新たな近況


退職という選択

実は昨年の12月から『WEBデザイン』の学校に通っています。
私は福祉関係の学校で半年間勉強して3つの福祉資格を取得し、その後は実務修行として福祉施設で勤務をしていました。
3年間の実務経験を積めば国家試験受験資格が得られるとのことで、私は福祉の国家資格取得を目指して働いていたのですが、体力的な限界を感じ3年間の修行を終える前に退職しました。
頑張って学んだ知識を現場で活かしながら経験を積む日々はやり甲斐がありましたし、たくさんの利用者さんとの良い御縁にもめぐまれ笑顔いっぱいの充実した日々だったので残念ではありましたが、退職という道を選びました。

体力の限界

その施設には、福祉の資格取得の際に現場実習として10日間程お世話になっており、きつい仕事なのは承知の上で働き始めました。
脱衣所に1名、浴場に2名のたった3人の介護職員が午前中の約2時間で20名以上の高齢者の入浴介助をするのは体力と注意力が勝負となります。
入浴拒否されれば上手に説得をして誘導するのに更に時間が必要ですし、その日の血圧体調の関係で予定していた通りにはなかなか進められないのが日常です。
ですが、よほどのことがない限りは利用者さんにその日の内に入浴介助をしなければなりません。
車イス利用の方々入浴用のイスに移乗してのリフト浴や、全ての介助が必要な重度介護の方々を抱え上げての入浴介助は10代20代の若者でも「きつくてもう続けられない!」と悲鳴を上げていました。
それを、もうすぐ50代になる私が肩を並べて同等にこなすことに体力的な限界を感じるのは自然なことのようにも思えました。
また、施設では新型コロナウィルスクラスタが発生し私自身も罹患してしまいました。
自宅療養後は職場復帰しましたが、息切れ倦怠感、著しい体力の低下など新型コロナウィルスの後遺症 と思われる症状も退職の要因となりました。


後遺症と診断書

復帰後まもなく、会社に一時的な時短勤務などを希望したところ「対応には診断書の提出が絶対に必要」とのことでした。
それは企業的に妥当な返答なのだと思います。
ただ、新型コロナウィルスは突然物凄いスピードで猛威を振るい始め、未だ解明されていないことだらけなので治療や予防の方法も手探り状態です。
新型コロナウィルスの後遺症については最近ニュースなどでちらほらと目にするようになりましたが、病院に行けば診断してもらえるというような現状ではまったくありませんでした。
私は地元の医療機関に問い合わせていろいろ調べ、ようやく『新型コロナウィルス後遺症外来』という部門を見つけました。

無理な現実

その病院に電話して訊ねると、すぐにその部門で診察を受けられる訳ではなく最初は内科で何度か診察を受け、内科の医師から『新型コロナウィルス後遺症外来』での診察指示が出たらようやく受診できる流れとのことでした。( 現在も同じシステムなのかは不明です)
体調が悪くて時短勤務にしてもらう為に休日にわざわざ遠くの病院へ通い、診断書がもらえるのかもわからないまま通院に時間と体力を費やし、ゆっくり身体を休める暇もなくきつい仕事を続けるのは本末転倒に思えました。
そして何より、私はもう日々の業務でクタクタすぎて休日はベッドから出られずどうにもならなかったので、結局は診断書の取得時短勤務も諦めることになりました。


命あっての人生

そんな中、勤務する福祉施設の利用者数が私の入社時よりもだいぶ増えて職員の業務負担が更に大きくなり、私は過労による生命の危険を感じるようになりました。
御縁あって出逢った利用者さんたちにたくさん笑って元気になってもらいたいという気持ちや、国家資格取得の為に今まで重ねた努力を考えると悩み、新型コロナウィルスの後遺症と思われる症状が出てからも半年ぐらいは気力を振り絞って頑張りました。
ですが、やはり命あっての人生と思い職場を去ることにしました。
そして現在は、以前から興味があった『WEBデザイン』の勉強をしています。
私は福祉の勉強を始める前から「福祉系のアプリを自分で作って提供したい」と思っており、その内容なども具体的に考えていました。

いろんな関わり方

母子家庭の支援子供を守る為の内容でのアプリ作成を考えていましたが、福祉の現場で経験を積んだ今は高齢者の心を元気にする内容も構想に追加されています。
高齢者の方々にWEBの利用は難しいと思うので、福祉施設の職員の方々に向けてWEB情報を発信し、その職員の方々から高齢者の方々に心が元気になるアイディアが伝わるようにしたいと考えています。
現場からは退きましたが福祉の精神を捨てたわけではありません。
現場で高齢者の方々と接することがなくなっても役に立てる関わり方はいくらでもあるはずなので、私は今までと変わらない意思や思いやりを大切にして前向きに歩み続けようと思います。


必死な私

『WEBデザイン』の学校で、12月は『Photoshop(フォトショップ)』というプログラムを使用し、写真を加工してWEBのバナーや印刷物のデザインをする学習をしました。
1月からは『illustrator(イラストレーター)』というプログラムを使用して学習しています。
まったくの未経験者な私には初めて知ることばかりで覚える内容が物凄く多く、授業の課題も自宅での復習もこなすのが本当に大変ですが、ずっと学びたかったことですし、最終的に大事な目標もあるので脱落しないよう必死に食らいついています。
そんな私には思うところが2つあります。

密かな願い

 ギリギリの状態で課題に取り組んでいる落ちこぼれな私に「これ教えて」って言わないで、既に知識と技術があって時間に余裕がある人にだけ頼って欲しい。
お役に立てないし、私には時間が足りないのです・・・
 放課後の自習時間にすぐ隣や後ろでまぁまぁな音量の会話をするのはやめて欲しい。
その距離での会話ならもっと小さな声でも十分ですよね・・・
私はお喋りや交流ではなく課題の自習がしたいのです・・・


誰かとつるんで陰で批判するようなゴミみたいな真似は嫌いですし、わざわざクレームを入れるのも面倒なので、ずっと気づいて貰えないであろう私の密かな願いです。
今年になってから騒がしさちょっぴりマシになったのは我慢の限界に達した誰かがクレームを入れたからなのかなと思っています。
(迷惑に思っている人は他にもいるということですね)
そんなこんなですが、とにかく私は集中して勉強を頑張るのみです!

では皆様、また近日中に (*^-^*)