ウチの娘氏


のび太』な娘氏

私には野比のび太のような娘がいます。
小学校にランドセルを置いたまま家に帰ってきてみたり、Tシャツやジャージのズボンをうっかり前後ろ逆に着用してみたり、靴下の色が左右違っていても気付かずにそのまま出掛けたりと、日々いろんな『痛さアピール』をしてくれます。
夏に冷凍庫からアイスクリームを取り出した後、扉を閉めるのを忘れて冷凍庫の中身を台無しにされたこともあります。
液体をこぼすのはお約束で、物を持てば落とし、歩けば転び、鈍くささと間の悪さから自分で勝手にトラブルを引き寄せるその姿は、もはやのび太以外の何者にも見えませんでした。

残念な才覚

2歳の頃、娘氏はリトミック教室に通っていたのですが、レッスンに遅刻してきた内気な女の子がいたので私は「お友達をみんなのところに連れて行ってあげたら?」と娘氏に言いました。
すると娘氏は張り切ってその女の子の手を取り、得意げ「こっちだよ!」と言って他の子供たちと先生が集まっている輪とはあきらかに違う方向を目指して自信満々に走り出しました。
「いや、そっちじゃなくてあっちでしょ!」と私に言われると、娘氏は「テヘヘ」という顔で進路を変え、みんながいる場所へ到着したのですが、思えばあの頃から既に娘氏の残念な才覚は姿を現していたのだと思います。

むしられたボンボン

リトミック教室では楽器遊び道具を使いながら音楽に合わせて身体を動かすので、子供たちはいつもご機嫌の様子でした。
ある日、娘氏はボンボンの飾りボタンがついた、私の手作りワンピースを着て、嬉しそうにリトミック教室へ行きました。
レッスンが終わる頃にお迎えに行くと、カラフルで可愛いボンボン一つもなくなっていました。
「一体何が起こったんだろうか?!まさか、いじめられた?!」心配に思いながら娘氏に尋ねると「ボンボンをむしって遊んだんだよ!面白かったから、みんなにもむしらせてあげたんだよ!」と、胸を張って誇らしげに教えてくれました。


子供は知らないことだらけ

お友達にも楽しさのお裾分けをするのは素晴らしいことですが、「子供って、ボンボンを見るとむしり取るんだぁ・・・」と、予想外の展開衝撃を受けながら、家に帰ってワンピースにボンボンをつけ直しました。
「お洋服の飾りはとっちゃいけないよ。せっかく可愛いのが台無しになっちゃうからね。」と私が何度も念を押して言い聞かせると「なぁんだ、そうだったのか!」と娘氏。
「そうか!教えてないから知らないんだ。子供って本当に全てを一から教えないとダメなんだなぁ・・・」としみじみ思い「この先、こんな予想外の展開と衝撃がどれだけ待ち受けているのだろう・・・」不安に思いました。

ありえない間違い

6歳の頃、娘氏が歯磨きをして仕上げにブクブクうがいをしていると、マンションの前に救急車が停まり、娘氏は口をブクブクさせながらリビングの窓際に移動して、しばらく外の様子を眺めていました。
救急車に気をとられ、自分が今リビングにいるということを忘れてしまったようで、娘氏はくるりと振り返ると口の中の水をなんとその場で勢いよく吐き出しました。
「あっ、洗面所と間違えちゃった!アハハハ!」と笑う娘を見て呆気にとられながら「いやいや、後始末するこっちの身にもなってくれ・・・普通、そんな間違いする?!」と、ガックリして倒れそうになりながら後始末をしました。

響かないお説教

こんな調子の娘氏を見ていると、将来ちゃんと生きていけるのかと私は不安になり「もっとしっかりしなさい!!」と、のび太のママ並みガミガミお説教をしてしまいます。
でもウチの娘氏にはスーパーポジティブという強みがあるので、私がどんなにお説教をしても、終わって5分もたたない内に鼻歌を歌いながら好きなことを始め、挙句の果てには「ママの話って長いから疲れる」と理由をつけて昼寝をしだす始末で、全く響いているようには見えません。
なので、自分だけが必死「キィーッ!」となっていることが馬鹿らしく思えてきて、とても虚しくなります。


読めない貼り紙

最近ずっと、決めたルールを守らないでサボってばかりいる娘氏に「いつからルールは勝手に変えても良くなったの?!それで本当に良いと思ってるの?!」お説教をしました。
数時間後、本棚に小さい紙が貼ってあるのを見つけ、よく見てみると『ハーハは変えない』と書いてありました。
「反抗的に自分の意思を主張しているのか、それとも何か変なおまじないでも始めたのか、今度は一体何なんだ?」とあれこれ考えながら「これ、どういう意味?」と訊ねると、娘氏は「はぁ?!何言ってんのママ。ルールは変えないって書いてあるのが読めないの?」偉そう威張り気味で答えました。

説得力のある意見

勝手にルールを変えてはいけないということを忘れないように、紙に書いて見える所に貼るという娘氏なりの効果的な方法なのですが『ル』の字の最後のハネが小さすぎ『ハ』にしか見えず、思わず「ハネ、ちっちゃっ!これじゃ読めないよね。」と私。
すると「ちょっと字が汚くなっちゃったけど私には読めるし、私が読む為の貼り紙なんだから別にいいでしょ!」強気な娘氏に「まぁ、確かにその通りですね・・・」納得させられながら「とりあえず素直に反省する可愛さがあって良かった」と思いました。

生きる為の知識

そんな娘氏ですが、私が仕事を始めて忙しくなってからは、自ら家事を覚えたがり、いろんなことに挑戦して着々『生きる為に必要な知識』を身につけています。
掃除機かけ食器洗いも手際が良くなり、お洗濯も私のお洋服が別の色に染められることはなくなりました。
お料理カレーシチューだけでなく、様々な味付けを覚え、自作の料理を嬉しそうに食べています。
先日、健康診断も終わったので「久しぶりにワインを飲む!」と私が宣言(?)すると、娘氏が「じゃあ、ワインに合う料理は私が作ってあげるね!」と、一人でせっせと作ってくれました。


娘氏の料理

鶏肉と野菜のトマト煮、チーズのせ』味噌赤ワイン我が家の隠し味で、私が作るのと同じ味に仕上がっていました。
『オリーブオイルで焼いたカリカリ餃子』はこんがりとキツネ色に焼き上がり、普段はハーブソルトをつけてワインと一緒に頂いているのですが、今は減塩生活を心掛けているので何もつけずそのままで頂きました。
ブロッコリーとコーンのサラダ』はシンプルですが彩り良く盛りつけられていて、これもドレッシングを使わずにそのまま頂きました。
オーストラリアミディアムボディーカベルネ・シラー』にとてもマッチしていて、10歳の娘氏の料理に感動しながら美味しく頂きました。

待ち遠しい将来

家でワインを飲むときは、家庭の簡単な料理で頂きます。
鯛めし茶碗蒸しにはシャブリマグロの赤身わさび醤油で頂きながら重めのボルドーなど、和食ワインを頂くのも結構好きです。
シャンパを飲むときは、シャンパ繊細な味をメインに味わいたいので、敢えてシンプルにバケットや、クリームチーズをのせたクラッカー、フルーツなどで頂きます。
若い頃は、フルーツジュース店苺ジュースを頂きながらシャンパを飲むのが気に入っていました。
将来、娘氏と一緒にワインを楽しめる日待ち遠しく感じつつ、それまでの10年間肝臓や腎臓を大切に守って生きなくてはと思いました。

けっこうな違い

先日、娘氏が「人生は、半分は良いけど半分はクソだからね」と言い出しました。
「人生は良いことも悪いこともトータルすると半々なんだよ」という私の言葉を聞いて「人生は良いこともあれば悪いこともあるから、ムカつく思いをすることもたくさんあるよね。」と言いたかったのが、どうやら最近テレビで芸人さんたちが「クソがっ!」というのを見て『悪いこと』という言葉を『クソ』置き換えてしまったようでした。
『人生は良いことも悪いことも半々』『人生は半分がクソ』では、何となく似ているように聞こえても内容はかなり違うので、慌てて娘氏に解説をし、女子なんだから『クソ』
とか言うのはやめた方がいいと教えました。


発達障害』という病気

子供は勘違いしやすく、そのまま大人になって将来恥をかくことになるかもしれないので、私は娘氏の言動には気をつけて、その都度きちんと正していかなくてはと思いました。
子供の内は、まだ成長過程なので失敗未熟な行動をするのが当たり前ですが、大人話の要点物事の優先順位理解できない人の中には発達障害という病気で、自分ではどうすることもできずに悩んで苦しんでいたりする人もいるそうです。
また、診察を受けていないから発覚していないだけで、周りはうっすらと感づいているけれど本人には全く自覚がない『隠れ発達障害な人もいて、社会的立場が高い職業の人たちにも多く、幼稚な考え方や行動が目立つのだそうです。

理解できない考え

「迷惑をかけるのが病気のせいとなると、本人もツラくて苦労が多いだろうな・・・」と思うので、私はなるべく親切に接しようと心掛けています。
ですが、病気のせいではなく単に自分が『注意深く考えて改善する努力』怠り人をアテにしているだけの場合は、どうしてなのかと思ってしまいます。
自分も含め、人間には弱さがあり完璧ではいられないものですが、自分が手抜きをして楽ができるなら他人の迷惑はお構いなしな人誰かのせいにしてごまかして逃げる人が私はどうにも嫌いです。
子供じゃあるまいし、どうしてそんなことができるのか理解できません

『ダメ、怠慢!』

立場的に、そういうズルい人から迷惑を被っても我慢して笑顔で円満に接し続けていかなくてはならない理不尽な状況に置かれている人が、世の中にはたくさんいるんだろうなと考えると、そんなポジションで頑張っている人たちを激励したい気持ちでいっぱいになります。
『頑張って!わかる人にはその我慢や努力が伝わっているから!!いつかきっと何らかのカタチで報われるから!!』
最初はみんな真っ新な子供だったはずなのに、いつの時点でそんなズルい考えを教わり、どんな環境で育ち、そうなってしまうのかと考えてしまいます。
私は娘氏には『怠慢な理由で人に迷惑をかけてはいけない』ということをちゃんと理解できる、誠実で心の強い人間になって欲しいと願います。

娘氏に幸あれ・・・★

そんな娘氏がブログを始めましたので、よろしければ是非ご覧ください(*^^*)
娘氏の日常日記