからです。
よろしくお願いします。
そして、私からもサンタさんにプレゼントがあります
毎年クリスマスイブにサンタさんのために用意しているお菓子もそうなんですけど、サンタさんの手伝いをしたいなと思います。
最初に○○ちゃんのお家に行ってください。
そして○○ちゃんも連れて私の家に来て、私を起こしてください。
私たちは目印赤い洋服を着て待っています。
ママが作ってくれたクリスマス用のドレスはもう小さくて着れないけど、マスコット付きのヘアゴムは今も使えるので、それをかみにつけてます。
私は前からサンタさんといっしょにプレゼントをくばったり町を見守ったりしたいなと思っていました。
私はサンタさんの助手になりたいです!
もっとよくばるなら、いっしょに住みたいです!
どんなこんなんがあっても私はあなたの助手なりたいんです
これからよろしくおねがいします。』

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訂正と説明箇所

母親として一応、訂正説明すべき箇所を見つけたので発表します。
『家にはちょっとしか本がないし』➡いつも見向きをしないだけで、家にも子供向けの本も図鑑もたくさんあります
『学校でも本を借りられない』➡夏休みに学校で借りた本を紛失したので、それを探し出して返却するまで学校の図書館で本を借りることを私に禁止されました。
娘がこの手紙を書いて窓に貼った次の日、なんとその紛失した本が出てきて、学校に返却することができました。
これは、サンタマジックでしょうか?!

なかなかの段取り

子供と同じ目線行動を共にすることって大事かなと思い、上記の内容を紙に書いて私も娘の手紙の隣に貼りました
現在小学4年生なのにどうして「チャレンジタッチ5年生」を希望しているのかと訊ねると、「サンタさんも手続きの時間が必要だし、申し込んでもすぐには届かないから余裕をみておかないとダメでしょ。」と娘。
んー、素晴らしい!そういう考え方、素晴らしいと思うよ。」と私。
サンタさんに願いを聞いてもらえるかどうかはさておき、この手紙を通して何となく「この子はきっと大丈夫だな」って思えました。

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応援とアドバイ

私は、娘が本当にサンタさんの助手になりたいのならと、その方法をついさっき考えたのでさっそく娘に教えてあげて応援しようと思っています。
それはもっと大きくなってからじゃないとダイレクトな実行はできないけど、それなりの準備も必要なので、準備も計画の一部として考えるなら今すぐにスタートさせられるワクワクな計画なのです。

経験と自信とハイテンション

「あなたのお母さんは過去に『やってみたい!』という情熱アイディアを駆使した行動『オーストラリアの動物園でボランティアとして動物の為に働く』という夢を実現させたのだから大丈夫!チャンスはひらめきの中にあるものよ!(キメッ★) だから、やる気があるならサンタクロースの助手になれるよ。」と娘に伝えたくて、早く学校から帰ってこないかとソワソワしながらこの文章を書いているところです。
久しぶりの楽しいひらめきに嬉しくなり、「まるでアイディアの総合商社やー!!」なんて感じでハイテンションが止まりません。 このフレーズ、古いでしょうか(^^;)

少し早い贈り物

クリスマスが過ぎても今年は、サンタクロースの助手になる為の計画で我が家は盛り上がりそうです。
成功したら自分たちも絶対に楽しいし、きっと喜ぶ人もいる素敵なプロジェクト
親子で一緒に目指せる目標があるって幸せなことだと思います。
この計画を思いつく「きっかけ」が、もしかしたらサンタクロースから私たちへの今年の贈り物なのかもしれません。
「新しいワクワク、一足お先に頂きましたー!!」って感じです。
皆さんにも素敵なことが起きますように。