雪育遠足

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温かいイベント

2017年1月9日(月)、娘と一緒に「雪育遠足」に参加しました。
毎年この時期にプロスキーヤー佐々木明さんが代表となり、東日本大震災被災して避難してきた親子を対象に、もう何年も開催し続けてくれているイベントで、私たち親子は今年初めて参加させて頂きました。

豪華な待遇

スキー界の大物である佐々木代表のお声掛けで、インストラクターをしてくれた方々も有名なプロスキーヤーの方だったり、イケメン俳優の方だったり、普段はなかなか会うことができない専門的な職業の方だったりと、盛り沢山で豪華な顔ぶれでした。
協賛してくれているスキーメーカー大手ということで、スキー道具一式を無料でレンタルさせて頂き、自宅にあるスキー道具よりもはるかに上質の物を身に着け、パーフェクトなフル装備でした。

みんなでスキー

子供は学年別にグループを分け、その中でレベルに合わせた指導を受けていました。
娘は小学4年生で、学校の授業でもリフトを利用してスキーを滑っているので、最初からリフトを利用して上の方の高い所から滑っていました。
私は一昨年の秋に足を骨折していて、また同じところを骨折しそうで怖かったのでスキーはしないで見学していることにしましたが、他の保護者は大人同士でバンバン滑っていい汗をかいていて、久しぶりのスキーで良い運動とストレス発散ができているようでした。

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残念な私

こちらの厳しい冬の中、雪道で転んで骨折しないようにずっと注意しながら生活して、なんとか無事に過ごしていたのですが、一昨年の秋に実家に帰った際に両親と娘と一緒に、久しぶりにお茶会に参加し、茶席に通されるまでの待ち時間が長すぎて正座で足が痺れ、立ち上がったときに転んで骨折するという、雪とは全く無関係の残念すぎる事故でした。

無理もない現実

学生時代は弓道に所属していたので正座には慣れていたはずなのですが、長年の正座から遠ざかった生活スタイルと、大幅な体重増加がこのような結果に繋がったのだと思いました。
学生時代と比べると12キロぐらい増加しているので、足も悲鳴を上げて無理もありません

躊躇と決意

私は和の心が好きなのですが、私が骨折するといろいろと生活に支障をきたして大変なので、もうお茶会には参加しないし、正座椅子なしでは正座はしないと心に決めました。
そんな骨折の流れで、今回のせっかくのスキーのチャンス躊躇することとなり、ガッカリでした。
でも娘には、スキー(骨折しないように)どんどん楽しんで欲しいし、児童館主催のお茶会でお茶の先生にお作法を教えて貰っているので、お茶会にも参加して和の心や礼儀作法を学んで欲しいと思っています。

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スピードチャンピオン

娘のグループを担当してくれたインストラクターの方によると、娘はグループで一番スピードを出していたようで、「グループ一番のやる気と根性を見せてくれましたよ。突っ込んで転んでも何度も起き上がって頑張ってました。良かったですよ。」と言ってくれました。
「有難うございます!」と喜んで答えたものの、少ししてから「でも先生、恐らくそれは曲がりたくても上手に曲がれなくて、結果スピードが加速していただけかと・・・」と心の中で思ったりもしました。

「地球」を感じられる場所

会場となったスキー場は、リフトで一番高い所まで行くと雪山の景色と海の景色が一度に見渡せる、世界で唯一の贅沢なロケーションのスキー場だと、世界中のいろんなスキー場や雪山を訪れた経験のある佐々木代表が言っていました。
娘は、「一番上まで行ったら海が見えて景色がキレイだった。雲が自分より下にあって、雲の中を滑っているときはあまり周りが見えなくてドキドキした。」
と言っていて、それを聞いた私は、なんだかここは「地球」を感じられる、そんな特別なスキー場のように思えました。
同じ地域には温泉のある観光ホテルもあるので、泊りでもスキーを楽しめると思います。

スキー場情報  http://asari-ski.com/

観光ホテル情報  http://classe-hotel.com/

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地域の特性を世界へ

このような素晴らしい環境が身近にあり、上質の雪にも恵まれているこの地域でスキーを楽しみ、将来スキー界で活躍する人材がどんどん生まれたらという佐々木代表の願いも込められた、とても温かいスキーイベントでした。
もともとこの地域で生まれ育っている人も、縁あってこの地域に住んでいる人も、豊かな自然の中で成長し、いろんな方面で将来その地域の特性から学んだことを生かして、世界に羽ばたいていけたら素敵だなと、私も素人ながらに思いました。

冬一番の思い出

私自身はスキーができないので、こういったイベントで娘にスキーを教えて頂けるのは本当に有り難く、私も見学ではありましたが、雪山という自然の中で過ごす時間が持てたことで、精神的なリラックス効果があり良い気分転換になりました。
子供の数に負けないぐらいのインストラクターがいる、あまり例のないゴージャスな環境の中、子供たちがみんなキラキラした笑顔でスキーを教わっていたのが印象的でした。
きっとこの冬一番の忘れられない思い出になったと思います。

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人間の大きさ

今回のこのイベントを通し、好きなことに情熱を傾け、世界を飛び回り実績を積んできた佐々木代表をはじめ、その周りの方々「人間の大きさ」を感じました。
自分が信じた道を進んでいる人は、好きで身を置く世界の発展に貢献したいという思いや、人に対する優しい心が持てるんだろうなと思い、とても感動心から感謝しました。
帰りは全員で記念写真を撮り、大人も子供もお土産を貰い、本当に何から何まで至れり尽くせり、親子で楽しませて頂いた「雪育遠足」でした。

素朴な地域性

娘はスキーの身支度のときに、インストラクターの一員のイケメン俳優の方にスキー靴を履かせてもらっていました。
私たちは純朴な親子なので芸能人にあまり詳しくなく、単純に「カッコいい俳優さんだなぁ」と思いながら、お世話になったお礼を言いました。
帰宅してから、佐々木代表が教えてくれたキーワードで検索してみると有名な方で、恐らくこれが都会で開催されたイベントだったら「キャーキャー」と人が集まって、写真やら握手やらでその俳優の方は囲まれていたんじゃないかと思いつつ、そんな風にならない素朴なところがまた、自然の多い土地の良さでもあるのかなと思いました。

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雪かきのプロ

参加者の中には「腰痛にならない雪かきのマル秘テクニック」なるものを動画でアップしてYoutubeで再生回数が上位になり話題になった方と、その技を伝授した師匠もいて、いろんな意味で雪のプロ集団だと思いました。
雪かきが必要な人にはとても為になると思います。
興味のある方には、ぜひこちらの情報を。

雪かき動画情報  疲れにくい雪かきのコツ - YouTube

雪遊びのプロ集団

娘はスキー場からの帰りのバスの中で、「来年もまた来れる?またあの先生たちに会える?」何度も私に聞いていました。
そのをみていて、とても楽しくて嬉しかったのだと深く伝わりました。
参加者の中には、親が雪遊びの楽しさを子供になかなか教えてあげられない環境の家庭が多いような気がしたので、いつかまた佐々木代表をはじめとした、アクティブでパワフルな「雪遊びのプロ集団」に会えることを期待しつつ、今年の思い出深い冬のイベント感謝しています。