薄味の減塩生活
味が濃いものをやたらと食べ続けていたせいで、最近ずっと舌が痛く、朝は何も塗らないトーストとホットミルク、お昼はヨーグルトにグラノーラを混ぜたもの、夜はご飯や豆腐と限りなく薄い味つけで作った野菜中心のおかずを食べて暮らしていました。
毎日のことなので、オフィスの私のデスクの引き出しにはファミリーサイズの大きなグラノーラの袋(800g入り)が保管されており、ランチタイムに大活躍しています。
コーヒーもアルコールも一切飲まず、ひたすら薄味の食生活を続けていると舌の具合は相変わらずでも身体の調子がすこぶる良くなり、少しだけスカートのウエストや腕時計が以前より緩くなってきました。
摂生の甲斐あって舌の痛みもようやく治まってきたので、この週末は久しぶりに美味しいものを食べに行こうと心に決めていました。
魅惑の『乱切りカットステーキ』
好きな食べ物はたくさんあるのに、久し振りに食べるならどのお店で何を食べようかと考えたとき、何故か『いきなりステーキ』の『乱切りカットステーキ』しか思い浮かばす、私は肉をモリモリ食べている自分の姿を想像し、早くもウットリしていました。
前回、初めて『いきなりステーキ』に行ったときは、早めに行くはずが予定より遅い到着になってしまいガッチリ並んで待つハメになり、空腹でずいぶんとしんどい思いをしたので、今回は絶対に早く行こうと張り切って予定を立てました。
久しぶりの『美味しい食事』への期待にテンションが上がりすぎ、40代のイイ大人なのに、前日の夜はまるで遠足前夜の子供のようになかなか眠れず、仕方がないのでお気に入りのアメリカンドラマを見ていたら朝の4時になっていました。
秋色のお洋服
私の場合、人生を楽しむための重要事項は『美を保ち続け賞賛されること』でも『異性にときめいて若々しくいること』でもなく、やはり『美味しく食べること』なので食べたいものが食べられない生活はとても寂しく、久し振りの外食は嬉しくて本当に待ちきれませんでした。
そんな訳で、寝不足ではあったのですが、朝はいつもと同じくらいの時間にすがすがしい気持ちで目覚めました。
秋晴れの空に山の紅葉が映えた美しい休日だったので、秋色の綺麗なお洋服でお出掛けがしたいと思い、私はだいぶ前に自分で作り、なかなか着る機会がなかったお洋服を引っ張り出して着てみることにしました。
お洋服を作るときは体形が変わっても長く着れるようにゆったりめに作るので、作った頃より明らかに太っていましたが問題なく着れました。
お化粧という義務
本当なら、休日ぐらいはお化粧をしないでゆるっと楽に過ごしたいと思っているのですが、どこかの女性の意見によると『30代以上のスッピンでの外出はマナー違反』らしいので「もしかして、私のスッピンは公共の場にはふさわしくないほど酷いものなのだろうか?もはや『不快な印象を与える物』と同じ括りなのだろうか??そんなに公開してはイケないレベルのものなのだろうか???」と腑に落ちなさを感じつつも、人々を不快な気分にさせてはいけないと思い、お化粧をしました。
早めに出掛け11時過ぎにお店に着くと、並ぶことなく席へと案内されましたが、もう既に満席に近く、食事を始めている人が何人もいました。
私も娘も『乱切りステーキ200g』を注文しワクワクしながら待っていると、11時20分ぐらいにはお店の前に行列ができ始めました。
至福の時間
大盛りライスとガーリックライスをそれぞれ注文し、運ばれてきたステーキと一緒になかなかの勢いで食べました。
(外で並んでいた男の人がずいぶんと私が食べている様子を見ていたのは、私の食べっぷりが凄まじかったからでしょうか・・・(^^;)
普通ならステーキたれをたっぷりかけて食べるのですが、薄味生活に慣れてからは少しの味付けで満足できるようになり、脂がのった部位の味やレバーのような濃い味もそれぞれわかり、肉本来の味をしっかりと味わうことができたので、なんだかお得な気分でした。
けっこうなボリュームのお肉とご飯をペロリと食べる娘の成長っぷりに、逞しさを感じました。
「私、今度は300gに挑戦してみたい!」と張り切っていたので、私も次回は300gを注文してみようと思いました。
新たなお気に入り
ガッチリ食べるといえば『肉』、成長期には『肉』、パワーをつけるには『肉』ということで、私と娘は肉をこよなく愛し、お気に入りの焼き肉店などでよく肉を食べていましたが、豪快かつ気の利いた『いきなりステーキ』との新たな出逢いにより、私たち親子の肉への情熱はますます高まりました。
美味しさはもちろんのこと、気配りの行き届いた清潔感のある店内の環境がとても気に入り、スタッフの接客も明るく丁寧で、外国人に対する英語での接客も徹底されているところがすごいなぁと思いました。
私は利用するお店や施設を選ぶ際には必ずスタッフの態度で選びます。
(あと、トイレの清潔さも・・・)
人気のあるお店、人が集まる施設には、きっと優れた共通点とその指導者がいるんだろうなぁと思いました。
『ボス』
起業の勉強を始めてからは以前とは違った着眼点を持ち、いろんな場所でいろんな事柄を観察するようになりました。
事業展開には手腕・人脈・資金など必要なものは多々ありますが、やっぱり最終的には『人としての魅力』が一番大事なんだろうなと感じています。
どんなに人脈や行動力があり、信念と情熱で突き進んだとしても『ボス』として君臨している人は、勢いや強さで人々を動かしているので、実際のところそれほど良い関係性を築いてはおらず、結果、人がどんどん去ってしまうように私には見えました。
自分に対する自信が強い為、人に対する気配りが足りず、デキる人だけをあからさまに褒め称えて可愛がり、デキない人には叱責や非難をするだけで、育てるという発想を持たず、人のことを『利用できるか、できないか』という、物を選ぶような基準で判断する傾向にあるように感じました。
『リーダー(共に歩み導く人)』
小さなグループにも生活地域にも、至る所に『ボス』は存在します。
日頃、自分の生活している範囲しか見えていないとそれが世界の全てと思えてしまうものですが、地球単位で考えれば世界は物凄く広く、自分が今いる環境なんて実は小さなグループだったり、小さな地域だったりして、その小さな世界でどれだけ高い地位に君臨している人だろうと、そこから一歩外に出れば『タダの人』です。
その人を誰も知らない大きな世界で「自分は偉いんだ!」と横柄な態度で威張っても、誰からも相手にされないのです。
大事なのは個人としての人間性であり『ボス』よりも『リーダー(共に歩み導く人)』の方が、より良い方向へ物事を進めることができるのではないかと思います。
私は『ボス』な人たちが『リーダー』になってくれたらいいなと思います。
逃げるが勝ち
自分が上手くいっていないと負のパワーに負けて、心が荒んでしまうことが人間にはありますが、その荒んだ心で人をひがんだりして攻撃してくる人がいたら、関わらないのが一番です。
嫌な思いをさせられて負のパワーまで伝染される前に、全力で逃げるが勝ちです。
私が具体的に起業の勉強を始めたのは昨年ですが、昔から「将来は自分で事業がしたい」と言葉にして発していました。
「口ばっかりで何にもしていない」とか「起業の勉強をするだけで何も実行してない人より、上手くいかなくても実行してる人の方がずっと偉い」と言ってくる人がいましたが、物事にはタイミングがあり、それこそが重要なポイントだと私は思っているので、「言ったからには早く始めなくてはいけない」とも「すでに始めている人の方が上だ」とも全く思いませんでした。
ただ、上手くいっていないその人たちに負のパワーを伝染されたくなかったので、迷わず距離を置いて関わらないことにしました。
結果オーライな日々
人生にはハッキリとした正解はないので、本人が納得できる選択が一番だと思います。
そして、自分とは違う考え方もあるということを認識できる理解力と、他人を認められる柔軟さが大切だと思います。
私は、上司に運よく採用してもらい、日々学ばせてもらえる幸運なチャンスに感謝しています。
自分が必要と思うスキルを、実務を通して身につけることは遠回りではなく成功への近道と考え、とにかくできることを増やしていこうと思います。
仕事でストレスを感じ、味の濃いものを食べ過ぎて舌が痛くなっても、それによって減塩生活を送った結果、生活が改善され以前より健康的になり、食材の味をより楽しめるようになって結果オーライで、ますます仕事が楽しい今日この頃です。
だから私はこれからも、減塩生活を続けつつ肉をたくさん食べて『乱切りステーキ300g』も食べて、『肉パワー』で頑張ります!
※食欲の秋ですね! 皆様、健康で美味しい生活を楽しみましょう★