ドッグイヤーとマウスイヤー
犬の1年は人間の1年の7倍の速さで進むといわれていて、特にIT関連技術の進歩の速さを表す表現として「ドッグイヤー」という言葉が使われていたが、現在は人間の1年の18倍の速さで進むネズミの1年「マウスイヤー」という言葉が使われるほど、IT技術の進歩が更に驚異的なスピードで進んでいるのだそうだ。
世の中のスピード
つまり、世の中は日々目まぐるしい変化を成し遂げており、それはIT技術に限ったことではなく人間の価値観や流行においても言えることのようだ。
物への価値や自分の時間を何に使うかという選択価値、注目される事柄など全てが変化していると聞くと、確かにその通りだと思い当たる。
選択肢の変化
テレビや映画を観るのにどんな手段でどのように時間を使うかという選択、買い物をする方法やその際に時間と労力をどう費やすのかという選択、学習をするのにどんなツールを使いどれくらい費用と時間をかけるのかという選択など、選択肢自体も多様化しどんどん変わってきている気がする。
価値の変化
以前、人々は物を所有することに価値を見出していたが、現在はIT技術の進歩により物を所有するということよりも実際に体験し臨場感を感じることに価値を求める傾向にあるとのことで、音楽などがわかりやすい例だった。
CDを買わなくても他の方法で幾らでも曲が聴ける環境になっているから、人々はCD購入ではなくライブを体感することにお金を払うのだ。
見極めのスピードとチャンス
ニーズに変化があるならば、それに合わせた素早い対応が必要となり、その変化を見極めて素早くビジネス展開をしないとチャンスを失うことになるので、その為にフレームワークを上手に活用してスピーディーに企画を形にして運営することが大事なのだそうだ。
フレームワーク
一般的によく知られているSWOT分析、4P、4Cなどパターンが決まったフレームワークだが、それを何度も繰り返して自分で使いこなせるようになり、更にアレンジを加えてケースバイケースで応用できるようになると良い。
その為にはやはり経験を重ねて数をこなすのが一番のようだ。
情報と柔軟な発想
早い段階でいろいろなパターンのフレームワークを知り、柔軟に使いこなしていけるようになるとマーケティングの力がどんどん伸びるのかと思いながら話を聞いていると、フレームにはめ込むまではスムーズになるが、そこから先はクリエイティブな発想ができるかできないかで結果が大きく変わるらしい。
つねに情報に敏感でいることが重要となるので自身のアンテナや情報をキャッチする力も求められ、マーケティングとは一筋縄ではいかず奥深い。
ポイント
フレームワークで情報分析をしていく際には抽象的な表現方法は使わずに、つねに正確な数字のデータを使用した方がまとめやすくなると言われ、実践したら本当に全然違った。
私は気がつくとどうしても数字より感覚で考えてしまっているので、まずはそこから直さなくてはと思った。
平均寿命
いろんな説があるようだが、医療技術の進歩により2007年生まれの人間の平均寿命は107歳になるであろうとも言われているらしい。
自分の娘が107歳まで生きるなんて考えたことなど一度もなく、衝撃を受けた。
85歳以降の約20年、娘が一体何をしながらどんな風に生きていくのか想像もつかない。
自分の場合は、もし女性の平均寿命の80代まで生きれるとしたら私の人生は今中間地点で、あとまだ半分残っていることになり、もしかしたらもっと長いのかもしれない。
将来の生き方
40代から起業の勉強を始めて将来の夢に向かうなんて遅咲き過ぎなのかと焦る気持ちもあったが、女性の起業平均年齢は59歳だと聞いてとても心強く思い、安心した。
今まで生きてきた年月と同じくらいの長さの人生をこの先また歩むのに、夢や目標がなく繰り返しだけの毎日しかない未来を想像すると少し淋しい気がする。
やはりなるべくなら人生が終わる時までワクワクした気持ちでいたい。
長寿の世代
平均で107歳まで生きるともいわれている世代の娘には、ぜひともしっかりした分析力とクリエイティブさを身につけて逞しく自分の人生を生き抜いて欲しいと思うので、親として教えられる情報をたくさん用意しておくとともに、いろんなことに興味を持って育って欲しいと願う。
濃い時間
午前から夕方まで通しての長いスケジュールだったが、話を聞くのに夢中であっという間に感じられたセミナーだった。
今の時代に対応した考え方や理解の仕方を学べ、今まで考えたこともないようなことに気付けた。
人懐っこい自分の性格が役に立ち、講師の先生とランチをご一緒させて頂き、充実した1日を過ごすことができてとても楽しかった。
「ダメもとでもお伺いしてみる」というチャレンジ精神をモットーにしていて良かったと思った。