思いがけないお年玉 ★


懐かしいお財布

娘には日頃あまり大きなお金を持ち歩かないで欲しいと思っており、今回お年玉を入れて保管しておくのに別のお財布を用意することにしました。
お出掛け用じゃないから私のお下がりでもいいかなと思い、私が以前使っていたお財布を引っ張り出してみました。
私は物持ちが良く、気に入っている物は丁寧に使うタイプなのでそのお財布はなかなか綺麗な状態でした。
「わー、懐かしいなぁ・・・」とお財布を開けて確認してみると、なんとお札入れに米ドル紙幣が入っていました。
20ドル札が18枚で合計360ドル分あり、私はそれがいつの何の為のお金かと頑張って考えました。

忘れられた360ドル

私はクルーズ旅行が好きで、船旅の豪華さとそこで過ごす素敵な時間をいつか娘にも経験させてあげたいと思っていたところ、近郊の港が発着地となる8日間のクルーズ旅行が企画されたので乗船しました。
アメリカ船籍だったので『乗船=アメリカに入国』となり通貨も米ドルになる為、私は500ドル現金で準備したのだと思います。
レストランのチップは旅行日数分を乗船の際に予めクレジットカードで支払って、枕元に置くベッドメイクのチップ140ドルを費やし、船内の買い物はクレジットカードを利用した為、現金360ドルが残ったまま忘れられていたのだと思われます。


ロシアでの誤算

そのクルーズ旅行は1日だけロシアの田舎町に寄港する予定となっていたのでロシアのお金も用意しました。
私はロシアのお金は残さずに使い切ってしまいたくてマトリョーシカ人形などロシアのお土産を現金で買い込んだ為、帰り際にピロシキのお店を見つけたときは既にロシアのお金が無くなっていました。
ピロシキは金額が小さすぎてクレジットカードは使えず、観光地だったので一応「米ドルは使えますか?」と聞いたら食い気味「NO!」と言われ、結局本場のピロシキを買えず後ろ髪を引かれながら船に帰った記憶があります。
不覚の誤算でした・・・

ラッキーなお年玉

その旅行の残金360ドル約10年振りぐらいにまるでお年玉のように出てきて、もともと自分のお金とはいえなんとなくラッキーなお正月です。
最近の相場だと1ドル約130円で両替手数料を差し引いても45000円ぐらいにはなるんだと思います。
数年前にこのお金が出てきていたら、きっと温泉旅館に泊まるなり欲しい物を買うなりしてすぐに使っていたと思いますが、最近は新型コロナウィルス感染拡大の影響を受け旅行はもちろん外出極力控えているので、お出掛け用に新調したいファッションアイテムもなく既存のもので満足している生活で、今のところ出費の予定は特にありません。


無欲さと金運

年齢を重ね、以前のように豪快に食べる勢いもなくなり「美味しいものをいっぱい飲んだり食べたりするぞ!」と張り切ったところで身体がすぐに悲鳴を上げてしまうので、あまり欲張らずに購入する量をセーブするようになりました。
こんな風に、消費欲がないときにこそお金って入ってきたりするものなのかなぁと今回の出来事でちょっと感じています。
(しかも、この相場のタイミングで!)
いくつになってもお年玉は縁起物で嬉しいので、過去の自分からのお年始ギフトとしてありがたくキープです。 フフフフフ。


クルーズ旅行の詳しいお話は他の機会にでも・・・
では皆様、また近日中に (*^-^*)