フリマアプリ
私は携帯のフリーマーケットアプリ「メルカリ」を利用している。
CMを見て気になっていたのだが「騙されるんじゃ・・・」という未知のものへの恐怖心からずっと利用を見合わせていた。
知人がよく利用しているとのことで、内容を聞いたところ「大丈夫そうかも」と思い利用を始めた。
そしてそれ以来、かなり便利に活用している。
メルカリのシステム
メルカリは自分が売りたい物の写真と説明文を自分のページに載せて出品し、コメントで質問や回答をやりとりしながら取引を成立させるシステムになっている。
出品者は価格設定や、送料を自分が負担するかどうかも自分で決められ、購入者はフリーマーケットならではのお値下げ交渉もコメントを通してできる。
商品が売れた際に売上金額の10%が手数料としてメルカリ事務局より引かれ、その差額が出品者の売上金となる。
購入する側には手数料はかからない。
取引の安全性
取引が成立したら購入者が支払い手続きをするのだが、その支払われた内容は一旦メルカリ事務局が預かり、最終的に購入者が商品を手にして確認した後で「受取評価ボタン」を押すまでは出品者に渡らず、商品が届かなかったり劣悪品が届いたりと問題が発生した際には、事務局を通して取引の取り消しなどの対応が出来る安心なシステムになっている。
安心な流れ
購入者による支払い手続きが済んだことが確認されたら、メルカリ事務局から出品者に商品を発送するよう指示が出て、出品者が発送を完了したら、メルカリ事務局から購入者に連絡が入る。
購入者が受け取った商品を確認し、もし問題があった場合は事務局に連絡し、何も問題が無い場合は最後に「受取評価ボタン」を押して、そこで初めて取引が完了し出品者に売上金が入るという流れだ。
チェックポイント
「評価」というのは、出品者も購入者も「良い・普通・悪い」の3段階で判断しコメントを添えることもできるので、その評価成績を基にその相手と取引をするかを決める利用者も多いようだ。
「評価」の数でその人の取引経験や、信頼度がわかるのだ。
自分のプロフィール欄に「評価が悪い人とは取引しません」と明記している人もいる。
売上金について
売上金は貯めておくことも商品を購入時に利用することも可能で、一定の金額に達したら自分の指定口座に振り込んでもらうことも出来る。
売上金の交換期限は売上が計上されてから1年と決まっているので、まめな期限チェックをするなど注意が必要だ。
私の場合
とりあえず実際に自分で購入してみて取引の流れを把握することにした。
いろんな利用者がいるので中には雑な人もいると知人に聞き、初めての取引は不安でかなりドキドキしたが、特に問題なく取引は完了した。
そして次に出品にも挑戦してみたところ、ほんの何点かは売れたが、その後ほとんど出品はしておらず、今では購入者としてのみ利用している。
学んだこと
メルカリでの購入を通して、学んだことが幾つかある。
まず、靴はあまり購入しない方が良いということだ。
靴は未使用の新品だとしても経年劣化で繋ぎ目がはがれたり、合皮の場合は表面がひび割れてしまうので、履いて間もなくガッカリすることがある。
素材や何年前の物かにもよるのだが、劣化しやすい靴の購入を私はあまりお勧めしない。
お値下げ交渉をする際は
まず出品者のプロフィールを見て、値下げ交渉OKな人かどうかを確認してからコメントをした方が良いと思われる。
お値下げ交渉について何も記載されていない場合は、お値下げ交渉が可能かの確認から入るのも一つだと思う。
マナーの大切さ
ありえない金額のお値下げ交渉をしたり、コメント内容が乱暴だったりふざけていたりする場合もあるらしく、嫌気がさして取引に結構厳しくなっている出品者もいるようだ。
自分が失礼な態度をとられた場合は、その相手をシャットアウトできるシステムもある。
礼儀正しくすることはコミュニケーションの基本で、どんな場でも大切だということがよくわかる。
意外な基本ルール
メルカリの基本ルールは早い者勝ちで、コメントで取引についてやり取りをしている最中でも、他人が購入してOKということになっている。
横入り的なシステムを嫌い、その場合は取引を取り消す出品者もいれば、順番よりもとにかく提示価格で購入してくれる人を歓迎する出品者もいるので、事前にプロフィールで確認しておいた方が嫌な思いをせずに済むかもしれない。
いろんな出品者
出品者には、売上金が目的ではなく不要になった物を捨てずにまた誰かに喜んで使ってもらえることを重視し、とても良心的な価格設定で出品してくれる人も多く、驚くぐらいお得な買い物をさせてもらえたり、オマケを同封してもらえたりすることがある。
買い物を楽しみながら人の良心に触れることもでき温かい気持ちになるのもメルカリの醍醐味だ。
お試し購入なら
メルカリの最安値は300円なので、とりあえず購入を試してみたい場合は送料込み300円の小さいお買い物をしてみるのも良いかもしれない。
300円の商品は結構あり、中には新品・未使用品の物もある。
小さい金額の方が、もし自分のイメージと現物が多少違ってもショックが小さくて済むのではと思う。
寸法の確認
サイズは、表示が同じ記号や数字でも国やメーカーによって大きさが違う場合があるので、寸法が知りたい時はコメントで問い合わせをした方が確実だ。
バッグやマフラーなどの小物類も写真では大きさがわかりづらいので、実寸法か比較物と一緒の写真を載せてもらうとか、購入前に工夫して知りたい情報を入手した方がトラブルにならなくて良いと思う。
私の対応策
私はリメイクが得意で多少サイズが合わない洋服も自分に合わせて直して着るので、特に問題もなくメルカリを賢く活用するメルカリーヌな生活を楽しんでいる。
(自分で勝手にそう呼んでいる)
最近は腕を上げて、多少難点がある商品もイイ感じにリメイク出来るようになったので、とてもお得な買い物をしていると思う。
見分け方のポイント
ネット市場には偽ブランド品が流通していると言われているが、実際に私もその類の出品ページを目にしたことがある。
明らかにわかる偽物はすぐにページごと削除される。
やはり高額なブランド品は特に注意して、シリアルナンバーやブランドのタグなどを写真で確認してから購入を決めた方が安心のようだ。
また、その正規品を知らなければ、デザインの違いやサイズ、素材や色合いなどの違いに気付くことができないので、公式サイトで本物の商品をよく見たり、工夫して何らかの方法で本物の特徴を把握することができれば、トラブルに巻き込まれないで済むと思う。
支払方法とやり繰り
購入時の支払いに関しては、クレジットカード支払いで簡単に済ませている人もいるが、クレジットカードの登録が不安な人は多少の手間や手数料がかかっても振り込みで支払っているようだ。
また、徹底して自分の売上金の中だけで購入を楽しんでいるやりくり上手な人もいるようで、正に「メルカリ―ヌ」の鏡だと思う。
メルカリの魅力
とてもお得に購入ができ、送料込みの商品が多いのでほとんどの物が送料をプラスしなくても手元に届くのがメルカリの最大の魅力ともいえる。
わざわざ買い物に出掛けて荷物を持って帰ってくるのが段々と面倒になり、今や必要なものはなるべくメルカリで探すのが自然な流れになっている、すっかりメルカリ―ヌな私である。
エコなアプリと配達業界
メルカリは、不要になった物が必要としている人の手元で活用されることで、処分されるところだった物を価値ある物へと変えることができるエコで素晴らしいアプリではないかとも思う。
それと同時に日本ならではの優れた配達システムの存在にも感謝である。
閲覧してみる際は
アプリを無料でダウンロードするだけで、会員登録をしなくても商品の閲覧ができるようになっているので、試しに見てみるならそちらの方が見やすくてお勧めだ。
出品や購入をしたり、気に入った商品情報をキープしたくなったら実際に利用するその時に登録をすれば良いのだ。
興味を持たれた方にはぜひこちらの情報を。
メルカリ情報 http://www.mercari.com
利用の際の注意
購入者は、品物を受け取り中身の確認するまでは「受取評価」ボタンを間違って押したりしないよう、くれぐれもご注意を。
また、世間では100円ショップや300円ショップで安い安いとあれこれ買っていて「いつの間にこんな金額に?!」ということがありがちだったりするので、購入し過ぎにもご注意を。