娘の卒業式


卒業式

先日、娘の卒業式に出席しました。
毎年この時期はまだ雪が残っているのですが、今年はうららかな日々が続いているお陰で雪もすっかり消え、明るい日差しの『卒業式日和』となりました。
幼稚園や小学校の様々なイベントでは、良い条件で鑑賞や撮影をしたい場合は『場所(席)取り』が必要となるので、保護者には早い時間から並ぶというミッションがあります。
卒業式でも『場所(席)取り』があり、私は開場時間より早めに学校に行き体育館前の廊下に並んだので、前から2列目のお席を確保することができました。
卒業式が始まる前に子供たちと保護者との写真撮影が行われ、大人も子供も緊張の面持ちで記念の一枚に写りました。

娘の作文

その後、保護者は控室に案内され、再び体育館への入場案内があるまで廊下に展示してある卒業生の作文絵画などを見て過ごしました。
娘の作文には『私が空手を習ってみたいと思ったとき、ちゃんと続けられるか不安で迷っていたら、お母さんが「自分がやりたいと思ったことには積極的に挑戦して前向きに取り組んでみればいいよ。どうしても辛くなったら無理せずに辞めるという選択肢があってもいいんだから。ただ、せっかく挑戦するなら、まずは全力で頑張りなさい。」と背中を押してくれたので、安心して始めることができました。自信を持って取り組んで頑張って練習をしたら、段級審査にも飛び級で合格することができました。私は、お母さんの言葉を忘れずに、これからの人生でも自分のやりたいことに前向きに取り組んでいこうと思います。』とありました。


親の影響力

私が家で見ている普段の娘とは違う、やけに大人びた視点しっかりとした文章「子供なりに社会生活を通して、こんなに成長していたんだなぁ・・・」と何とも言えない気持ちになりました。
娘が空手を習い始める際に私が言葉を掛けたことは、私の中では「そういえば言ったかなぁ」という程度で、日々の出来事の一つでしかありませんでしたが、娘にとってその言葉はとても深く心に響いていたと知り、子供の感受性と、親の言動が子供に与える影響の大きさを知りました。
自分には特別な記憶として残っていない言葉でも、誰かの心に響いてその人をプラスの方向に後押しできるということは素晴らしいことですし、それが我が子の支えとなり今後の生き方の指針になるならば嬉しい限りだと思いました。

感謝のお手紙

控え室のテーブルの上には卒業生がそれぞれ作ったレターホルダーが並び、親へ宛てたお手紙が入っていました。
保護者達は自分の子供からのお手紙を手にし、読みながら泣いている人もいました。
娘のお手紙には『お母さん、いつも支えてくれてありがとうございます。私が困った時にアドバイスをしてくれ、なぐさめてくれてありがとうございます。いつも作ってくれる料理は美味しいです。お母さんにはお仕事があるので、これからも頑張って下さい。』と書いてありました。
親にとって、我が子が困っているときに支えて見守るのは当たり前の行動ですが、子供にとって親のそんな行動は大きな安心感に繋がり、それを人生の道標にして子供は成長していくのだなぁと感じました。


『優しさ』と『気遣い』

私は、仕事を始めてから簡単な時短料理ぐらいしか作っていなかったので『料理が美味しい』と感謝されると「こちらこそ家事のお手伝いをしてもらってありがとう。いつも大したお料理じゃなくってごめんね・・・」と、何だか逆に申し訳ないような気持ちになってしまい、これからは休日に料理の作り置きをもっとするようにして、もう少し手の込んだお料理で娘を育てていこうと思いました。
外で働くようになって、以前よりも娘に時間と手間を掛けることができなくなっていますが、働く親の姿を見て娘は、忙しい人や頑張っている人のお手伝いをして応援するという優しさ気遣いを学んでくれているような気がしており、それは娘にとって良い成長だと感じています。

子供の環境

私は毎日の仕事が忙しくてどんなに疲れても、やりがいを感じながら仕事をこなし、達成感歓びを感じています。
もちろん仕事は楽しいことばかりではありませんが、どう受け止めてどう乗り越えるかは自分の意識次第なので、娘にはそんな風にたくましく生きる母親の姿から仕事に対する姿勢、社会の一員として生きる意義や責任も学んでもらえたらいいなと思います。
常に母親が子供の側にいて全てが揃っている環境も子供には幸せだと思いますが、働く親のもとで親に対する優しさ思いやり、家族の一員としての責任感を学ぶ成長も大事なので、私は自分が外で仕事をしていることに罪悪感を持ったり、子供に対して引け目を感じたりはしていません。
それぞれにメリットがあるので、どちらの環境もアリだと思っています。


素敵な晴れ姿

保護者の入場が校内放送で促され、私は体育館に移動しました。
スーツ、袴、中学校の制服などを着た卒業生たちが拍手と共に入場し、卒業式が始まりました。
卒業証書授与は、卒業生が一人ずつ順番にステージに上がり校長先生から証書を受け取るのですが、練習を積み重ねてきただけあってみんな大きな声で返事をして凛々しい姿晴れ舞台を飾っていました。
娘は幼稚園の卒園式では袴姿だったのですが、今回はスーツにすると言い、お気に入りのスーツ姿で満足そうな顔をしていました。
男女共に華やかな袴姿の卒業生が多く、私は「女の子は着付けと髪のセットの為に早起きが大変だっただろうなぁ・・・」と思いました。
娘の袴姿は、今度ゆっくり写真館で撮影しようと思っています。

感動と号泣

保護者席のすぐ隣は小学1年生の席で、卒業生席の娘と小さな1年生の子供たちを見ていたら「このくらい小さかった娘が、スーツ姿で立派に卒業証書をもらうお姉さんになるなんて・・・」感動で涙が溢れ、そこからはずっと号泣でした。
ポケットティッシュ1つをまるっと使い切るほど泣いたので私の顔はすっかりパンパンで、卒業式前に写真撮影をしてもらっていて本当に良かったと思いました。
卒業式後は教室に移動して担任の先生やクラスメートと写真撮影をし、外に出てからは校長先生や在校生のお友達と写真撮影をし、どこの保護者もひたすら子供たちの為のカメラマンに徹していました。
少し風があり、気温の割には肌寒さを感じるお天気でしたが、子供たちはとびきりの笑顔でした。


卒業を祝う会

娘の小学校では卒業式後の『謝恩会』がなく、代わりに卒業生の保護者主催『卒業を祝う会』として午後からボーリング大会が予定されていました。
ボーリング場を貸し切って行われたその会にはほとんどの卒業生が参加していて、かなりの賑わいでした。
私は腰を痛めると困るのでゲームには参加せずに見学をしながら写真撮影をしていたのですが、子供たちの熱気ですっかり疲れてしまいました。
娘は仲良しのお友達と同じチームでゲームをして楽しんでいました。
iPhoneiPadを持参してLINEの交換をしている子供が何人かいて、娘も張り切ってお友達と交換していたので、LINEをしているメンバーや各家庭のルールなどが垣間見えました。

LINEのルール

iPhoneは持っているけどLINE禁止iPadだけしかないけどLINE可能LINEリビングでのみ可能iPhoneiPadも使用は夜の9時までなど、各家庭でいろんなルールがあり、そのルールは親子間できちんと徹底されていて、やはりどこの保護者もLINEやSNSでの子供のトラブル警戒してを練っているようでした。
LINEデビューしたばかりのウチの娘とのルールは『グループLINEは禁止』『LINEをするときは許可を得てから』『アカウントは私と共有』の3つです。
私は自分でも仕事以外でLINEを利用することはほとんどなく、子供同士のLINEについてなど全く予想がつかないので、今後の状況をみて調整していこうと思っています。


気になる一冊

帰りは娘と二人で卒業祝いのお食事をしようと思ったのですが、ボーリング場で軽食が出た為お腹が空いていなかったのでアイスクリームを食べて帰ることにしました。
ボーリング場が入っている商業施設の本屋に立ち寄り、二人とも前から欲しかった『俺🐾つしま』という猫の漫画本を購入し、読むのを楽しみにしながら「今日はとても良い一日だったね!」と足取りも軽く帰路につきました。
この漫画本は以前から気になっており、先月、美容室に行った際に待合室に置いてあったので、髪をカットしてもらっている間に読んでみました。
リアル感溢れる画猫あるあるな内容妙にツボにはまり、思わず出そうになる大きな笑い声をなんとかこらえようと我慢した結果、今度はが溢れてきました。

パンチのきいた猫漫画

笑い声と涙をこらえていたらどんどん苦しそうな形相になってしまい、それを見た美容師さんはその本の内容が悲しくて私が泣きそうなのだと思ったようで「大丈夫ですか?最近、動物を虐待している酷いニュースもあって許せないですよね!」と話しかけてきました。
「いや、この漫画が面白すぎて・・・」とはとても言えない雰囲気だったので、私は「そうですね!虐待は許せないですよね!」と会話を交わし、それ以上は漫画を読み続けるのを断念しました。
「これは自宅で読まないとダメなヤツだな・・・」と思い「きっと購入して全部読むぞ!」と心に決めて帰ってきた、そんな漫画本なのです。
とってもおちゃめなデブ猫ちゃんが出てくる漫画で、思わずクスッとなる内容です。

よろしければ皆様もお試しになって、ぜひ癒されてくださいませ 😸