ワイン体験レポート「4月」 Vol.1

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待ちに待ったスタート

2017年4月15日(土)から娘と一泊二日エコビレッジにお邪魔し、ワイン葡萄の栽培作業に参加しました。
昨年の11月に2017年度の栽培に向け、ワイン葡萄の不要な枝やツルの剪定作業をして以来の作業で、このスタートをずっと楽しみにしていました。
この地域の春先の気候は不安定で、暖かくなってきたかと思えば翌日は雪が降ってみたりと、なかなか読むのが難しいのですが、エコビレッジ滞在1日目は良く晴れた暖かい天気でした。
前回もそうだったのですが、私がワイン葡萄の栽培作業に参加するときは1日目が晴天に恵まれており、何やらとてもラッキーでイイ感じです。

頑固な木たち

一冬、深い雪の下で寝かせられ、すっかり地面に這いつくばった状態のワイン葡萄の木を起こし、葡萄棚の一番下のワイヤーに枝を麻紐でくくりつけ、ワイン葡萄の木の先端の長いツルをワイヤーに巻き付けるという、棚上げ作業をしました。
枝やツルが上を向いていたとしても、横に張られたワイヤーに沿うように向きを変えてあげながらくくりつけていくのですが、ずっと同じ姿勢で雪の下にいたワイン葡萄の木たちは固まったような状態で、しかもみずみずしくないので、そう簡単にはいうことを聞いてくれません

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レクチャーと応用

メリメリはいいけどバキッはダメ』というアドバイスのもと、枝やツルを折ってしまわないように注意して、少しずつしならせながらワイヤーにくくりつけ、巻き付けました。
麻紐を結ぶ作業があるので薄手の軍手を着用し、手順を教わりました。
本当ならば「おとこ結び」というほどけない結び方で結ぶのが好ましいのですが、レクチャーを受けてもその結び方がすぐには上手にできず、その習得にせっかくの作業時間を費やすのは勿体なかったので、最終的に「ほどけないような固結び」で作業を実施することになりました。

アートな充実感

ほどけないように必死に紐を引っ張って固結びをしていたので、指にマメができて痛かったのですが、途中から「ワイン葡萄の栽培作業」というよりも、いかにバランスよく美しく枝やツルを針金に結び付けて仕上げるかという「アート作品を手掛ける」ような感覚を楽しみながら、自分とワイン葡萄の木たちだけの世界に没頭し黙々と作業に取り組みました。
葡萄の芽が出る前に全てのワイン葡萄の木を棚上げしなければならなかったので、人手と時間を有効利用することに重きを置いた選択正解だったと思います。
その日は予定していたよりも多くの葡萄の木を棚上げすることができ、自分がした仕事の仕上がりにも満足できたので、ちょっとした職人気分も味わえた充実したひとときでした。

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新たに得たもの

このところずっと仕事が忙しくてとても疲れていたのですが、「疲労に負けて自分のやりたいことを諦めたくない!」と、気力と勢いで強行した今回のワイン体験でした。
広大な自然の中で感じるすがすがしさと、新たな体験から得た知識と自信に、多少無理してでも参加して良かったと思いました。
作業の後は、みんなで遅めのおやつタイムをとりました。
北海道産の上質の小豆を使用してエコビレッジお料理上手なスタッフが作った特製おしるこを頂きました。
疲れた体に程良い糖分が染みわたり、その後の自由時間は早々にお布団を敷いて一人お昼寝タイムに入りました。
身体を動かした後ということもあり、短時間でしたがとても気持ちの良い仮眠をとることができました。

賑やかなメンバー

エコビレッジではオーナーや以前からのスタッフに加え、長期スタッフの若者がこの春から二人仲間入りし、ますます賑やかになりました。
その日の夕食メニュー野菜たっぷりのトマト鍋、タコの酢味噌和え、塩麹使用のナムル、枝豆ご飯、お隣(といってもけっこう遠い)の農家さんの林檎でした。
「人が作ってくれる食事って最高だなー」としみじみ思いながら、とても美味しく頂きました。
新しく加わった若者二人は、専門業界でキャリアを積んできていたり、アラスカ留学という珍しい体験をしていたりと、それぞれ引き出しが多そうで、今後いろいろお話をしていくのが楽しみな感じがしました。

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白熱のトランプ大会

食後は娘のお願いに若いスタッフの方々が付き合ってくれ、トランプ大会となりました。
とりあえず基本に返って「ババ抜き」から始めたのですが、みんな何気にポーカーフェイスが得意ではないようで(特に私と娘が酷かったのですが・・・)ジョーカー持ってますアピールがこんなに出ていていいのか?!」というくらい情報ダダ漏れ愉快なゲームになりました。
その次に「神経衰弱」をしたのですが、1巡したら並んでいるカードをごちゃまぜにして配置の記憶を台無しにするという「鬼のような特別ルール」が行使され、けっこう真剣で白熱したゲームとなりました。
次回はお酒とおつまみも持参して、グレードアップしたトランプ大会ができればと思っています。

オーマイガッツ石松な私

次の日の朝食はいつも恒例のふわふわパンケーキ挽き立てのコーヒーを頂きました。
オーナーが用事で隣の市にある観光地まで行くということで、いつものバス停ではなくその観光地まで車で乗せて行ってあげると言ってくれたので、「たまには観光地を散歩してから帰るのもいいかな」と思ったのですが、今回はなるべく簡単な荷造りにしようと作業用の長靴のままエコビレッジに来ており、「観光客であふれるお洒落な街をこの長靴姿で歩くのはさすがに恥ずかしい・・・」と思い、いつも通りバス停まで送ってもらうことにしました。
「なんでこんなときに限って長靴で着てしまったんだ!」と、全くもってオーマイガッツ石松な心境でした。
オーマイガッツ石松←言ってみたかっただけ)

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次回への心構え

ワイン葡萄栽培の指導をしてくれている地元のワイン醸造の見通しでは、次の工程は6月ぐらいになりそうとのことだったので、次回の訪問は6月の週末を予定しています。
今から待ち遠しいです。
それまでに、もう少し体力がついているといいなと思います。
次回からは「作業用の格好のままで必殺スッピン」という手抜きをせずに、靴と洋服とお化粧道具の用意はちゃんとした状態で訪れたいと思っています。
「オーマイガッツ石松!」このフレーズ、なんか好き・・・)

エコビレッジ情報  http://ecovillage.greenwebs.net

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