『福祉のお手伝い』より Vol.5

健康情報

夏の水分補給

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今回はそのサイトの『健康情報』より、最新記事の『夏の水分補給』をご紹介します。
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健康情報3

夏の水分補給

夏は熱中症対策として水分補給がとても大事な季節です。
高齢者の方々の中にはなかなか水分補給をしない方、トイレが近くなるからと水分補給を嫌がる方もいますので、入浴前後の水分補給や1時間毎の水分補給のお声掛けなどをして水分補給をしてもらうのも一苦労なんてこともあります。
水分補給には一般的にお水や麦茶が良いと言われています。
常温や少し温かい方が飲みやすいという方もいらっしゃいますし、水分摂取量の制限がある方もいらっしゃるので、提供の際はいろいろ注意や配慮が必要となります。
麦茶は沸騰させて煮出すと香ばし風味が出ますが、水道水で作った方が長持ちします。
水道水には塩素が含まれているので殺菌作用があり、沸騰させると塩素成分が除去され殺菌作用がなくなるからです。
浄水器の水も塩素成分が除去されるので、飲みやすいですが殺菌作用はなくなります。
いずれの場合も麦茶は必ず冷蔵庫で保管しておき、作った日を含めた2日間以内で飲み切るぐらいが、より安心で理想的かと思います。

殺菌作用といえば緑茶が有力ですが、緑茶にはカフェインが含まれているので、やはり高齢者の水分補給にはお水や麦茶が無難です。
小さなお子様や妊婦の方々の水分補給でも同じですね。
麦茶はガラスの入れ物に入れて保管する方が殺菌作用の点ではより良いようです。

常温や少しぬるめの状態で飲みたいという方には、冷蔵庫で冷えた麦茶に少しお湯を足し温度を調整して提供します。
逆に熱い麦茶を少しぬるくして提供する際には水を足しますが、味が薄まるのを避けたい場合は熱い麦茶を入れたコップに氷を1~2個入れてかき混ぜて氷を完全に溶かすと味をあまり薄くしないでぬるくすることができます。

朝顔
うちわ
朝顔
うちわ
朝顔


熱中症にならないよう室内の温度を適温に保つのに冷房を入れますが、空気の流れによって風が特に当たる場所があったり寒がりな方もいたりするので、夏に館内で過ごす場合はひざ掛けや羽織るものが必要で、各自でご用意いただく為のお声掛けも大切です。
高齢者の方々は冷房を利用するのが当たり前という環境で生活してきていない場合が多いので、冷房自体が苦手という方が多いのも不思議はありません。
高齢者の方々に限らず熱中症対策の水分補給は全員に必要で、特に動き回って汗をかきながら頑張っている現場の職員の方々には絶対です。
生命にかかわることなので、どんなに忙しくてもなんとか水分補給だけはしっかりとしていただきたいと思います。
余談ですが、代表的なスポーツ飲料であるポカリスエットアクエリアスは、似ているようで実は用途が違います。
風邪を引いて食欲がなく栄養が摂れていないときなどの水分補給にはポカリスエットの方が成分的に適しています。

運動などで汗をかいた後の効果的な水分補給にはアクエリアスの方が適しています。
アクエリアスに入っているクエン酸とアルギニンが疲労回復のカギとなり、水分吸収の効率も高いようです。
もちろん、絶対に用途に適した飲み方でないといけないという訳ではないので、状況に応じて臨機応変に飲んでいただければと思います。
どちらも飲み過ぎると必要以上の塩分やカロリーを摂取することになりますから、熱中症対策の際はお水や麦茶なども飲むなどして調整された方が良いですね。
また、塩分補給のタブレットやアメを食べる際も塩分の取り過ぎにならないよう気をつけて、皆様どうぞこの夏を乗り切ってくださいね。