母の楽しみ
先日、母のお誕生祝いに私が居住する地方の郷土料理を送りました。
母が「お友達にもお裾分けしたい」と言うので大量に注文して送ったところ「あら、こんなに~!」と喜び、張り切って周りの人たちに配っていました。
美味しいものを仲の良いお友達に味わってもらいたいだけなら、いくらでも自分でお取り寄せをして配ることができますが、やはり「子供が私の為に美味しいものを送ってきてくれたから、もし良かったらどうぞ!」とお裾分けすることが嬉しいのだと思います。
孫からのお土産は一段と嬉しいようで、ウチの娘氏が修学旅行で買ったお菓子を送ったときは、とてもはしゃいだ様子で自慢げに周りの人たちに配っていました。
嬉しいお土産
実は私も、娘氏がくれた修学旅行のお土産に浮かれてました。
今も長い反抗期な娘氏ですが、私が「職場のお友達にお裾分けしたいから、何かお菓子とか欲しいな。」と言うと、小分けで10個ずつ入ったクッキーの3箱セットをお土産に買ってきてくれました。
1箱は、私と同様に仕事を覚えるのに四苦八苦して頑張っている同僚にエールの気持ちを込めてお裾分けしました。
箱がとても可愛らしく個数も多めだったので、あとの2箱は職場の研修でお世話になった方々に感謝の気持ちを込めてお裾分けすることにしました。
現場に出ると同じ社内でも会う機会がほとんどないので、完全に疎遠になってしまう前に御礼の気持ちを伝えるちょうど良いタイミングかなと思いました。
お裾分けの醍醐味
そんな訳で、私自身は娘氏からもらったそのお土産を結局は食べていないのですが、娘氏が私のリクエストに応えて娘氏なりに考えて選んでくれたことだけで胸もお腹もいっぱいでウキウキでした。
母が笑顔で楽しそうに配る『幸せのお裾分け』の醍醐味が、私もちょっぴりわかったような気がします。
お裾分けしたお菓子の味を私は知らないので「何コレ、美味しくない・・・」とか言われて迷惑になってなければいいなと思います。
今回はそこまでの個数がなかったのでできませんでしたが、現場でお世話になっている方々にも感謝の気持ちを表して、何かの機会に嬉しいお裾分けができればと思っています。
母親としての野望
私には母親としての野望(?)がいくつかあります。
黄色い旗を手に横断歩道で児童を交通誘導し、PTAとして地域の安全を守る『緑のおばさん』になるという野望は、娘氏が小学生の時に6年間達成することができました。
子供がもう着なくなった学校のジャージ(氏名入り)を着て家で過ごすド昭和なお母さんになることも野望の一つです。
娘氏が中学校を卒業した時点で実現するかと思っていたのですが、意外にも娘氏は学校のジャージを気に入っていて、現在もパジャマとして愛用しています。
この調子では高校の体育ジャージも部活ジャージも私には回ってこない気がして残念ですが、私に似た物持ちの良さを微笑ましい気持ちで眺めています。
再活用のチャンス
昨年、雪道で転んで強打した左の肩と腕がものすごく痛むので、最近はなるべく荷物を手に持たないように、ずっと眠らせていたボディバッグを使用して通勤しています。
オシャレ重視で購入したので小さすぎて物があまり入らず、不便でほとんど使わないまま15年ぐらい保管していました。
財布と携帯電話と家の鍵など必要最低限の物しか入らない分、持ち物の重さも制限され、身体にかかる負担がだいぶ軽減されて助かっています。
私は、既にある物を有効利用できるとテンションが上がるので、他にも使わずに保管してあるバッグやファッションアイテムをいつか娘氏が気に入って使ってくれたらいいなと思います。
認知機能について
母と電話で話をしていてふと気になったことがあります。
自分の身の回りのことを全てこなし、デイサービスセンターなどの通所施設に通っていない高齢者は、公共の場で人と関わり会話を持つことが十分にできているのだろうかということです。
通所施設では運動やゲームで身体を動かし、脳トレや他者と会話ができますが、そういった機会がないと身体的にも精神的にも刺激がなくなり、日常生活は問題なく出来ていても認知能力が低下していくのではないかと心配になりました。
交流の大切さ
一人でも本や新聞で活字を読むこと、メールの文字入力や字を書くこと、歌や音読で声を出すことで脳トレはできますが、瞬間的に相手の言葉を理解して適した応対をする他者との交流で得る社会性と程よい緊張感からは縁遠くなってしまいます。
通所施設を利用しない高齢者向けのレクリエーションの場が今現在どのようにどれぐらい設けられているのかわかりませんが、要支援者や要介護者以外の高齢者の認知症予防を促進する為の活動も重要だと思うので、行政と民間でどういう状況になっているのか知りたいと思いました。
見えてきたビジョン
私には、人生の集大成としていつか自身で事業展開をしてみたいという若い頃からの夢があります。
大きなビジネスで利益を出したいという訳ではなく、自分の力で一から成し遂げたいという想いが強いです。
いろいろと制度が変わった昨今はセカンドビジネスを含め事業主になると様々なリスクばかりがつきまとうように思えてしまい意欲が消失傾向にありました。
今まではただ漠然と福祉関係の事業がいいなと思うだけでしたが、ふとしたことから具体的なビジョンが見えてきたような気がします。
ひらめいたからと言ってすぐにどうこうできる状況でもないので将来的な長期目標としてまずはリサーチを進めようと思います。
まるで頭の中の霧が晴れたようなスッキリした気持ちです。