デスクワークと腰痛対策
実務修行として仕事を始め楽しい日々を送っているが、デスクワークでずっと座っているので腰が痛くなるのが難点で、勤務2日目でもう既に腰痛の症状にギブアップ気味だった。
ただでさえ慣れない通勤ラッシュで体がヨレヨレになるのに、腰痛を抱え込むのはしんどくて困る。
とはいえ、家にいるときのようにバランスボールを使用する訳にもいかず、何か対策を考えねばといろいろ思案してみた。
ただの思いつき
「バランスボールを平たく潰したような形の、空気が入った座布団があればなぁ・・・体幹トレーニング用のグッズとして販売してないかなぁ・・・」とネットで検索してみたところ、「バランスクッション」なるものが本当にあって驚いた。
しかも、ただの希望と思いつきで想像したまんまの、理想的な品物だった。
「バランスディスク」という名前でも呼ばれているようだった。
即決購入
「これだ!職場の椅子の上にこれを置いて仕事すれば、きっと腰痛は無くなるはずだ!!」と、物凄い勢いでいろいろ検索して、何種類かの中から一番無難なスタイルでお得そうな物を選び購入した。
こういう時の勘と決断力には(根拠はないが)自信がある。
早く届かないかと心待ちにして過ごしている間は、「もうすぐあのクッションが届くから大丈夫」と自分のテンションを上げながら腰痛を耐えた。
嬉しい到着
待ちに待った現物が自宅に届けられ手に取ってみると、思っていたより重くて意外だった。
箱ではなく、しっかりめのビニール袋に入った現物が、茶色の厚手の紙袋に入れられた状態で、宅配便で届いた。
自宅で使うなら絶対にピンクを選ぶところだが、職場用ということで、カラフルな品揃えの中から私は地味めのシルバーを選んでいた。
不思議な造り
早速、空気を詰めて使用してみようと付属品の空気入れポンプを探した。
手動のピストン型タイプで、ちょっとわかりづらいところに蓋があり、小さな金属の針状の部品が収納されていた。
バランスクッションには空気穴に栓がなく、それでも空気が漏れてこない造りになっているようだった。
わからない正解
説明書に「クッションを床の上などに置いたまま空気ポンプの針を差し込み過ぎると、突き抜けて穴が開いてしまうのでご注意ください。」とあったので、あまり針を深く差し込まない状態で空気を入れてみると、なかなか空気が入らなかった。
手動のポンプだから時間がかかるのか、もっと針を差し込むべきなのか、正解がわからないので、しばらくそのままの状態で空気を入れ続けた。
苦労の末
ピストンがなかなか動かず、ひと押しするのもかなりの力が必要で、汗だくになりながら続けても少しだけしか膨らまず、この調子では夜までかかってしまうと思った。
半分ヤケになって、「床の上がダメなら・・・」とクッションを持った状態で針を真ん中ぐらいの長さまで差し込んで空気を入れてみた。
するとピストンが簡単に動くようになり、面白いように空気が入ってあっという間にクッションが完成した。
辿り着いた正解
あまりにスムーズな空気の入り方に嬉しくなって、少し柔らかめになるくらいの空気の量にしようと思っていたのだがついつい入れ過ぎ、パンパンで固めの仕上がりになってしまった。
どうやら空気入れの針は半分くらいまで差し込むのが正解だったようだ。
初めてのことでわからず、私は無駄な時間と労力を使ってしまったが、これを読んでバランスクッションを購入する方は、ぜひ参考にしてスムーズに空気を入れて頂きたい。
恐るべしバランスクッション
そしてついに、神々しく輝く(?!)バランスクッションをソファーの上に置き、座ってみるその瞬間がやってきた。
ソファーの上だと若干クッション自体が沈むが、それでもバランスボールに座っているときと同様、イイ感じの反発力があり体幹が鍛えられつつも腰への負担がやわらぐのがわかった。
ウエストにも適度で心地よい刺激があり、バランスクッションは最高だということが判明した!!
バランスボールとの比較
バランスクッションとバランスボールを比較してみると、バランスボールは場所をとるが、バランスクッションだといつも座っている場所に置くだけなので、部屋が狭くならない。
効果的にはどちらもほぼ一緒のような気がするが、バランスクッションは座布団型なのでバランスボールよりも安定感があり、バランスを取りやすいと思われる。
私は、バランスボールをこれからも使い続けるつもりだが、自宅のソファーに置く用のバランスクッションを購入しようかとも考えている。
いよいよ職場で
翌朝、バランスクッションを持参で張り切って出勤し、クッションで高さが高くなるなることを考え椅子を一番低い状態に調節してから、椅子の上に置いて座ってみた。
自宅のソファーより硬い椅子の上なので反発力が強く、初めの内は体がグラグラしたが、バランスボール歴が長いこともあってかすぐに慣れた。
職場の椅子の上で目立たないように、黒いクッションカバーを作ったので、見た目も問題なく、仕事も腰の状態も順調なまま現在に至っている。
知恵と応用
私が購入したバランスクッションは、片面が結構なボツボツで裏面がちょっとしたボツボツになっていて、フラットな状態ではなく、ちょっとしたボツボツの面を使用しても、スーツに跡がつきそうだったので、クッションの上にタオルを敷いてからカバーを掛けて使用しているので、スーツ対策も完璧だ。
ちなみにクッションカバーは、家にあった新品のタンクトップの一部だけを縫って5分もかからずにできたものだが、生地に伸縮性があるのでクッションとのサイズが合わせやすく、何気に便利だ。
問題解決
これで私の職場での「腰痛問題」は解決され、残るは「通勤ヨレヨレ問題」のみなのだが、それはいずれ体力がつけば身体が慣れてくると思うので、その日が来るのを期待している。
仕事自体は、どんなに作業の量が多くて残業があっても、全てが学びと思えてやりがいを感じているので、全く疲れを感じない。
きっと大量のドーパミンとアドレナリンが出まくっていて、ストレスが以前の日常と同じくらいあったとしても、気にならない状態にしてしまう程の勢いなのだろう。
「幸せジャッジ」の基準
そんな訳で、自分に優しいアイテムを見つけた私は毎日が更に楽しくて幸せだ。
別に私がすごく幸運な人生を歩んでいるということではなく、単に自分の「幸せジャッジ」の基準が低めなだけなのだ。
その基準は、高ければいいというものではなく、実は低いほうが小さな幸せを実感しやすく、その幸福感が更なる幸福感と笑顔を呼び寄せる気がしている。
だから私は今、バランスクッションと出逢えただけでこんなにも幸せなのだ。
人間のポジティブさやネガティブさは意外と簡単に伝染するものと私は考えているので、このブログを見た人に今の私の「スーパーポジティブ」が良い影響として伝染したら嬉しく思う。
バランスクッション情報 http://item.rakuten.co.jp/bagray/life-bd001/