
気づきのきっかけ
先日、とある施設を利用し受付の方と話す機会がありました。
ベテランらしき受付の方の流暢な説明を聞き「ご質問はありますか?」と言われて、確認の意味も込めシンプルな質問をしました。
するとその方は一瞬顔を曇らせた後、すぐにまたにこやかな表情に戻り回答してくれました。
「質問はないです」と返ってくるパターンで説明を終えるのがルーティーンになっているのに、いつもとは異なる流れで調子を狂わされた戸惑いの表情のように見え、私は「質問して悪かったなぁ・・・」と何だか申し訳ない気持ちになりました。
表情が変わったのはほんの一瞬のことで、おそらく受付の方は自分で気づいていないと思いますし、私もその方の応対に何の不満も持っていません。
ただ、その小さな出来事は大きな気づきのきっかけとなりました。
念願の仕事
私は今年の春からパソコン教室で講師をしています。
昨年の冬からパソコンのスキルアップの為に学校に通い、頑張って3つの資格を取得して、挑戦したいと思っていた職業に就くことができました。
講師の仕事を始めてからも更に3つの資格を取得したり、教室で扱う幅広い講座の自主学習をしたりと勉強は続き、どんな伝え方をすれば受講生の方々が理解しやすいか思案しながら習得した知識のアウトプットにも励む日々です。
受講生の方々はタイプが様々なので学習のサポートにも臨機応変さが不可欠で、講師の教え方がワンパターンになってしまわないように気をつける必要があります。
自力で成し遂げたいという思いが強い方にはさりげないアドバイスを、機能についてよく知りたい方には例を挙げた詳しい説明を、背中を押されたい方には明るい励ましをというように、見極めと工夫をしながら接しています。

大事なこと
伝え方にも臨機応変さは重要だと感じます。
説明をして「わからない」と言われた際に、聞き逃しの可能性を考え、もう一度同じ説明をゆっくりするのは有効だと思います。
問題は、それでも「わからない」と言われた際にどうするかです。
同じ説明を更に繰り返し続け、挙句「どうして何回言ってもわからないんだ!」と不機嫌になる人がたまにいますが、相手が理解できない説明を100回してもまったく意味がありません。
自分がどう説明したいかを優先するのではなく、どんな伝え方なら相手が理解できるかを考えることが大事です。
初心者に対しては専門用語を並べ立てて伝えるよりも、わかりやすい表現でかみ砕いて伝えた方が親切で合理的な気がします。
私は「理解できる人だけが理解できればいい」ではなく、誰にでもわかるような伝え方を今後も探求していこうと思います。
心への影響
質問したくても講師を呼ぶのを遠慮してためらう受講生の方もいるので、小さなため息を聞き逃さずにこちらからお声掛けすると「質問できて良かった」とホッとした笑顔で喜ばれたりもします。
そんな時は特に、講師としてお役に立てた充実感を感じます。
(単に疲れて溜め息をついただけな時もありますが・・・テヘッ★)
初対面の人を相手に会話をしたり必要な質問をしたりするのが苦手ではない私でも、自分が質問したことで相手の表情が曇ると申し訳ない気持ちになり質問しづらくなります。
不機嫌な態度や面倒くさそうな顔をされた時に受ける心のダメージはより一層大きく、多数の人が委縮してしまうでしょう。
『信頼』とはその字の通り、信じて頼れるという意味です。
私は受講生の方々には安心して頼ってもらいたいので、いつまでも変わらず質問や質問したそうな気配に張り切って駆けつける講師でいようと、先日のとある施設での出来事をきっかけに強く思いました。
なので努力を惜しまず前進あるのみ、停滞や逆境に負けず頑張りマッスルボンバーです \(^o^)/