ワイン体験レポート『6月』Vol.1

f:id:n-a-creation:20170624204120j:plain

久し振りのエコビレッジ

2017年6月10日(土)から1泊2日でエコビレッジに行き、ワイン葡萄の栽培作業に参加してきました。
5月はGWのお出掛けがあったり、エコビレッジがいろんな行事や来客で忙しかったこともあり、ワイン葡萄の木たちに会えずに過ぎました。
4月に、葡萄棚の一番下の針金にワイン葡萄の枝をアートのように美しく(?)巻き付けて以来、どんな風に成長しているのかを見るのがとても楽しみで、その週末の天気予報は雨だったのですが、エコビレッジ行きを情熱と根性で決行することにしました。

エコビレッジ情報 http://ecovillage.greenwebs.net/

あいにくの雨

いつも私がエコビレッジで作業をするときは、天気予報が雨となっていても運良く晴れてくれていたので、今回もまた同様にイイ感じで作業ができるのではないかという希望的観測と共に、長靴姿スーツケースをガラガラと引きながら、土砂降りの中張り切って出掛けました。
1時間半ほどバスに乗っている間、雨が段々と弱くなってきていたので「これなら今日の作業もきっとイケるんじゃないかな・・・」と思っていました。
でも、ずっと雨が降ったり止んだりの繰り返しだったので、作業の指導をしてくれるワイナリーのオーナーの判断で、その日のワイン葡萄の栽培作業は次の日に延期となりました。

f:id:n-a-creation:20170624210607j:plain

ワイナリー訪問

お昼前にエコビレッジに着くように行き、一緒にランチをとる予定だったのですが、午後に何もすることがなくなってしまったので、他の予定を入れて時間を潰してからエコビレッジへ向かうことにしました。
その地域にはワイナリーが幾つかあるのですが、私は今まであまり訪れたことがなかったので、これはいい機会だと思い、レストランと見学施設がある一般観光客向けのワイナリーに言ってみました。
中庭の芝の緑建物の赤い屋根が綺麗な、広々とした敷地でした。

素敵なランチ

まずはレストランでランチをとることにしました。
シンプルで落ち着いた造りの店内は広く、奥に見えるキッチンにはシックなレンガ製のビザ窯がありました。
にしようかパスタにしようかピザにしようかずいぶんと迷った末、娘はレストランの人気メニューのビーフハンバーグを、私はその土地の食材を組み合わせたピザに決めました。
パン・サラダ・スープ・ドリンクのビュッフェがセットになっていて、ボリューム感がありました。

f:id:n-a-creation:20170624204917j:plain

驚きと感動のピザ

ピザはニシンキタアカリ(じゃがいも)チーズがのっていて、地元の大自然の恵みを丸ごと頂いているようでした。
「ピザにニシンをのせるなんて大胆な発想だなぁ」と思いつつ一口食べてみると、その美味しさに驚き「おぉー!」と声を出して感動してしまいました。
塩焼きのように仕上がったニシン小骨もきちんと取り除かれており、ふわふわした食感で、とても手間が掛けられているのがわかりました。
ニシンにはアンチョビほどの塩辛さとクセの強さがないので、ホクホクのじゃがいもと程よい濃さのチーズに上品にマッチして、とても優しい味なのですが、独特の余韻を感じさせる奥深さもある不思議で美味な逸品でした。
夏の暑い日に、このピザと冷たいグラスビールを頂いたら最高だろうと思いました。

パンの食べ過ぎ

せっかくなので白と赤のワイングラスでそれぞれ一杯ずつ頂いたのですが、お料理と一緒に頂くとなぜかアルコールの香りと味が強く前面に出てくる印象を私は受け、パンと一緒に頂くのがそれらのワインを味わうベストな方法だと勝手に思いました。
ワインを飲みながらビュッフェのいろんな種類のパンを食べ、食後のコーヒーを飲みながらデザートに甘いパンを食べ、パンだけでもかなりお腹がいっぱいになりました。
レストランのワイングラス私の好みとは違ったのがちょっぴり残念でしたが、新感覚のピザ焼きたてのパンがとても魅力的なレストランでした。
紅茶のダイスチョコゴロゴロと贅沢に入っている『紅茶パン』イチオシです。

f:id:n-a-creation:20170624205247j:plain

ワイナリーの施設見学

その後はワイナリー施設の見学をしました。
今の時期は何も作業が行われていないとのことで、静かな施設を見て回りました。
ワインをボトルに詰める機械や、ラベルをボトルに貼る機械など、動いていなくても十分に興味深かったです。
たくさん並んでいる樽を見ると、秋の収穫樽の中で眠っているワインのイメージ膨らんで、なんだかワクワクしてきました。
敷地のなかにはベーカリーカフェもあり、地元の葡萄で作った『ナイアガラソフトクリーム』というメニューがありました。
お腹が既にランチのパンでパンパンだったので(←なんちゃって★プププ・・・)そのソフトクリームは食べられませんでしたが、次回また訪れた際にはぜひとも食べてみようと思いました。

ワイナリー情報 http://yoichiwine.jp/

新しい仲間

夕方前にエコビレッジに着くと、新しく仲間入りしたニワトリと羊を見つけました。
もう雨もすっかり止んでいたので、娘と一緒に動物たちに挨拶に行きました。
「やっぱり大自然の施設には動物がいなくちゃ!」と、動物好きな私たちはテンションが上がりました
羊は『レンタル羊』で、いろんな場所で人間にすっかり慣れているようで、私たちが「羊ちゃーん!」と声を掛けながら柵まで行くと、全員が物凄い勢いで走って寄ってきたので「あ・・・あげるエサとか何もないのに、あんな情熱的な目期待されて、どうしよう・・・」少しひるみましたが、とりあえずその辺の草ブチブチちぎって羊にあげながら、ふわふわの毛並みを撫でて戯れました。

f:id:n-a-creation:20170624205625j:plain

ワイン葡萄の木たちとの再会

その後、私は羊エリアの奥にあるワイン葡萄棚を見に行きました。
細々とした木が結わえ付けられているだけだった寒々しい景色が、ワイン葡萄のフサフサの葉っぱ明るい緑に彩られたボリュームのある景色に変わっていて、自然の生命力と大地の力強さを感じました。
夜は地元の農家などの人たちエコビレッジに集まり、会議とお食事会があるとのことで、ワイン葡萄の栽培作業を指導してくれるワイナリーのオーナーが畑にきていたので、一緒にワイン葡萄の棚を見て回りました。

ワイン葡萄の木たちとの繋がり

4月に葡萄の木を葡萄棚に結わえ付ける作業で、私が手掛けた所の出来を聞いてみると「なかなかの出来で良かったよ」と言ってもらえて、とても嬉しかったです。
エコビレッジのワイン葡萄は、心配だったけど思いのほか順調に育っている。」とのことでホッとしました
実際に自分が関わっているワイン葡萄の木たちを、私はなんだか家族の様な、仲間の様な、そんな『繋がりのある大事な存在』と感じています。
冬に入る前の剪定作業から参加しているので、前回の作業のときも「雪の下でよく頑張って一冬を越したねぇ・・・」という気持ちでした。

f:id:n-a-creation:20170624205844j:plain

『芽欠き』と『除葉』

今回する作業は『芽欠き』と『除葉』で、作業は次の日にすることになっていたので、方法は実際に作業するときに教えてもらうことにして、なぜその作業が必要なのかを教わりました。
『芽欠き』は、たくさんの葡萄が養分を取り合って痩せることがないように、その木に育つ葡萄の数を調整する為の作業で、そうすることで葡萄が十分な栄養を摂ることができ、より良く育つからとのことでした。
『除葉』は、葉っぱがあまりたくさんありすぎで、芽が日光から遮られてよく育たなくなるのを防ぐこと、葉っぱ同士が重なってカビが生えるのを防ぐ為風通しを良くするという意味があるとのことでした。

難しいミッション

次の日に実践する『芽欠き』と『除葉』の作業がとても楽しみでしたが『カビ』というキーワードから、葡萄の木たちがカビや病気でダメにならないように注意しながら管理していかなければならないという難易度の高いミッションがあることに気付き「自分はこの葡萄たちを少しでも良い状態で育つようにケアしてあげられるのだろうか」と、不安になりました。
ワイン葡萄に限らず、農作物を栽培している人たちは毎年そういった心配や天候振り回されたり悩まされたりしながら、なんとか上手く乗り越えられるよう努力しているのだと思うと、農業の大変さと農業を営む人たちの精神力の強さを感じました。

f:id:n-a-creation:20170624211046j:plain

パワフルな人々

6時半になるとエコビレッジと関わりのある農家などの人たちが集まり、会議が行われました。
これからみんなで一緒に作り上げていくイベントのことなどについて話し合い、アイディアを出して煮詰めていました。
集まっているメンバーは、ほとんどがこの地域の特性に魅力を感じて、遠くから移り住んできた人たちのようでした。
『自分で望んで選択してこの地域にきた』皆さんは、とてもイキイキとしていて、充実感に満ち溢れているように見えました。
私は端の方でただその様子を眺めていただけなのですが、ここに集まっている人たちが末永く素晴らしい仲間として、様々な発展をして欲しいなぁと思いました。

ワイン体験レポート『6月』Vol.2に続く

ワイン体験レポートシリーズ

www.n-a-creation.com

www.n-a-creation.com

www.n-a-creation.com

www.n-a-creation.com

www.n-a-creation.com

www.n-a-creation.com

www.n-a-creation.com