実務修行の積み重ね
私は9月に、仕事でイベントの開催を手掛けました。
柔軟な考えで新しいアイディアを取り入れ、進化に挑戦しながらもルールにのっとり着実に仕事をこなす女性上司に採用してもらえた日から、私の『実務修行』は始まりました。
自分が取得してきた資格を生かし、過去の経験から得た知識とスキルを応用しながら新たな学びを重ねる発見の日々は非常に興味深いものでした。
上司が段取りをするイベントのちらしを作成したり、参加者を集めて確認の連絡を取ったり、参加者のデータを入力したりという裏方的な作業から始まり、その仕事が滞りなくこなせるようになると、毎年、定期的に行われている企画を丸ごと任せてもらえるようになりました。
新たな課題
今回のイベントは、私が提出した幾つかの企画案の中から新たな企画として採用されたもので、イベント開催に必要な手配の段階からほとんど全て任せてもらえることになりました。
新たな企画の為、毎年開催している定例イベントと違い、前年に倣って同様に進めるという訳にいかず、一から手配をする必要がありました。
初めてのことだったので、交渉や確認には注意を払い『報告・連絡・相談』を繰り返し、上司に教わりながら仕事を進めました。
自分の仕事もかなり忙しい中、私の仕事に落ち度がないかチェックとフォローをしてくれる上司に申し訳なさを感じながらも、そんな風に育ててもらえることが本当にありがたかったです。
まさかの展開
頭と気力をフル活用し緊張しながらイベントの準備を進めていたところに、9月6日の震災があり、既にイベント参加者の募集を開始していたので50人の定員に対し半数近くの申し込みがきていましたが、震災の影響で中止になるのではないかと私は思いました。
ですが、大きな余震がない限りは予定通り開催するとのことで、この組織のガッツに驚かされました。
押さえていた会場は安全確認が終わるまで使用許可が出ない状態だったので、私は使用可能な予備の会場をすぐに押さえることにしました。
運良く予備の会場を押さえられ、もともと押さえていた会場の使用許可がおりなくてもイベントを開催できるように整いました。
学びの基本
予備会場の収容人数がもともと押さえていた会場より少ないので、念の為、定員人数を少なく変更し調整することにしました。
結局、もともと押さえていた会場の使用許可が出たので、当日は約30人の参加者を広い会場に迎えイベントが開催されたのですが、参加者は程よい間隔の席でイベントの内容に集中できていたようなので、定員数を少なく調整してかえって良かったようにも感じられ、次回からの定員設定の参考にしようと思いました。
こんな風に、実際に自分の目で見るからわかることやその場の感覚、それによってひらめくアイディアもあるので、やはり体験することこそが学びの基本なのだと感じました。
挑戦と成長
自分が考案して、ほとんどの段取りを任されたイベントは初めてだった為、慎重かつ手探り状態で準備を進めていたところに震災があり、その影響で見通しが更に不安定になってしまい「何てこった!」と思いましたが、日々の実務修行の集大成ともいえる、私にとって重大な仕事だっただけに、困難を乗り越えて無事にこなすことができ感激と満足感でいっぱいでした。
失敗を避ける一番の策は『挑戦しないこと』で、それもまた無難に生きる為の術ですが、私は今回イベント参加者から感謝の言葉を頂き「大変な思いをしても挑戦して良かった」と思い、「これからも失敗を恐れないで挑戦する気持ちを大切にしよう!」と心に決めました。
ラッキーな私
私の上司と私は、同世代なのですがいろんな面において性質が真逆です。
だから私は『自分とは全く違う考え方とやり方』を知り、従来の自分のスタイルに取り入れて臨機応変な使い分けを覚えることができました。
尊敬できる上司の下で働けるのは幸運なことなので、これからもなるべくたくさんのことを学びたいと思っています。
力強く仕事をこなし活躍する女性がいるからこそ、女性のパワーが認められ社会的立場がどんどん確立されています。
私がチャンスをつかみ、仕事にやり甲斐を感じながら成長できているのも、上司のお陰なので、私は上司に心から感謝しており、世の働く女性には益々輝いて欲しいと願っています。
不思議な体験
先日、私は人生で二度目の不思議な体験をしました。
一度目は今から10年以上前、まだ独身だった頃で、友人宅に泊まっていた私は午前4時か5時ぐらいにふと目を覚ましました。
カーテンを閉めていなかったからか、遮光カーテンではなかったからかは忘れましたが、夏の陽ざしで部屋の中はとても明るく「今日もいいお天気だなぁ」と思いました。
仰向けで寝ていたので姿勢を変えようとしたところ、全く体を動かすことができず声も出せませんでした。
過去に金縛りの体験もなかった私は何が起こっているのかも、どうしたらいいのかもわからずに、仰向けのまま目線を天井から徐々に自分の足元の方に移しました。
奇妙な感じ
私の足元に灰色の人影のようなものが立っていて、顔や体のパーツはボヤっとしていて見えないのですが、私を見下ろしているのが何となく感覚でわかりました。
息ができず苦しいという訳でもなく、痛みも身の危険も感じなかったのですが「えーっ、何これ?!どうしよう・・・」と私は焦りました。
少しするとその影が私の身体の上にフワッと倒れてきて、そのまま私の身体に重なるようにスッと入ってきました。
その影は少しヒンヤリとした感触で、私は「ヒィーッ!」と心の中で叫び、ただただ呆然としていましたが、少しすると手足の指先が痺れ始め、だんだんと身体が動くようになりました。
疲れ×仰向け=金縛り?!
自分には霊感なんて絶対ないし、きっと霊体験の類とは一生無縁だろうと、大した根拠もないまま勝手に安心しきっていた私は、何だかショックでした。
その体験が夜中とか、暗くていかにもなタイミングではなく、朝方の明るいときでまだ良かったなぁと思いながらも「またこんな体験したら怖くて嫌だなぁ・・・」と不安でした。
人にその体験を話すと「疲れすぎると体が動かなくて金縛りかと思うことってあるよ」とか「仰向けで寝てるとそういうことになりやすいよ」と言われるぐらいで、その体験以降は何も起こらなかったので、私もそんなに深刻に考えずに「不思議な体験だったなぁ・・・」と思う程度で忘れていました。
再びの不思議体験
二度目の不思議な体験は数日前で、午前2時か3時くらいに私はふと目が覚め、仰向けで胸の上に両手をのせた状態でボーっとしながら再び眠りに落ちるのを待っていました。
いつもなら老猫ちゃんに起こされ『撫でろニャー!』『水をかえるニャー!』と命令されるのですが、今回は側に老猫ちゃんの姿はなく、私は「今日は眠れる!」とホッとしていました。
すると「イライラ、イライラ、イライラ・・・」と言う声が私のすぐ側で聞こえてきて、誰かが私の両手と両手首を締め付けているように感じ、ハッキリとは見えないのですがおかっぱ頭の女子がいるような気がしました。
怒りの叫び
もの凄いダメージを受けるような痛みではありませんでしたが、明らかに攻撃をされているのだと感じました。
「何?誰なの?」と思いながら腕を動かそうとしましたが、身体が動きませんでした。
何故だか私は焦りや身の危険を感じなかったので、そのままジッとしていると、今度は二の腕をギュッとつねられました。
10キロ以上も太り、タプタプした立派な二の腕になりましたが、脂肪とはいえ二の腕はつねられるとかなり痛いので、私はけっこう早い段階でアタマにきて、夜中なのにまぁまぁ大きめの声で「やめろ!!(怒)」と言い、胸の上に置いていた自分の両手を左右に思いっきり振り払いました。
のんきな家族
その瞬間、私への攻撃は止み、おかっぱ頭の女子が消えていくのが何となくわかりました。
つねられた二の腕がジンジンと痛み「一体、何のつもりなの?!脂肪ならつねってもいいと思ってんの?!」と、私はプリプリと怒り、ブツブツと文句を言いました。
離れた場所でスヤスヤ眠る老猫ちゃんを見て「猫がいる家に霊は寄ってこないって聞くけど、老猫は例外なのかな・・・まぁ、今のは私の夢だったのかもしれないしね(^^;)」と呟きました。
そして、隣で私がキレながら騒いでいるのに全く気付かずのんきにグーグー寝ている娘を見て「誰かをアテにすることなく強く生きていこう」と改めて思いました。
ある意味、そんな決意を再確認する良い機会だったのかもしれません。
私、これからも自力で頑張ります( ;∀;)