素敵なコンサートホール
久しぶりにコンサートホールで開催された演奏会に行きました。
そのホールは世界でも有数の、音響効果に非常に優れた特徴的な造りになっています。
ステージの後方にも客席があり、中心には大きなパイプオルガンがそびえ、木製の壁面は弧を描いており、音響効果を重視して考えられたそのデザインは近代的でとても洗練されています。
吹奏楽
吹奏楽団の演奏会で、専任指揮者とゲスト指揮者の部にわかれているプログラムでした。
私たちは全体が見渡せるように2階の中央席に座ることにしました。
専任指揮者の部では、模範的で正統派といえる美しい演奏を楽しませて頂きました。
吹奏楽独特の透き通るような音色や腹の底まで響くような迫力のある音色などが多彩に奏でられ、心地よい時間を過ごしました。
編曲という魔法
ゲスト指揮者の部は、指揮者が自身で編曲をした楽曲の演奏でした。
長い間オーケストラに所属してたくさんの音に囲まれることで、それぞれの楽器の音の特徴を把握することができるようになり、その上で音の組み合わせをよく考えながらオーケストラのような音の響きをイメージして吹奏楽の為に編曲をしたとのことでした。
押し寄せる音の波
聴いていると、組み合わされた幾つかの楽器の音色がいくつもの小さな波を作り、それがどんどん重なったまま押し寄せてくるようで、まるで壮大な「音の海」を眺めているような不思議な感覚でステージを見つめていました。
確かにオーケストラの演奏を聴いているかのようで、編曲によってこんなにも音の印象が変わるのかと驚きました。
子供と音楽
娘が小学生になってからは、何度もこのホールで音楽鑑賞を楽しんでいます。
優れた音楽ホールが身近にあり、素晴らしい音楽を鑑賞できることはとても有り難いことですし、子供の頃からこういった環境で音楽に触れることができるのは、子供にとっても恵まれたことだと私は思います。
特別な空間
ロビーもホール内もとても広くて綺麗なので、女の子はちょっぴりおめかしをして出掛けたらお姫様気分を味わえそうな気がします。
もちろん子供らしく元気に遊びまわれる様な場所ではありませんが、たまには普段と違うシチュエーションの存在を認識するのも良い経験になるのではないかと思うのです。
子供向けの演奏会もあるので、親子でのお出掛け先に私としてはぜひお勧めしたいです。
コンサートホール情報 http://kitara-sapporo.or.jp
こんな情報も
私の場合は音楽を聴く側専門として楽しませて頂いていますが、音楽を奏でることに興味がおありの方にはこちらの情報もよろしいかと。
私の知人の素敵な音楽家の先生です。
音楽教室情報 http://arcomusicschool.com
不思議な御縁
私がワイン体験で訪れたエコビレッジで知り合った方が演劇に携わっており、紹介された公演を見に行くことにしました。
偶然にも娘が通う演劇教室の先生が演出をしている作品で、その先生とエコビレッジで知り合った演劇の関係者の方は古くから繋がりがあるということで、とても不思議な御縁を感じました。
未知の世界
普段の演劇鑑賞といえば大きな劇団の公演がほとんどで、内容もクラシカルで有名なものが多く、大勢の役者で演じられている作品が多かった為、役者7人で演じられるオリジナル劇というものがどんなものなのか、まるで想像がつきませんでした。
アットホームな劇場
劇場は比較的こじんまりとしたアットホームな雰囲気でした。
舞台と客席の距離がとても近いので役者の細かい表情までしっかりと見ることができ、親近感を感じさせる居心地の良さがありました。
圧倒的な世界観
公演が始まった瞬間、間近で見る熱のこもった演技に圧倒され、驚くほどのスピードでその世界観に引き込まれました。
2時間ほどの通しの舞台でしたが、次々と状況が変わるシーン展開に見入るあまり、あっという間の時間に思えました。
パワフルな演技力
一人で何役もこなしている役者がいても不思議と違和感なく受け入れられ、テンポの良さとコミカルな演出に何度も何度も笑いました。
7人という少人数でこんなにも印象強くドキドキさせる舞台を演じられるということに驚かされ、個々の役者の演技力とそのパワーに心を揺さぶられました。
表現方法
演出次第でいろんな見せ方ができるという表現方法の奥深さを実感しました。
これは演劇だけではなく他のあらゆる分野でも役に立つことだと思い、勉強になりました。
温かな距離感
帰りは役者全員が劇場の外まで観客をお見送りしてくれるという役者と観客との距離の近さに、なんだか気持ちが温かくなりました。
素敵な感動を与えてくれた役者の方々にお礼と称賛の言葉を伝え、今度からはこういった公演にも足を運ぼうと思いながら会場を後にしました。
アートをゆったりと
久しぶりに娘と芸術に触れながら、大いに楽しめた幸せな週末でした。
演奏会も観劇も娘がずいぶんと積極的に行きたがっていて、興味を持っている様子がうかがえ成長を感じました。
娘も自分が演劇を学ぶにあたり、良い刺激を受けたのではないかと思います。
情報というプレゼント
私は、娘が様々な経験ができるように日々の情報収集を心掛けています。
実際に経験してみるからこそ、興味の有無がわかると思うからです。
興味を持つ持たないは本人次第ですし、それによる正解も不正解もありませんが、ただ何に関してもやはり情報と知識は多い方が良いと思っています。
知識と選択肢
為になるならない、実る実らないはさておき、生きる上での知識と選択肢は多い方が単純に楽しい気がします。
今度は冬休みにでも、娘と近くの美術館に行ってみようと思っています。