大忙しの9連休


連休の予定

年末年始は嬉しい9連休です。
私は今の仕事が好きなので職場で仕事をこなしてスキルアップできる時間をありがたく感じていますが、プライベートで自由に過ごす休暇も好きなので、贅沢なくらい長い今回のお休みを待ち遠しく感じていました。
年齢を重ねるにつれ甘えん坊になってきている老猫ちゃんが、昨年、痙攣のような発作2回ほど起こし、それ以来、心配で宿泊を控えることにしていたので、9連休といっても華やかな旅行の予定はありませんでしたが、連休最初の2日間で年末の大掃除を終わらせ、大晦日とお正月の三が日は宴会気分で浮かれて過ごし、残りの3日間は娘に学習指導をするという計画をみると、お休みはあっという間に終わりそうでした。

大掃除と娘の成長

9月の胆振東部地震で壊れた家財を片付けた際に、家の中の片付けもしていたので、年末の大掃除はいつもよりラクでした。
娘が、私に言われる前に手際よく掃除をしてくれたのでとても助かりました。
小学校の最上級生として、娘はいろんな活動に積極的に取り組み、一年生の面倒もよくみていたようで、一人っ子なのに優しいお姉さんに育ってくれて良かったなぁと思いました。
学芸会ではオーディションで主役を勝ち取り、豊かな表現力と度胸を発揮したり、自分で興味を持って始めた空手では熱心に練習に励み、空手の型を動画で何度も見てはキレッキレの動きを研究し、努力の甲斐あって二度目の段級審査では飛び級で11級から9級に昇級したりと頑張っており、達成しようとする精神と成長ぶりを誇らしく思いました。

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オモシロ実験

娘がYouTubeで見た『10000円使い切るまで帰れま10』という、単価が安いファミレスなどでいろんなメニューを注文し10000円分食べる企画に以前から興味を持っていて、ファミレスに行った経験があまりないこともあり、ぜひ一度挑戦してみたいというので、晦日はファミレスで『幾ら分食べられるか実験』をすることにしました。
私は、ビールとおつまみも注文すれば二人で10000円なんて普通にかかるんじゃないかと思いながら「せっかくだから注文した料理を写真に撮って記録しようね!」と張り切る娘とお店に入り、メニューを眺め第一弾の注文をしました。
空いている時間帯だったので、間もなく料理が運ばれテーブルがいっぱいになりました。

ファミレスの凄さ

街で用事を済ませてからファミレスに行ったので、お昼からだいぶ時間が過ぎてしまい、私たちはかなり空腹でした。
目の前に並んだ料理にテンションが上がり、私も娘も「カンパーイ!今年もお疲れ!イェーイ!」と勢いよく食べ始め、一年を振り返り二人であれこれ話しながら食べ続け、第二弾の注文を終えたときに「あ、そういえば写真・・・」と、料理の写真を一枚も撮っていないことに気がつき、自分たちの食欲の凄さに笑いました。
第二弾の料理も私たちは幸せな気分で食べ続け、第三弾の料理を食べていると、さすがにお腹がいっぱいになってきました。
注文した料理を残さず食べてお会計シートを見ると5000円程で、ファミレスで10000円分食べるのは確かに難しいことだと知りました。


それぞれの大晦日

遅い時間に昼食をたくさん食べてお腹がいっぱいだったので、年越しそばは食べられませんでしたが、12月の週末にお気に入りのお蕎麦屋さんで好物の『鴨汁そば』特盛で、これでもかというくらい食べていたので、それで十分でした。
晦日にファミレスでお食事をするのは風情がなく、一般的な大晦日の過ごし方とは大幅に違っていると思いますが、私たちにとっては『一年の締めくくりにオモシロイことをやりきった感』があり、二人で大いに楽しめたので満足な過ごし方でした。
夜は、娘は箱買いした大量のみかんを、私はシャンパを頂きながら、毎年恒例のテレビ番組をみて、老猫ちゃんと共に家でのんびりと年を越し、何気なさの中に喜びと幸せを感じました。

新年のハプニング

元旦は穏やかに晴れ、気持ちの良い新年を迎えました。
愛しい老猫ちゃんが私の枕で寝ていたので撫でながら新年の挨拶をすると、何だか臭く「もしや・・・」と思い老猫ちゃんのお尻を見てみると、ウンコがついていました。
「うわぁー!」と焦りながらティッシュをとりに行くと、猫トイレ前の猫砂払いボードにもウンコがついていました。
今年初の『オーマイガッツ石松な気分で「大変よ!老猫ちゃんのウンコがついてる!早く何とかしないと!」と娘を起こしました。
いつもは寝起きの悪い娘も、昨年の老猫ちゃんの発作以来、老猫ちゃんのことでは飛び起きるので「えぇーっ、ウンコがぁ?!」とすぐに起きてきて、私は老猫ちゃんのお尻を、娘は猫砂払いボードを華麗なチームワークでキレイにしました。


運がツイてる予感

朝から大騒ぎする私たちを、老猫ちゃんは困った顔申し訳なさそうに見ていました。
私は「ウンコだけに、今年は運がツイてる一年になりそうだね!」と笑いながら、可愛い老猫ちゃんにお正月の特別ご飯をあげました。
お正月はおせち料理だけでなく、やっぱり私は大好きなお寿司で新年を祝いたかったので、近くのスーパーにお寿司を買いに行きました。
途中、散歩しているご近所のワンちゃんたちに会い、名前を呼ぶと喜んで駆け寄ってきてくれ、私はとても幸せな気分でした。
我が家の愛しい老猫ちゃんの側で目覚め、外では可愛いワンちゃんたちに歓迎され、今年は本当に良い一年になりそうだと思いながら、お寿司とお刺身を買って帰宅し、新年の宴を始めました。

娘の初福袋

二日は娘の希望で福袋を買いに初売りに行きました。
福袋を買うのが初めての娘は、どこのお店の物を買うか年末からずっと楽しそうに考えており、目当てのお店を何件かまわり文房具雑貨の福袋韓国のファッションショップの福袋を買っていました。
5400円の韓国の福袋には一体どんな洋服やグッズが入っているんだろうと思いながら帰宅し、娘が開けるのを隣で見ていると、トレーナーと半袖Tシャツ韓国人の女性タレントの顔がプリントされたもの、デニムのミニスカートと今ドキのジャージ素材のパンツリップグロスフェイシャルパック、今話題の激辛カップが入っていました。
値札の合計金額では10000円以上の内容となっていて、まぁまぁのお得感がありました。


今ドキ女子

福袋は当たり外れがあるので、娘がどうしても買いたいと言い出したとき「買ってガッカリしなきゃいいけど・・・」と思っていましたが、最初は安っぽくてハズレに見えたプリントのトレーナーやTシャツは、今ドキのパンツとデニムのスカートを合わせると意外と可愛かったので、買って失敗ではなかったとホッとしました。
子供服ではなく一般のショップの福袋だったので、娘にはサイズが大きすぎてすぐには着れないだろうと思っていたのですが、ちょっと袖が長いだけで普通に着れていて、子供の成長の早さに驚きました。
前から欲しがっていたお姉さんっぽい洋服を着た娘は、ティックトックなどの動画に出てきそうな雰囲気で、すっかり今ドキ女子だなぁと思いました。

映画の世界

三日は、レディガガ出演の『アリー スター誕生』という映画を観に行きました。
最近DVDで観たいくつかの映画に出演していた俳優がレディガガの相手役だったので、ガラリと違う雰囲気と役作りのストイックさに改めてプロの凄さを感じました。
大きな画面と大音量で聴く歌は迫力がありました。
11月に観た映画『ファンタスティックビーストと黒い魔法使いの誕生』インパクトが強く、ジョニー・デップジュード・ロウハリー・ポッターの魔法世界を演じたのですから、多くの女性がハートを鷲掴みにされたに違いありません。
私と娘もで1作目から読みたいと思い書店に行ったのですが、台本形式のものしか販売されていなかったので、次作の映画を心待ちにしています。

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学習指導

四日からは娘の学習指導をしています。
娘は来年度から中学校に通うので、小学校で習ったことのおさらいをきちんとして備えておかなくてはと思い、12月に行われた小学校の二者面談で担任の先生に娘の学習面について話を聞いてきました。
算数基本的な決まりをきちんと覚えていなければ、その発展形を中学で教わってもついていけなくなるので、とにかく算数をしっかり頑張るように言われ、私は土台をしっかり固める為に過去の算数の教科書を使い、小学三年生まで遡って復習をするのが一番だと考えました。
小学三年生で習う図形や分数は今後も出てくる大事な項目ですが、正確にきっちりとその決まりを覚えないと忘れたり記憶が混乱したりしやすく要注意だと思いました。

母親の務め

せっかくのお休みなので楽しい思い出作りを優先したい気持ちは山々なのですが、今までそうして過ごしてきた結果、今になって小学三年生の算数からしっかりと見直しをしなくてはいけない状況になっているので、今回は心を(いつも以上に)鬼にして実行しています。
この『家庭学習』については娘に前々から告知しており、今までiPadも使い放題で好きに過ごせる『お祭りのような冬休み』を与えていたので、娘も『Give & Take』という世の中の仕組みを知り、また一つ成長することでしょう。
仕事を始めてから私は、忙しい日々を生き抜くことと自身のスキルアップでいっぱいいっぱいでしたが、今年は母親としての務めにも身を入れていこうと思っています。

娘よ、母と共に頑張るのじゃ!

2018年のいろいろ

グルメな一年

『一年の計は元旦にあり』というように、2018年は家で好きな物を好きなだけ頂きながらまったりと過ごした元旦に始まり、飲食を通した幸せが多い一年となりました。
大好物のお寿司もよく食べ、我が家の『寿司年間消費量』かなり高めだったと思われます。
ゴールデンウィークに里帰りをして食べたアワビの踊り焼き、分厚くて柔らかい本場の牛タン、ホヤの刺身、煮干しダシと薄皮ワンタンの味わいが絶妙なワンタンメン、ずんだシェイクなど、地元グルメの品々が強く印象に残っています。
小樽で購入した大きなタラバガニも食べごたえがあり満足でした。

食べられる喜び

健康だからこそ食べたいときに食べたいものが食べられる訳ですから、健康でいられることはとてもありがたいことです。
この一年、大きな病気をすることもなく、好きなものを食べてとびきりの『美味しい笑顔』になれた私は、とてもラッキーだったと思います。
野生の動物は生きる為に食べるので、彼らが人間や人間と一緒に生活している動物の様に好き嫌いをしたり味わって食べたりしているのかどうかわかりませんが、食べて空腹を満たすという行為は全ての生き物に共通して『満足感と幸福感を得られる基本的な行動』といえると思います。


悪影響と対策

体重計を部屋の隅にそっと押しやり、年末年始のお休みから春先にかけて、ずっと自由な飲食を繰り返し浮かれていた私は、里帰りという名の『グルメ旅』から帰ってきた時点で、前回の健康診断測定時の体重よりも7キロ太っていました。
過去に見たことのない体重計のビッグな数字に驚き「さすがにこのままではマズイかも・・・」と、自分の肥満度を目の当たりにしました。
急激な体重の増加は健康への悪影響となり、足腰への負担が大きいと関節痛になってしまいます。
洋服がどんどん着られなくなりゴミになるのも悲しいので、私は生活習慣を見直し『緩いダイエット』を開始しました。

寒天ゼリーダイエット

食べることが大好きな私にとって、小食にするというダイエット方法はストレスになる上にどうせ続かないので、私は昼食と夕食の際は最初に低カロリーの寒天ゼリーを食べてから普通の食事をとり、満足感はそのままで糖質と脂質の摂取量を若干減らすという方法をとりました。
250グラムの寒天ゼリーはけっこうお腹に溜まるので、その後に他のものを食べてもあまり食べ過ぎることなく過ごせました。
寒天には脂肪の吸収を抑える効果もあるようで、特にカロリーなどを気にせず好きなものを食べ続けながらの継続でしたが、私は半年程で体重を5キロ減らすことができました。


話題の『コンブチャ

随分前から話題の、菌で腸を活性化させるダイエット飲料コンブチャが気になっていたので、私は1本だけ購入して試してみました。
芸能人が宣伝をしているコンブチャクレンズ』という商品は情報量と効果を支持する口コミが多かったのですが、私はマンゴー味があまり好きではないので、そんなに宣伝されていない紅茶味の『ハーブアブソリュートコンブッカ』を選びました。
味が濃くて飲みにくいという情報だったので、お水で2倍に薄めたものを覚悟して飲んでみると少し酸味のある紅茶味で、特に濃すぎて飲みにくいとは感じず、むしろ薄味に思えました。

上澄みと沈殿

『1日の食事の1食をコンブチャのみに置き換えるとダイエッット効果増!』という情報に「1回の食事を飲み物だけにしたら、そりゃあ体重も減るでしょ・・・」とツッコみながらも、私は毎朝コンブチャだけを飲んでみました。
「それにしても味が薄くて想像とは大違いだなぁ・・・」と思いながら飲み続けていると、残りがボトルの半分くらいになった頃からだんだんとコンブチャの色と味が濃くなってきました。
「おや?!」と思い、ボトルを振ってから注いでみると濃い『コンブチャが出てきて、私は今まで自分が上澄みばかりを飲んでいたという事実に気がつきました。


コンブチャ』の知識

「これじゃあ効果は出ないよね・・・」と苦笑し、その日から私はボトルに残った本当の『コンブチャを飲み始めました。
身体の冷えが少し減り、腸の働きに多少の活性化を感じましたが、私はもともと腸の働きが活発なので、劇的な変化はみられず残念でした。
上澄みばかりを飲み続けるというミスをせず、3~4か月くらいきちんと飲めば効果がみられたのかもしれませんが、1本720ml(1回30mlで24日分)約5000円なので継続は見合わせました。
結果、私がコンブチャを試してわかったことは『飲む前にボトルは振るべき!』ということだけでした。

健康診断

そんな日々を経て臨んだ今年の健康診断で、私は内科の先生に「体重が2キロも増えていますが、どうしましたか?」深刻な口調で言われました。
そこで正直に「いやぁ、実は7キロ太ったのでダイエットをして、5キロ減った結果がこれなんですよ!私、いろいろ努力してます!」などと誇らしげに言ったら先生に確実に注意されると思い、「原因は特に思い当たらないのですが、これからは生活習慣に気をつけます!」模範的な回答をして帰ってきました。
健康診断の結果に大きな異常はありませんでしたが、血液中のコレステロール値が少し高めなのが気になりました。


ヘルスケアへの意識

年齢と共に低下する代謝機能を改めて自覚し、私はサラサラ血液を目指して炒めた玉ねぎを週4回は食べるようにしました。
たまに飲む牛乳70%のカフェオレはしばらく我慢して、中性脂肪の減少に効果のある緑茶を飲んでいます。
また、血行が良くなるように入浴は湯船に30~40分浸かるようにし、朝にコンブチャではなく乳酸菌のドリンクを毎日飲み始めました。
年々、身体の無理がきかなってくるので、好きなことをして楽しむ為にも、日々のヘルスケアは大事なのだと実感し、生活習慣を改めるきっかけになった一年でもありました。

スマホ老眼』

今年の夏、眼科で「視界がぼやけて遠くが見えない」と言ったところ「老眼のせいですね」と言われ「ガガーン!」とショックを受けローガンってどなたですの?そういうお名前の方、存じ上げませんわ!」と心の中で現実逃避の小芝居を試みながらしょんぼりと帰宅しました。
老眼は近くが見えず遠くは見えますが、私は近くがはっきりと見えて遠くがぼやけるので、疑問に思い調べてみるとスマホ老眼』というものでした。
眼科の先生に「そのうち近くも見えなくなりますよ」と言われ、そんな「乞うご期待!」的なノリで言われても・・・と戸惑いながら、眼鏡をかけようか考えています。


ワイン造り

ワイン葡萄の栽培は今年も順調で、秋には見事に実ったワイン葡萄を収穫できました。
収穫したワイン葡萄をクラシカルな手法で醸造してくれるワイナリーのオーナーのご厚意で、葡萄を足で踏み潰し、できた葡萄ジュースを樽詰めするという作業に初めて参加することができました。
昔の人がどんな風にワインを造っていたのか体験を通して知り、ワイナリーのオーナーがこだわる600年前のイタリアのワイン造りに想いを馳せました。
葡萄を踏み潰すのに使った樽は一人用サイズでしたが、来年は何人かで輪になって葡萄を踏み潰せる大きな樽を使うとのことで、今からとても楽しみです。

震災をきっかけに

9月の胆振東部地震では、私たちの生活がいかに電気に頼り過ぎかに気づき、電気がないとどうにもならないという脆さ恐ろしさ痛感しました。
もしもあの震災がだったら、冬が長く雪深いこの地域は一体どうなっていたのだろうとゾッとします。
我が家では冬の防災対策として、マイナス17度まで耐えられる本気の登山用寝袋を購入し、飲料や食料と一緒に備えています。
人間は何か大変な目に遭うと平穏無事な生活のありがたみを改めて知るので、今回の震災で気づいた感謝の気持ちを忘れずに、これからも地域全体で協力しながら節電エコに取り組み続けていけたらと思います。


スキルアップと応用

今年も仕事は楽しく、スキルアップの喜びとやり甲斐を大いに感じることができました。
自分が考案した企画が通り、そのイベントの準備を進め無事に開催できたことで大きな自信がつきました。
私が今年の目標にしている『未収金のない決済』は、今のところきちんとクリアできており、自分なりの仕事のルーティーを今後もこなしていくつもりです。
私は、どんな企画も準備の方が本番そのものよりも大変で、とても重要な仕事だと感じているので、企画をアシストしてしっかりと足場を固める作業勉強になりますが、来年は準備から本番まで自分で展開できるチャンスがあることを願っています。

成長の目標

私は11月にストレスで体調を崩し、3日間欠勤しました。
職場に迷惑をかけてしまい申し訳なく思うと同時に、今の仕事が好きな私は働けないないという状況が不本意で、とても悔しかったです。
人は価値観譲れないポイントがそれぞれ違うので時に対立したり、我の強さ負の感情に支配されて仲違いしたりすることもありますが、基本的には対立に至る前にお互いが譲り合い歩み寄ることで、平穏に事を運べるのが一番良いと思います。
私は今まで、不愉快なことは3度まで我慢するよう努めてきましたが、これからは我慢するのではなく大きな気持ちで受け流せるようになりたいと思っています。
やはり、平和が一番です。


今年もブログをお読み頂きありがとうございました。
皆様どうぞお身体に気をつけて、素敵な新年をお迎えくださいませ(*^-^*)

小樽日帰り旅行

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気合を入れて

今年の秋は小樽へ観光に出掛けました。
夏休みに行く予定だったのを、あまりにも暑い日が続いていたので9月に延期したのですが北海道胆振東部地震で地域全体が混乱し、壊れた家財の片付けや今後の為の防災対策余震の不安などで自分の生活がしばらく落ち着かない状況になり、9月はお出掛けを楽しむ気分になれないまま過ぎてゆきました。
地震の影響を受けて北海道の観光地では宿泊予約のキャンセルが相次ぐなど、観光客が激減して経済的な大打撃を受けていたので「ここは一つ、観光地でお金を使って地域の経済に少しでも役立たねば!」と思い、10月のある週末、私と娘は小樽観光を実行しました。


観光スタート

私は若い頃からいろんな季節に北海道旅行をしており、結婚してからは毎年秋に家族旅行で北海道に来ていたので、小樽の観光名所はほとんど知り尽くしていましたが、娘はまだ小さかった為、家族旅行の記憶があまりなく、娘にとって今回の観光は新鮮だったようです。
小樽の駅に降り立ち、私たちは歩いて小樽運河へと向かいました。
海を臨む緩やかな坂道を下りながら進んで行くと、旅を満喫している幸せそうな笑顔の観光客と何度もすれ違い、その笑顔に影響されて段々とテンションが上がっていきました。
まずは観光案内所に行き観光マップをもらい、そこをスタート地点に私たちの観光は始まりました。

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お洒落なホテル

運河のすぐ近くにあるヨーロピアン調のお洒落なホテルの前を歩きながら、家族旅行のときはこのホテルに宿泊し、ホテルのパティオにある大きなブランコに乗って遊んだことや、港の近くの大きなホテルに宿泊したときは、隣の施設にある観覧車にいつも乗っていたことを娘に話して聞かせると「覚えてないけど、きっと楽しかっただろうなぁ・・・いつかまた泊まってみたい!」と興味を持っていました。
港の近くのホテルにはガラス張りの明るいレストランがあり、ヨットハーバーを眺めながら頂く充実した品揃えの朝食ビュッフェが私は好きだったので、今度また泊まってみたいと思いました。


美味しいお寿司

観光のメイン通りにはお寿司屋さんが軒を連ねており、お昼前でしたがお店が混み合う前に昼食をとろうと、私たちはお寿司屋さんに入りました。
せっかくなのでランチビールとお寿司を注文し、あまりお腹がいっぱいになると歩くのがしんどくなるので、腹八分目くらいの注文量に抑えました。
私はお寿司が大好きで、週に一度はお寿司を食べています。
私が今住んでいる地域は魚介類が美味しいので、(お店にもよりますが)デパ地下やスーパーマーケットで販売している折詰のお寿司回転寿司のお寿司でも十分に美味しいと感じ、地元の新鮮なネタを使用したボリュームのあるお寿司は特別に美味しかったです。


お寿司への情熱

日本のソウルフードでもあるお寿司は、世界中で多くの人に食べられている人気料理です。
私は海外に行き1週間くらい経つと、どうしてもお寿司が食べたくなります。
オーストラリアではチャイナタウンや大きなショッピングモール『SUSHIレストラン』でお寿司を食べ、ヨーロッパではスーパーで冷凍のお寿司を買ったり、アジア人が経営している『ジャパニーズレストラン』でお寿司を食べたりしていました。
ヨーロッパは食べ物の価格が高めで、お寿司は特に高い上に味が微妙なので、私は日本から出てみて尚更「美味しいお寿司を日常的にリーズナブルに頂ける日本に生まれて本当に良かったなぁ・・・」と思いました。



大きなタラバガニ

小樽観光の際にはタラバガニを購入し自宅に送ってもらっていたので、習慣で今回もカニを選びに海鮮店に行きました。
店頭には毛ガニ、花咲ガニ、タラバガニが並んでいて、お店の人が茹でたてのカニ試食させてくれました。
私はダイナミックに食べられる大きなタラバガニが好きなのですが、花咲ガニを食べたことがなかったので迷い、娘と検討して一番食べやすいタラバガニに決めました。
以前よりもカニの価格が高いと感じましたが、その日に持ち帰ると伝えるとお店の人が割引をしてくれ、お得に購入することができました。
購入したタラバガニをお店に預け、私たちは本格的に散策を開始しました。

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ガラス工房

自分が気に入った場所や物を、娘も同じ様に気に入ってくれるのは嬉しいものでした。
私はガラスが大好きで、ワイングラスや食器類にもこだわっており、娘の名前はガラスという意味も併せ持つ『瑠璃』から一文字とってつけました。
小樽はガラスが有名で、素敵なガラス細工のお店がたくさんあるので、娘に名前の由来などを再度話しながらお店を見てまわりました。
小樽にはガラス工芸を体験できる工房があるので、娘とオリジナルのグラスを作ろうと思っていたのですが、私はランチビールを飲んだ後にけっこうな距離を歩いたら思いのほか疲れてしまい、娘はお店を見るのに夢中だったので、体験はまた今度にしました。

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様々なショップ

工房で次々と器用にグラスを作る職人さんの様子を、娘と二人で窓越しに熱心に見つめていたので、職人さんもやりづらかったのではないかと後になって思い「ちょっと私たち、ガン見しすぎじゃなかった?!」と笑ってしまいました。
大きなオルゴール店では、広い空間に大小様々なデザインのオルゴールが並び、彩とりどりでとても見応えがあり「そういえば、これと似たオルゴールを買って家に飾ってたなぁ・・・」懐かしい気持ちになりました。
可愛らしいキャラクターショップには、娘が好きそうな小物がいっぱいで「中学校で使う文房具やいろんなアイテムは絶対ここで買いたい!」と熱が入っていました。


不可欠なお休憩

以前、観光旅行に来ていた頃、私はまだ30代だったので活発に観光地を巡っていましたが、張りきってお店を見てまわる10代の娘のペースに途中からついていけなくなり、お店ごとに座れる場所を探しては休んでいました。
観光地でよく見かける『お父さん(お母さん)預かり所』私も預かってもらいたいくらいで、その預かり所にお茶だけじゃなくマッサージサービスもあったら最高だと真剣に思いました。
有名なチョコレート店に入り、そのショップ限定のエバエな(インスタグラムなどで映えるという意味らしいです)チョコレートドリンクを飲みながら休憩をとり、自宅用にチョコレートを買いました。


小樽運河

メイン通りから小樽運河へ行く途中の洋服屋さんで、キャラクターもののトレーナーを見つけたので娘用に2着買い、「もう大人用の服が着れるぐらい大きくなったんだなぁ・・・」感慨深い気持ちになると同時に「そりゃあ、私も疲れやすいお年頃になる訳だよねぇ・・・」と思いました。
小樽運河は多くの人で賑わい、柔らかなオレンジ色の夕陽が倉庫の壁に茂るツタの葉の紅葉とマッチし、ノスタルジックな風景を演出していました。
運河沿いの倉庫レストランになっていて、どこも個性的な遊び心があり、今度はメイン通りではなくこちら側で食事をするのも楽しいと思いました。


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ユニークな空間

広い倉庫を、緑を基調としたカフェスペースに改築した新スポットは、木製のテーブルと椅子の他にハンモックも設置されていて、快適な空調の屋内にいながら森にいるような気分になれる不思議な場所でした。
北海道の材料を使用したパン売り場もあり、玉ねぎやゴボウなどを練り込んだ珍しいパンを何種類か買いました。
倉庫の並びにはビアホールもあり、覗いてみると店内はカントリー風のユニークな雰囲気でした。
私たちは夕食にはまだ早くお腹も空いていなかったので、ボトル入りの地ビールを数本買って小樽運河を後にし、海鮮店で購入したタラバガニを受け取ると、ずっしりと重い袋を手に帰路につきました。

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それぞれの楽しみ方

せっかくの観光なので宿泊すればゆっくりと過ごせ、観光地の経済により貢献できるのですが、9月の地震の後にウチの愛しい老猫ちゃん痙攣のような発作2度ほど起こしているので心配で、これからは老猫ちゃんを家に残して宿泊するのはやめることに決めました。
なので私たちは、美味しいものを購入して家でのんびり頂いたり、外食して好きな物を好きなだけ食べて消費することで、地域の経済に少しでも役立とうと思っています。
楽しみ方貢献の仕方も、人それぞれフレキシブルでいいのです。
その日の夜は家で老猫ちゃんとソファーで寛ぎながら、持ち帰った大きなタラバガニ、海鮮おつまみ、パンなどを地ビールと一緒に味わい、小樽日帰り旅行を締め括りました。

小樽も含め、北海道には素敵な観光地がたくさんあり、それぞれ魅力に溢れています。
国内外の皆様、ぜひ足をお運びくださいませ!(*^-^*)!

『心の学び』について


エスコート

私は朝の通勤の際、たまに駅で目が不自由な女性に会うことがあります。
朝の通勤電車はいつも満員で、私が利用する駅は乗り降りする人が多くて大変なので、私はその女性に「一緒に乗りましょう」とお声掛けをして、その女性をエスコートしながら電車に乗っています。
最初の頃はその女性がなるべくもみくちゃにならないよう上手く支えるのに必死でしたが、最近はだんだんと慣れてスムーズなエスコートができるようになりました。
今までは、電車を降りて一緒にエスカレーターで上の階に上がり、エスカレーターを降りて少し進んだ所で「いってらっしゃい、気をつけて!」と声を掛けてお別れしていたのですが、黄色の視覚障害者誘導用ブロックの上でお別れした方が親切なんじゃないかと最近になって気がつき、先日の朝からさっそく実行してみました。

日々の学び

エスカレーターを降りて視覚障害者用ブロックまで進み「今日はこの黄色い線の上でお別れしますね。いってらっしゃい、気をつけて!」と声を掛け、それぞれ別の方向へと歩き出しました。
そして、私はふと「目が不自由な人に対して『黄色の線』と視覚で説明するなんて、私はなんて無神経だったんだろう・・・」と思いました。
善意の行動であっても、認識の甘さから自分の想いとは裏腹な結果になってしまうことがあります。
私の言葉でその女性が嫌な気持ちになったのではないかと考えると、私は気配りが未熟な自分が恥ずかしくなりました。
今回のことで学び、今後は「誘導用ブロックの上でお別れしますね」
とその女性に伝えることにした私は、「日常には学ぶべき事柄が溢れていて、それに気づくか気づかないかで人間としての成長の幅や心の深さが変わってくるものなんだろうなぁ・・・」と感じました。


隠れた本意

人間には学ぶべきことがたくさんあって、人生はいくつになっても勉強だと思います。
人と関わる際のマナーや気遣いは特に難しく、言葉や行動に隠された本意を汲み取ることができずに失敗することもあります。
意見が対立したときに相手が引き下がるのを「自分が正しくて相手が間違っているのだから当然」とか「自分の方が強くて相手は弱いから引き下がるのだろう」と、自分を立ててくれる相手の配慮や、自分に譲ってくれる相手の懐の大きさを感じ取ることができない人や、「何も言ってこないのだから問題ないだろう」と、相手に対する思いやりのない行動を知らず知らずに繰り返す人は、本物の信頼関係を築くことはできませんし、精神的に成長できないまま年齢を重ねていくので後々「その年齢でそんな道徳的なこともわからないのか」という評価を受けることになります。

受け止め方

何より怖いのは「このままではダメだ」と自分で気づき修復や改善を試みても、そんな風に無自覚に年月を重ねてきた為に道徳的な感覚が乏しくなり、的を射た的確な気遣いをすることや相手の真意を汲み取ることができない人間になってしまうことです。
また『遠回しな指摘』
に気づかずにいると、後に大打撃に繋がる怖い結果を招くこともあります。
「末っ子だとすぐにわかる」という言葉には『愛されお姫様・王子様キャラ』という賞賛ではなく『他人に気が遣えないワガママさが溢れ出ている』という意味が含まれているので、私はその発言をする人を『悪気のないフリをして失礼なことを言う人』と認識しつつも、その言葉が自分に向けられたときは日頃の行いを振り返る機会として受け止めるようにしています。


マナー次第

お酒が強い弱いは人それぞれの体質なので良い悪いはありませんが、会社のお酒の席で自分の許容量も考えず「お酒が弱いと舐められるから」とか「飲みたい気分だから」と、記憶が残らなくなるほど飲むような幼稚な行動社会人として慎むべきですし、飲ませる側も面白がってけしかけたり無理強いするような下品な行動をすべきではありません。
お酒を飲み過ぎて迷惑行為をしたり暴言を吐いたりしたことを本人が覚えていようがいまいが、不快な気持ちにさせられた被害者には怒りしか残らないのです。
いくら自分が楽しいからといって、体調が良くない人をお酒の席に平気で5~6時間も拘束するような思いやりのない行動も然りで、会社のお酒の席はマナー次第で人の士気を下げ、相手との信頼関係を一瞬で失ってしまう場にもなり得るのです。

人間の魅力

以前、職場の若い男性がお酒の席で話したことをほとんど何も覚えていない状態だったので「お酒の席で話したこと、何も覚えてないんですね・・・」と、記憶が残らないような飲み方をするのは社会人のマナー違反だと気づかせようとして言ったところ「今聞いたことはちゃんと覚えておきますよ。関心がない訳じゃないですから安心して下さい。」と、まるで私が「私の言ったこと全然覚えてくれてないなんてショック―!」とでも言っているかのような返答をされ「えーっと・・・そういうことじゃなくて・・・ (~_~;)」と困りました。
その後、その若い男性は社内のお酒の席で飲み過ぎて暴言を吐き、同僚に嫌われ信用を失うことになり、私は「気づけないって本当に怖いことだなぁ・・・」と思いました。
世間には『若さこそが最大の魅力』と信じ、年齢を重ねた人を『終わってる年寄り』と安易にバカにする人がいますが、私は自分の歴史を重ね落ち着き余裕を兼ね備えた大人は男女共に素敵だと思います。
異性の魅力でいえば男性の旬は48歳からで、そのくらいの年齢から知性溢れる大人の色気が漂い始めるものと感じています。

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※ 画質が悪くてスミマセン

実家の柿

先月、実家から段ボール箱いっぱいの柿が届きました。
実家の庭には柿の木があり、毎秋、収穫した柿の実干し柿を送ってくれるのですが、今年は随分と量が多く驚きました。
大きな柿の木なので、年老いた両親には剪定などの手入れが大変になり、今年の収穫が終わったタイミングで木を切り倒したとのことで、実家で採れる最後の柿を十分に味わえるようにと大量に送ってくれたのでした。
せっかくの『ラスト柿』なので、職場で日頃お世話になっている人たちにも味わってもらいたいと思い、見た目の良い柿の実を選んで持っていきました。
柿は傷みやすいので、他人様にあげられるような状態の柿は限られていましたが、何十年も栄養を蓄えてきた木だけあって実が大きく、なかなかの大荷物になりました。

思い出深い秋の味覚

朝の満員電車で柿の実が潰されないように気をつけて運び、職場で配ったところ予想以上に喜ばれ、思い出深い秋の味覚を自分の好きな人たちとシェアできたことを嬉しく思いました。
『生ハムメロン』のように柿を生ハムで巻いた『生ハム柿』シャンパと一緒に頂くのが私は好きだったので、実家の柿が食べられなくなってしまうのは淋しいですが、きっと実家の柿の木も最後の実りでより多くの人に笑顔を作ることができて幸せだったと思います。
このブログを始めた頃に書いた『実家の柿』に関する記事があったので、ちょっと文章のスタイルを変えて載せてみようと思います。
ぜひお読みください。

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『門外不出の柿サラダ』

祖母と母

大正生まれの100歳の祖母は母方の祖母、つまり私の母の母親で、この二人はずっと一緒に暮らしているだけあってとても仲が良く、味の好みや生活習慣もそっくりです。
母は仕事が大好きな人で、子供を産んでからもずっと会社で働いていたので、食事の支度や買い物など、家事全般は全て祖母がしていました。
大正生まれの祖母のセンスで用意されるおやつは常にお饅頭、かりんとう、煎餅と渋目の和菓子で、ポテトチップス、チョコレート、ポッキーなどが出されるなんてことは夢のまた夢でした。

マヨネーズとの出逢い

朝は母が食事の支度とお弁当作りをするのですが、母は『見た目より質重視派』なので、幼稚園に通っていた頃から私のお弁当は内容はそれなりに豪華なのですが、可愛らしさのかけらもない茶色だらけの、まるで職人の親方のお弁当のようでした。
母が小さかった頃はまだマヨネーズが今のように普及しておらず、母と祖母にとってマヨネーズはとても斬新で画期的な調味料で、当時の母と祖母は「これさえあれば何でも洒落た一品に早変わり!」とばかりに、家族全員分のイチゴやメロン にまでマヨネーズをかけて食卓に並べるので困りました。

新メニュー誕生

私にとってイチゴやメロンお気に入りのデザートなのですが、自分たちの趣味の畑作で収穫するイチゴやメロンを昔から飽きるほど食べてきた母と祖母にとっては、旬の果物よりもマヨネーズの方が価値があるようでした。
秋になると庭の柿の木に実がたくさん実り、その量は半分を干し柿にして食べても食べきれないので、母と祖母は相談し平たい種無しの柿の皮を剥いて十字に切って4等分した上に、クルリと一周マヨネーズをかけるだけの必殺料理『柿サラダ』を考案しました。

微妙な『柿サラダ』

おかずとして『柿サラダ』を食べた後にはデザートの柿が待っているという、飽き飽きするほど柿三昧の日々でした。
母と祖母は自分たちが考案した『柿サラダ』がとても気に入っていたので、私の友人が遊びに来たときも、お客さんを招いたお食事会のときも必殺料理『柿サラダ』はいつも振舞われました。
『柿サラダ』を出された人たちは、その斬新な一品困惑しながらも、マナーとして失礼のないよう完食していましたが、私は「美味しい」と言って食べている人を見たことがありません。

門外不出の理由

実際に我が家で『柿サラダ』を食べた人々も、私が実家を離れてから『柿サラダ』の話を聞かせた相手も、誰も実際に作りたそうな反応はしませんでした。
よって私の実家で食べられている母と祖母の味『柿サラダ』は未だに門外不出であり、今後も門外にて作られたり広められることはないでしょう。
今年も庭の柿の木に実がたくさんが実る季節になり、じきに実家では『柿サラダ』が食べられるのだと思います。
今後、母と祖母によってどんな斬新な必殺料理が考案されるのか、ちょっぴり楽しみでもあります。

お財布を忘れて

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感動の余韻で

先日、お財布を持たないで会社に行ってしまいました。
数週間前の週末、娘の学芸会を観覧する為に小学校へ行き、娘の演技に感動しながら成長を感じ、帰宅してからもしばらくその余韻に浸っていたところ、お出掛け用のバッグから通勤用のバッグにお財布を入れ替えるのをすっかり忘れてしまったのです。
電車通勤の際は定期券を使うのでお財布は必要なく、お昼ご飯は家から持っていくので途中でお買い物をする必要もない為、私は帰りまで自分がお財布を持ち歩いていないことに全く気がついていませんでした。

『オーマイガッツ石松』な事実

その日は週に一度の空手教室がある日で、私は娘を迎えに行く為にいつものように路面電車に乗り込みました。
乗車料金の小銭を準備しようとお財布を探し、初めて「おや?お財布はどこだろう?」
と思いました。
「きっと何かの陰に隠れてバッグの奥深くに入っているに違いない。」自分を信じ、バッグの中を隈なく探している内に「あーっ、そういえば学芸会の日に使ったバッグからお財布を入れ替えてなかった!」と思い出し、『オーマイガッツ石松事実にアタマの中が真っ白になりました。

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何も持ってない私

目的の駅はまだまだ先だったので、駅に着くまでにどうするかを考えようと、まずは気持ちを落ち着かせ、バッグの中にお金カード等がないかを確認しました。
何かあったときの為に携帯電話ケースのポケットに入れていた五千円札は、新しい携帯電話ケースに変えてからは入れておらず、いつも持ち歩いていた予備の小さな財布は、最近バッグが重いという理由で持ち歩くのをやめており、私はお金は愚かクレジットカードもキャッシュカードも何も持っていないまま路面電車に乗っていたのでした。

トホホな気分

以前、通勤時に定期券の期限切れに気づき、お財布の中にちょうど3か月の定期券代分くらい現金があったので購入しました。
お財布にはもう小銭しか残っていない状態でしたが、ATMはまだ利用できず、仕事の帰りにお買い物をするまではお金は必要ないので、とりあえず大丈夫だろうと会社に行きました。
「この状態で事故なんかにあって身元を調べられた際に、大人なのに所持金が数百円なんて知られたら恥ずかしいから、今日は何としても無事でいなくては!」などと思いましたが、今回は数百円どころかお財布ごと持っておらずトホホな気分でした。

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世知辛さと救い

「油断してるときに限ってこういうことになるよねぇ・・・お金もないのに電車に乗っちゃってるし・・・」と途方に暮れましたが「窮地に陥ったときこそ、状況を立て直す生き力と人間力が試されるものよ!」と、気を取り直し、あれこれ策を練り始めました。
路面電車「1万円札しかなくて両替できないので次に乗ったときに2回分の乗車料金を払います」と乗務員さんに言っている乗客を過去に何人か見かけたことがあるので、乗務員さんは説明すればきっとわかってくれると思い、少し救われた気持ちになりました。

打開策とシュミレーション

『では、どこの駅で降りてどうするのか?』が次の課題になりました。
 空手教室の近くの駅で降りてまずは娘を迎えに行き、娘が持っている小銭で帰りの乗車料金を支払い家に帰る。
 娘が二人分の乗車料金を支払えるだけの小銭を持っていなかったら帰れない。

② 空手教室の近くの駅を通り過ぎ一度家に帰り、お財布を持ってまた路面電車に乗って娘を空手教室に迎えに行く。
 時間が掛かるので娘のお迎えの時間を大幅に過ぎてしまう。

③ 娘の空手教室がある駅で降りてまずは娘を迎えに行き、タクシーで帰り、財布を家からとってきてタクシー代を支払う。
 無駄な出費だが、家に帰れないのだから仕方がない。

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新たな打開策

「まぁ、③しか方法はないよなぁ・・・」と思ったとき「そうだ!ゆうちょ銀行の通帳ならカードがなくてもATMで現金が引き出せる!」と気がつき、バッグの中にある通帳を確認しました。
そして、どこにゆうちょ銀行のATMがあるのかをiPhoneで検索し、路面電車の駅のすぐ近くにある大きな郵便局を見つけ、その駅で降りて現金を引き出すことにしました。
その駅は、空手教室の近くの駅から3つ目の駅だったので、娘のお迎えの時間にも遅れずにすみそうでした。

現金との再会

「おぉー、神よ!」と大袈裟に喜びながら空手教室の近くの駅を通り過ぎ、郵便局の近くの駅で乗務員さんに「お財布を忘れてしまったので、今からあの郵便局に行き、この通帳でお金を引き出します。その後、また路面電車に乗る際に2回分の乗車料金をお支払いさせて下さい。」と、通帳を握りしめながらお願いしました。
乗務員さんが承諾してくれたので、私はいそいそと降りて郵便局のATMに向かい、帰りにスーパーでお買い物もできるぐらいの現金を引き出しました。

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2回分の乗車料金

ゆうちょ銀行の封筒に入れた現金を手に、私は反対方向の路面電車に乗って空手教室へと向かいました。
降りる際、2回分の乗車料金を支払う説明をどうしたら一番わかりやすいかを考えていた割には「あのぉー、えーっと、実は・・・」とまごついていると「あぁ、もしかして2回分の乗車料金の支払いですか?」と言われ「そうそう、それです。すみませんでした。」と言って支払いました。
察しの良い乗務員さんの様子から「私みたいにお財布を忘れたまま乗車しちゃう人ってけっこういるのかも?!」と思いました。

頑張ったご褒美

娘に会ってその『オーマイガッツ石松な話をすると、「えーっ、ママ何してるの?驚きなんだけど!!」と呆れられ、「ウケるー!」と大笑いされました。
娘は二人分の帰りの乗車料金を支払えるぐらいの小銭は持ち合わせており、私があれこれ考えてお金を引き出さずに迎えに行っても家に帰ることはできたようでしたが、せっかくお買い物をする分の現金も引き出したので、自業自得なりにも状況を立て直して頑張った自分へのご褒美に、お寿司お刺身を買い、家でビールを飲みました。

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素敵な地域性

この地域に移住して以来、私は日常的に路面電車を利用しています。
最新の車両も運行する中、イイ感じに古びた昔ながらの車両も運行しており、車窓から眺める見慣れた街並に何だか心が和みます。
路面電車の車内には『傘の無料貸し出しサービス』として冬季以外はビニール傘が常備されています。
そういった親切なサービスは、マナーを守ってきちんと返却する地域の人々の誠実さ乗務員さんたちの真心があってこそ成り立ち、また、今回の私のようなケースへの対応についても同じことがいえると思います。

貸し切り路面電車

人の温かさを感じることができるこの地域の路面電車を、私はこれからもしっかりお財布を持った状態で利用させて頂こうと思います。
路面電車貸し切りサービスもあり、たまに貸し切り電車で街を周りながらパーティーをしている団体を見かけます。
娘がまだ小さかった頃、貸し切りの路面電車紙芝居人形劇を見せてもらえるイベントに参加させて頂いたことがあります。
貸し切り料金はそこまで高額ではないので、私もいつか路面電車を貸し切りにしてイベントを開催してみたいと思っています。

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愉快ではない現実

日本の国民的アニメサザエさんのオープニング曲には「♪ 買い物しようと街まで出掛けたら 財布を忘れて愉快なサザエさん みんなが笑ってる~ 小犬も笑ってる~ ♪」という歌詞があります。
私は今回、実際に自分が財布を忘れてみて「財布を忘れたら本人は大抵パニック状態に陥って、愉快なことなんて何ひとつないですよ・・・そんな困っている真っ最中の人を、みんなも小犬も笑っちゃうなんて酷すぎやしませんか・・・(涙)」と、ワナワナと身体を震わせながら思いました。

皆様も、お出掛けの際にはお財布を忘れないようお気を付け下さいませ・・・
路面電車の乗務員さん、この度は親切なご対応をありがとうございました( ;∀;)

娘氏の学芸会


主役のオーディション

昨日は娘氏が通う小学校の学芸会でした。
6年生の娘氏には今回が小学校生活最後の学芸会なので、役を決める段階から熱が入っていました。
今回は魔女がテーマのお芝居で3幕に構成されていたので、主役の魔女を演じるのは3人でしたが、娘氏と同じ様に熱が入っていて「主役を演じたい!」と思う生徒が今までより多かったようで、主役の3人枠をかけてのオーディションが行われました。
オーディションは、6年生の児童全員の前でエントリーした生徒たちがそれぞれセリフと演技を披露し、それによって選考されるというもので、けっこう勇気がいることだと私は思いました。
娘氏はオーディションの日まで家で毎日、セリフと演技の練習を一生懸命にしていました。

強引なエール

オーディションの前には空手の段級審査もあり、習って間もない空手の新しい型も練習しなくてはならず忙しそうにしていましたが、好きなことの為にする努力は全く苦にならないらしく、充実している様子でむしろ楽しそうでした。
オーディション当日の朝、少し緊張した様子の娘氏が「あぁ、いよいよ今日だ・・・オーディションに受かるかなぁ・・・」と不安そうに言うので、私は「大丈夫よ!あんなに練習したんだし、あなたは過去にチケットを買って観に来てくれる大勢のお客さんの前で演じた経験もあるんだから!それに何より、あなたはママの一番なんだから何も心配ないの。持っている力を全部出し切って楽しんできなさい!!」と、若干強引なエールで学校に送り出しました。


母親としての葛藤

仕事が終わり家に帰ると、私がドアを開けた瞬間、娘氏が吹っ飛んできて「主役になれたよ!」と、とても嬉しそうに笑顔で報告してくれました。
私もとても嬉しくて「良かったね!ママは、きっとあなたは主役になれるって最初から信じてたよ!」と、娘氏をギュッと抱きしめました。
それから学芸会の日まで、娘は自分が演じる劇をプロが演じた動画を繰り返し観ては研究し、セリフの言い方や演技を練習していました。
演劇のことばかりで勉強が手抜きになりがちだったので「勉強もちゃんとしなさい!」と叱る日もありましたが、「でも、好きこそものの上手なれっていうし、子供のやる気を抑制して才能や心の成長を妨げるようなことはするべきではないよなぁ・・・」と、母親として葛藤しながら娘氏を見守りました。

105%の力

現在の学芸会は平日に生徒たち向けに演じる日が設けられ、土曜日や日曜日は保護者向けに演じます。
生徒たちの前で演じて帰宅した娘氏は、満足そうな笑顔で「今日の私はすごく上手に演じれたよ!105%の力を発揮したよ!」と言っていました。
私は「普通、力を発揮するのって120%とか150%だと思うんだけど、105%って・・・5%増しって何だろう?一昔前の消費税的な数値かな?!」と思いながら「おぉー、スゴイ!さすがだね!じゃあ、明日は120%ぐらいでいってみようか!」と言いました。
小学校の行事や対応のスタイルが少しずつ変わってきており、昨年までは日曜日だった保護者向けの学芸会は土曜日になり、生徒や先生たちは日曜日と月曜日の代休が連休になりました。


学校の変化

日曜日だと会社がお休みの確率が高いので、保護者は学芸会を観にきやすいということはありますが、学芸会はなかなかの大イベントで生徒も先生も大変なので、連休でゆっくり休養をとるのは大事なことだと思いました。
昨年までの私の印象では、娘が通う小学校はイベントの為の取り組み方にが入っており、準備に掛ける時間が多く、劇中のダンスなども高度な振り付けで、どの生徒もリズム感や表現力が磨かれる反面、学習の時間は減ってしまうので学力的な面では「このままで大丈夫なのかなぁ・・・」と少し不安でした。
そういった点を改善する為かどうかはわかりませんが、今年の学芸会は各学年の公演時間が短縮され、発表の為の準備に掛ける時間も少なくなっていました。

必要な環境整備

観覧のルールやシステムも変わっており、今までは公演中でも観覧席への出入りは自由だったのですが、今年からは公演が終わり各学年の生徒が入退場するタイミングでしか会場に入れない入場制限があり、通路の整備もしっかりとされていました。
毎年、我が子の姿を撮影するのに熱心な保護者が多く、マナーに対するクレームが出ていることを考えると環境整備は重要なので、多少の不便を感じたとしても良い変化だと私は思いました。
小学校の行事は生徒たちがメインなのだから、子供たちが学習したことをより良い環境で発表できるのが何よりだと思います。
いよいよ娘氏の学年が公演する時間になり、入場の為の行列に早めに並んだ甲斐があり、私はステージに近い席に座ることができました。


集中できた観劇

娘氏が「今年は動画撮影しなくていいから、私の演技をしっかりと観てね!」と言ってくれたので、私は『iPadの重さで腕がプルプル震えてしんどくなる刑』から解放され、存分に観劇に集中しました。
6年生ともなるとみんなしっかりしていて、大きな声で堂々と演じていました。
1幕目の主役は聞きやすいスピードでハキハキとセリフを言うのが上手で、自己紹介をする始まりの場面にピッタリでした。
娘氏の出番は、悪い魔女として大活躍する2幕目だったのですが、いつもフワッとしている鈍くさい娘氏がそのシーンを演じるのは意外でした。
娘氏は以前、プロが演出する演劇出演させてもらった際に学んだ発声練習などが役立ち、物怖じする様子もなくきちんとセリフを言えていました。

娘氏の演技力

ステージ上で演じる娘氏の表情は、悪いことを企んで楽しんでいるズル賢い魔女そのもので、子供が役で演じている感じではなく、意地の悪い大人が実際に酷いことをするときに出す負のオーラ漂う低い声だったので驚きました。
魔法の呪文を「ポンピラパーン」と唱えるシーンでは、娘氏が家でその言葉を何度も繰り返していたのを思い出し「あぁ、あれは劇のセリフの練習だったんだ・・・そうとも知らず、またおかしなこと言ってふざけてるよ、しょうもない!とか思ってごめんね、娘氏よ・・・」と心の中で謝罪しました。
2幕目は、最初は悪いことをしていた魔女が人間の優しさや思いやりに触れ、そんな心を理解できずに戸惑いながらも少しずつ変わっていく場面で、娘氏の演技力に母親として感動し、じっくりと観させてもらいました。


画質が悪くてスミマセン(^^; その1

光る個性とみんなの力

娘氏の出番の最後の方には歌うシーンがあり、凛とした表情で歌う娘氏を観て、人前で自信を持って大きな声で歌えるその度胸誇らしく、また羨ましく思いました。
3幕目に変わり、今度は高い声で子供らしく明るい演技をする主役に変わりました。
娘氏との声のトーンや雰囲気のギャップの大きさが面白くて「これもまた小学校の学芸会の醍醐味」と思いながら劇のクライマックスを楽しみました。
どの幕の主役もオーディションを勝ち抜いただけあって、みんなそれぞれ人を惹きつける演技だったなぁと思いました。
また、いろんな役がある中で、みんな役になりきって演劇を盛り上げ、子供たちそれぞれの個性が光っており「演劇って関わる全ての人で作られているんだなぁ・・・」としみじみ感じました。

感謝の気持ち

それはきっと大人社会の組織にも同じことがいえ、輝かしい実績があるのは個人のスタンドプレイの賜物ではなく、その仕事に関わる全ての人の力があってこその実績なのだから、成功したからと得意になるのではなく、成功したときこそ関わった人たちへの感謝を忘れてはいけないんだなぁ・・・思いました。
それを繰り返し成長する人は、口先だけではない本物『実るほど首を垂れる稲穂』になるのでしょう。
演技を終え『150%の力』を出し切った娘氏を私は200%褒め、先生方にお礼の言葉を伝えて小学校を後にしました。
私は、小学校の先生たちは激務で大変だと常々思っており、娘のお世話をして頂けることをありがたく思っています。
もちろん、幼稚園でお世話になった先生方に対しても同じ気持ちです。


画質が悪くてスミマセン(^^; その2

大事なソーシャルワーカー

この先どんどん文明が進んでAIが社会で当たり前に活躍する時代がくるとしても、ソーシャルワークにおいてはやはり人間の感性と心がなければ担うことはできません。
教諭は正にソーシャルワーカーそのものであり、子供の成長において必要な存在です。
働き方改革という言葉のもと、様々な組織が取り組みを始めていますが、子供たちを導いてくれる教諭の働き方も改革によりどんどん改善されることを私は願います。
環境やスタイルが今までと変われば誰しも違和感を持つのは当たり前のことですが、私は『変化=悪いこと』と捉えずに、保護者として柔軟に教諭の働き方の改善理解と協力を示していきたいと思います。

幼稚園や小学校のどのイベントでも、娘氏の雄姿や成長をみることができているのは、先生方の並々ならぬ努力のお陰です。
本当に有難うございました。

『ワイン体験レポート2年目』10月

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念願の収穫

2018年10月13日(土)、娘と一緒にワイン葡萄の収穫に行ってきました。
前夜の酷い風雨から一転して朝はすっきりと晴れ、車窓から見える彩づき始めた山々と、穏やかな海の景色が綺麗でした。
昨年は、自分が栽培に関わったワイン葡萄畑の収穫に、残念ながら予定が合わなくて参加できなかったので、ワイン葡萄の栽培指導をしてくれているワイナリーのオーナーの畑でワイン葡萄の収穫作業を体験させてもらいましたが、今年は前もってだいたいの収穫日が知らされていたので、「今年こそは自分が手掛けたワイン葡萄の実りをこの目で見て収穫するぞ!」と楽しみにしていました。

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誇らしい芸術作品

ワイン葡萄畑に着くと、葉が生い茂った葡萄棚の一番下の段にぶら下がっているワイン葡萄たちが目に入りました。
たわわに実ったワイン葡萄の房を手にしてみると、艶と張りがある濃い紫色の実がたくさんついており、ずっしりとした重みに感動しました。
絵画のような美しさを持つワイナリーのオーナーのワイン葡萄畑とは違い、枝やツルが伸びる方向が不規則で、木によって実がいっぱいついていたり全くついていなかったりとバラバラな状態でしたが、自分が実際に栽培作業に関わったワイン葡萄畑は最高の芸術作品に思え、『達成感』『誇らしさ』を感じました。


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自由なワイン葡萄の木たち

まずは収穫方法の指導を受けました。
前回、私が収穫作業をしたワイン葡萄畑は全ての木が規則正しく育ち、同じ様に実がついていたので、一番太い枝になっている『一番なり』のワイン葡萄だけを収穫するというルールに従って作業を進めれば良かったのですが、私が栽培作業に関わっているワイン葡萄畑は一本の木からメインの枝が二本生え、左右にわかれて伸びていたり同じ方向に重なった状態で伸びていたり、同じぐらいの太さの枝が何本か伸びていて、どれがメインの枝なのかわからない木があったりで、それぞれの木で見極めが難しく作業に手間取りました。

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素敵なアイデア

メインの太い枝から出たツルに実っている『2番なり』『3番なり』のワイン葡萄も立派な房で甘かったので、ワイン用に収穫したいぐらいでしたが、ワインの質の為に収穫しませんでした。
残したワイン葡萄は後でまとめて収穫しジュースにするとのことで、ワインだけでなくジュースもたくさん作られれば、ワインが飲めない人子供たち実りの喜びと味わいをシェアできるので、素敵なアイデアだと思いました。
ワイン葡萄は食用葡萄と違って甘くないと思われてますが、実はなかなかの甘さがあり(糖度が少ないと十分なアルコール度のワインにならないので)、私たちは収穫しながらけっこう食べました。

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人生の宝

私は娘と一緒に収穫作業をし、私が葡萄の房を枝から切り取って娘に渡し、娘が葡萄の実をチェックしてカビがついた粒やシワシワにふやけている粒を取り除くという流れで、テンポよく進めました。
昨年は娘の作業が未熟だった為、最後に私がチェックして仕上げていたので時間が掛かっていたのですが、今年は娘が担当した作業の出来は完璧でした。
子供の1年間の成長は大きいので、娘には驚かされ感心させられています。
頼もしく成長していく娘と一緒に共通の趣味を楽しめているこの時間は、大切な宝物として記憶に残るのだろうと感慨深く思いながら、私は作業を続けました。


嬉しい『プレートランチ』

午前中に収穫作業を終え、みんなで昼食を頂きました。
以前、コックとして働いていたという近所の農園の方が作ってくれた、地元の野菜たっぷりの『プレートランチ』は栄養満点で、意識高い系のお洒落さとひねりを利かせた珍しい味付けで作られており、私たちはよく味わい、興味津々に頂きました。
塩に漬けてから干したニンジンに衣をつけてサクッと上げた『塩ニンジンのフライ』が特に人気でした。
普段、自分が料理をする立場にいると、人に作ってもらえるご飯は特に美味しく感じます。
手の込んだ丁寧な食事を振舞ってもらい、ありがたさをしみじみと感じました。


ワイン葡萄踏み

午後からは、ワイン葡萄栽培の指導をしてくれているワイナリーのオーナーの所に行き、収穫したワイン葡萄を潰す作業に入りました。
直径50センチ、深さ65センチ程の、寸胴鍋のようなステンレス製の入れ物にワイン葡萄を半分くらいまで入れ、専用の長靴を履いて一人ずつその入れ物の中に立ちワイン葡萄を踏み潰しました。
最初はボールプール(子供の室内遊技場にあり、直径8センチ程のゴムボールが敷き詰められているもの)に足を踏み入れたような不安定な感覚で、何かに掴まらないと立ってられませんでした。
足踏みをすると、エアークッションのプチプチが潰れていくような感じがしました。


樽詰め作業

葡萄が潰れて果汁が溜まってくると、田んぼぬかるみを歩いているみたいに足を取られ、段々と動くのが大変になりました。
果汁の量が増えれば増える程、まだ潰れていない葡萄の房が果汁の中でプカプカと逃げるのでなかなか踏めず、全部を完全に潰すのは無理でした。
ワイン葡萄がある程度潰れたら、果汁も葡萄の皮も全部まとめてイタリア製の大きな濾し機に入れ、果汁だけを他の寸胴鍋型の入れ物に満タンになるまで貯めてから、大きなステンレス製のワイン樽に移し入れました。
ワイン葡萄が240キロぐらいあったので、全員で順番にそれらの作業をひたすら繰り返しました。

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盛り上がる作業体験

収穫したワイン葡萄を潰し終わるまで時間が掛かるので、その間にせっかく搾った果汁が酸化してしまわないよう、果汁を溜める入れ物ワイン樽ドライアイスを入れ、発生する二酸化炭素の重さを利用して溜まった果汁に見えない蓋をしました。
搾りたての濃厚なワイン葡萄ジュースをみんなで頂きながら、お祭り気分で作業は進みました。
「ワイン造りの作業をしてるとワインが飲みたくなるよねー!」「今夜はワインで決まりでしょ!」と話していると、優しいワイナリーのオーナーが試作品の赤ワインのボトルを開けてご馳走してくれました。
私たちはオーナー特製の特別なワインを頂き、更に盛り上がりました。


昔ながらのスタイル

何度も作業を繰り返し、大きな濾し機に葡萄の皮や絞り残しの実などがいっぱになると、それを搾って果汁をとるという作業に移りました。
イタリア製のその濾し機は、木の蓋をした上にパズルみたいに木材を積み重ね、金属の抑えと長い棒をセットし『てこの原理』を使って長い棒を前後に動かしながら手動で絞るという昔ながらのスタイルで、かなり体力を要する作業でした。
最初は葡萄の皮などが高く積まれていたので棒の位置が私の目の高さ位でしたが、絞っていくうちに圧縮されて徐々に棒の位置が私の胸の高さに変わってきたので「この高さなら私でもイケる!」と思い挑戦してみました。


こだわりのワイン造り

最初は順調に動いていたハンドルが、圧力が掛かると重くなり簡単には動かなくなりました。
少し時間を置けば果汁が流れ出て圧力が抜けるとのことでしたが、みんな苦戦していました。
現代では機械で圧搾されるのが一般的ですが、このワイナリーのオーナーはいつもこの方法でワイン造りをしています。
日々の畑の管理や栽培作業なども合わせて考えるとかなり過酷な労働だと思い、私は「ワイン造りは体力勝負ですね」とグラスを片手にオーナーと話しました。
すぐ外にあるオーナーのワイン葡萄畑を見に行くと、昨年と同様、洗練されたアートのような葡萄棚が広大な敷地に広がり、圧巻の風景に感動しました。

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大きな『ケーキ』

心地良い風に吹かれオーナーのワイン葡萄畑を見学しながら歩いていると、オーナー宅の猫『ニャー太』が外でゴロンと寝そべっていました。
丸々とした大きな体を見ると、オーナーに愛されている様子が伝わってきて、ほっこりとした気持ちになりました。
澄んだ空気猫の可愛さにすっかり癒されワイナリーへ戻ると、圧搾作業が終盤に差し掛かかっていました。
濾し機を解体すると圧縮された大量の葡萄の搾りかすが姿を現し、それは見た目のまんま『ケーキ』と呼ばれているとのことでした。
崩して捨ててしまうのがもったいないほど美味しそう『ワイン葡萄のケーキ』でした。

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プライスレスなひととき

自分が栽培に関わったワイン葡萄を収穫し、長靴姿秋晴れの空と美しいワイン葡萄畑を眺めながらワイナリーの特別なワインを味わい、作業体験や語らいを楽しむひとときは私にとってプライスレスで、お洒落をして洗練されたゴージャスなシチュエーションでグラスを傾ける時間よりも贅沢に感じられ、この瞬間にここにいられる幸運御縁に心から感謝しました。
私が栽培作業に関わっている畑のワイン葡萄は『600年前のワイン造り』をテーマに、栽培指導をしてくれているワイナリーのオーナーの手によって毎年異なる醸造方法でスパークリングワインへと生まれ変わっています。
今年はどんな仕上がりで喜び感動を与えてくれるのか、試飲会待ち遠しい限りです。

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