活かされる経験

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本格的なスタート

昨年末の3日間の引継ぎ研修も終わり、いよいよ新年から本格的な仕事が始まった。
まだ2日間の勤務だが、その感想は「楽しい!とにかく楽しい!」だ。
勤務初日から、課で一人きりで留守番をするという恐ろしい時間があったり、緊張でアワアワして余裕が持てず、帰宅後は倒れそうなくらいぐったりと疲れていたが、何だかとても楽しい2日間だった。

もう一つの居場所

スーツ勤務ということを聞いたときは着るものに困ると思ったが、やはりピシッとスーツを着て、社会の中にある自分の居場所で自分の職務をこなすという日常は、今まで長年なかった新鮮な刺激となり充実感を感じさせてくれる。
独身の頃に働いていたときは、自分で選択した好きな仕事ではあっても「お金を得るための手段として働く」という現実のもと「義務」のような感覚で働いていた。
もちろん生きていく上で働いてお金を得るということは必要かつ大事なことだが、今はそれよりも「将来の夢の為の修行をさせてもらえている」という感覚の方が強いので、不思議と早出も就業時間が過ぎてからの雑務も苦にならない

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身近な敵

小学四年生の娘には「最初は何でも楽しいのよねー。でも段々と飽きて嫌になってくるものよねー。」とシビアな意見を言われた。
起業の勉強を始めてからよく「本当の敵は身近にいて、身近な人間ほど足を引っ張るものだ。」という言葉を聞いていたが、「なるほど、こういうことか。」と思った。
確かに娘の言うことは当たっているのかもしれないが、とりあえず今は新人気分を満喫して張り切っていたい

初めての通勤ラッシュ

私は過去に満員電車での通勤をしたことが一度もなく、働いていた頃は徒歩通勤だったり、電車通勤でも出勤時間が遅かったので通勤ラッシュとは無関係の環境だった。
そして今、初めて通勤ラッシュの満員電車を経験し、朝から体力を奪われている。
自宅から一番近い公共交通機関は路面電車だが、通勤ラッシュで15~20分ぐらいギュウギュウになってしまうので、少し遠いがマイペースで地下鉄まで歩いて2~3分だけ満員電車に我慢する方がマシだし通勤時間も短縮になると思い、朝から結構な距離を歩いている
この通勤が今のところ一番の疲れの原因となっている気がする。
その内この通勤状況で体力がついて、少しでも痩せることを願っている。

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気になる腰痛

今までは家でずっとバランスボールに座っていたので腰痛もなく身長が伸びて喜んでいたのだが、長い時間ほとんどずっと椅子に座っての勤務は腰が痛くなり腰痛対策を考えなくてはいけないと思うと共に、40代にしてせっかく3センチも伸びた身長が縮んでしまわないかと心配している。
今どきはバランスボールOKな職場もあるようだが、長い歴史のあるお堅い職場では、どうひっくり返ってもそれがOKになる訳がない

メルカリ―ヌな私

今回、仕事で必要なスーツや定期入れなどを購入するのに、得意の「メルカリ」というアプリを利用した。
私は目ざとい「メルカリ―ヌ」なので(メルカリ上手な自分のことを勝手にそう呼んでいる)新品・未使用のアイテムを何点かゲットした。
『新品、ゲットだぜっ!』である。
アパレル業に従事していたので、ブランドの大まかな特徴、生地や縫製の良し悪し、手入れの仕方、お直しの仕方などの知識が多少あり、洋服などの品定めをする際に役立っている。
ファッションが大好きで、幾つになってもお洒落番長でいたい傾向にあり、ついデザイン性の強いものに目がいってしまい、自制しつつ堅実な選択をするのが意外と大変だった。

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8キロも・・・

こんな風に、自分の経験から得た知識が日々の生活の中で役に立つのは嬉しいものだ。
以前はスポーツクラブで、アクアビクスやらフラダンのクラスに参加してのんきに楽しんでいたが、こちらに移住してからはあまり家から出ておらず食べ物が美味しいということもあり8キロも太ってしまい、ほとんどの洋服を自分で直して着ていた。
スーツのジャケットに関してはお直しにも限界があり、ボタンをしめて着られるものが1着しか無くなってしまっていたので、今回の買い物では本当に自分の知識「メルカリ」に助けられた。
お得な買い物ができ、自宅まで配送してもらえる「メルカリ」は、非常に便利で助かるシステムである。

興味のある方はこちらをどうぞ。
  メルカリというアプリ - ~Many kinds~ いろいろだからオモシロイ

役立つ経験

私の仕事にはカウンターでの来客応対やお客様への電話連絡も含まれているのだが、「お客様絶対第一主義」厳しい百貨店でみっちりと接客の礼儀作法を教わった経験が役に立ち、自然にこなせていると思う。
金融機関に従事していた頃の経験は、今の職場で数字を打ち込んだり、書類をチェックしてお預かりする業務に役立ち、法律事務所に勤務した経験は資料を読み込んで頭に入れる際に役立ち、動物と一緒に働いた経験は犬好きな女性上司とのコミュニケーションに役立ち、育児の経験は小さな女の子がいる先輩との共通の話題に役立っていると思われる。

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導かれた場所

自分が今まで積み重ねてきた全ての経験が、今の仕事では自然と役に立っていて、今の自分のポジションはまるで「自身の業務経験のまとめ」をしながらスキルアップをする為の場所のような気がしている。
自分が身を置くべき場所と、関わるべき人たちのもとに導かれたように思えて嬉しくなる。

動物好きの御縁

今思うと、面接のときに女性上司から「犬と一緒に働いていたとのことですが、ご自分でも犬は飼っているんですか?」という質問が出たときから、何となく私はその女性上司の人柄好感を感じていた。
オーストラリアにいたときもそうだったが、動物好き同志不思議と心が通じ合いすぐに仲良くなり、そこからいろんな人脈とチャンスに繋がったりする
あちらでレース犬トレーナーのアシスタントとして働くことができたのも、ボランティアで働かせてもらった動物園の職員の紹介という動物好き繋がりだった。

「共感」と「理解」

「動物」でも「ワイン」でもその他いろんな趣味でも、同じ「好きなもの」で繋がる御縁はポジティブなベクトル生産的な方向へ進んで行くように思える。
「共感」「理解」は、人と人との繋がりや絆を強くするのだろう。
そんな全ての御縁を大切にし感謝しながら、目の前のことを着実にこなして生きていこうと思う。
連休明けの仕事が楽しみだ。

「書き初め」と「焼き肉」

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今年の目標

今日は家で「書き初め」をした。
今年の私自身の言葉は、将来の大きな夢の為に必要な一歩一歩を確実に踏みしめるという意味を込めて「実現」にした。
社会での実務を通した学びや、自然の中で実際にワイン葡萄を育てる体験など、きちんと実現させて自分の知識にしていくのが今年の目標だ。

娘の課題

娘の学校の習字の課題を指導する為お題をみてみると「流れる星」だった。
小学4年生で既に、こんなに書くのが難しい字が課題になるんだなと思いながら、まずはお手本として自分で書いてみた。
点、止め、払い、はねなどが盛りだくさんで、大人の私にとってもなかなかの書き応えだったので、書道を習っている子供たちでもちゃんと練習しないと書くのが難しそうだと思った。

道教

私は小学2年生の冬から2年間だけ道教に通った。
同級生たちは学校のすぐ側にある子供向けの書道教に通い、その教室が主催する道コンクール段級審査に応募しては賞や級をもらっていた。
それに引き換え、私が通っていた書道教室は子供向けではなく一般向けだったので先生がとても厳しく、漢字の「一」という字のつけから止めまでを完璧に書けるようにする為、半年近くずっと「一」だけをひたすら書き続けさせられた。

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厳しい先生

それをクリアすると今度は漢字の「二」を2か月間、「三」を2か月間、字の形と角度をきちんと体で覚えるまで何度も何度も書き続け、それが終わると今度は点、縦の止め、はじき、はね、払い、角、漢字の部首など部分的な技術の練習に入った。
それらをクリアして初めて書いた字は「月」だった。
同級生は四文字ぐらいの言葉をどんどん書いてをもらっているのに、私は半紙にシンプルな一文字だけを大きく書き、書いても書いてもなかなかクリアさせてもらえず、「火」「水」「木」「金」「土」「日」「春」までなんとか進んだ頃、もういい加減いやになってしまい、その道教室をやめた

評価基準とスタイル

母親に、試しに同級生たちが通っている書道教一日体験をして、もし良さそうだったら入会して書道を続けたらと提案されたので、その書道教室に行き何枚か書いて提出すると、先生に「お主、なかなかやるな。これならすぐに上の級から段級審査を受けられるし、コンクールで入賞して会報誌にも載れるぞ。いっぱい通って練習すればスタンプがたまって景品ももらえるし。」と言われた。
だが私は子供ながらに、なんとなくそのスタイル評価基準があまりにも今までと違い過ぎて戸惑い、入会を見合わせた。

自分なりの書道

一般向けの厳しい書道教に通っているうちに、書道を習う心構えやその評価の厳しさ無意識のうちに身体に染み付いていたのかもしれない。
だからといってその厳しい書道教室に戻ることもしなかったが、書道は好きだったので小学生の頃は自分で自宅で練習したり、自治体主催の書き初め大会などに参加してをもらったりした。
何度も入賞できているのは書道教室の先生が、厳しく徹底して筆使いを教えてくれたお陰だと思った。

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書道の再開

その後はずっと筆を手にすることのない生活を送ってきたが、娘が小学3年生になり冬休みに書道の課題を持って帰ってきたので、その指導をする為に再び筆を手にした
久しぶりの墨の香り凛とした気持ちになると自然と姿勢が正され心地よい緊張感を感じた。

学びと根気

娘のお題の「美しい心」を書いてみたところ、習得した技術は身体が覚えているもので、ブランクは長かったがそれなりの字が書けた。
道教室に通っていない娘には難しいお題のような気がしたが、筆を一緒にもって教えることで早く上達できた気がする。
娘は左利きなのだが、毛筆は筆の進む方向の関係でやはり右手で書くのが良いと思い、私は右手で書くように指導した。
利き手ではない方の手で頑張って筆を運び、私との厳しい練習に励む娘を健気で偉いと思い、その根気強い姿勢が誇らしかった

残念なところ

今年の私の書き初めはさらりと終了したが、宿題を兼ねた娘の書き初めはお題が難しいので何日か練習しないと完成しそうにない。
私もその練習に便乗して、もっと配置のバランスの良いお手本を書きあげたいと思っている。
一応、筆使いは一通り書道教室で教わったが、基本的な字の形、字と字の間隔や配置のバランスのとり方教わらずして退会してしまったので、未だにそれらが上手にできないのが残念なところである。

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単純という幸せ

夜は近所の焼き肉店に行き食事をした。
昨夜みた孤独のグルメのシーンに、親子共にすっかり影響を受け「明日は焼き肉にしよう!」と、その番組が終わらないうちから早くも決定していた。
新年早々なんと単純なことだと自分で呆れつつも、「複雑より単純でいる方が平和で幸せなんだから、単純でいられることに感謝すべきなんだろうな。」と思った。

焼き肉と韓国料理

年末から胃の調子が悪くアルコールを控えていたので今夜が今年の「初飲み」となり、ビールと一緒に焼き肉と本場の韓国家庭料理を存分に頂いた。
いつも当日だとなかなかとれないDVDがみられる個室が今日はとれたので、近所のお店だからいいかなと思い「必殺スッピン」で出掛けた。
私は冷麺といえば絶対的に盛岡冷麺だったのだが、このお店の甘辛いスープの独特の味になり、今や病みつきになってしまっている。

順調な年明け

今年は元日からお天気にも恵まれ、ちょっとずつ小さな幸せを感じながら、日本の文化を満喫したり、美味しいものを食べたりと、本当に楽しい三が日を過ごせている。
愛する老猫家族も元気で無事にいてくれて、嬉しい限り
である。
このまま順調で縁起の良い1年になることを心から願う。

日本らしいお正月

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我が家の恒例行事

今日も穏やかな天気に恵まれ、お出掛けにピッタリのいい朝だった。
こちらの冬は、最高気温氷点下じゃないだけで有り難い。
今日はいつも行っているカラオケ店で11時から18時まで、我が家の新春カラオケバトルが開催された。

DXな採点機能

昨夜のテレビ番組で使われていたカラオケのDX採点機能が利用できる部屋を選んで、娘と二人で好きな歌を歌いまくった。
演歌から洋楽までいろいろと歌い、今回は89点が何度か出るにとどまり90点には届かないまま終わってしまった。
娘は87点が最高で、二人とも何だかあまり振るわなかった
以前は90点以上も何度か出ていたが、採点機能が更に精密になり、もっと歌唱技術を上げないと90点以上は出なくなったのだろうか。

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歌と心と涙

私が歌っているのを娘が真似して演歌に初挑戦し、85点を出していたのは凄いと思った。
演歌は日本の心だと思うので、娘が演歌を歌う姿を見るのは嬉しい。
私はKiroroの「未来へ」一青窈さんのハナミズキを歌いながら、将来の娘に対する感情がこみ上げて号泣してしまった。
出産をしてからというものすっかり涙もろくなったのだが、最近は年齢を重ねるごとに輪をかけて涙腺がゆるくなってきているようだ。

100円ショップのコスパ

カラオケの帰りに100円ショップに寄ったところ、名画シリーズのクリアファイルがあり、ゴッホクリムトミュシャなどのファイルの他に、なんと昨日展覧会で鑑賞した日本画のファイルもあった。
「こんな素敵なクリアファイルが100円で買えるなんてコスパが素晴らし過ぎる!」と、とりあえずそれぞれ1枚ずつ買ってみた。
何だか小さなお年玉を貰えたようで、ちょっぴり幸せだった。

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新春歌舞伎

帰宅してテレビをつけると歌舞伎の生放送番組がちょうど始まったところだった。
東京公演市川染五郎さん、片岡愛之助さん、左團次さんらが出演していた。
以前、東京の新歌舞伎座で娘と一緒に鑑賞した「菅原伝授手習鑑」
にもその方々が出演していたので、娘も少し興味を持ったようだった。

和の心と伝統芸能

新歌舞伎座で歌舞伎鑑賞をし、幕の内弁当や名物のカツサンドを食べた思い出を懐かしみながら、今夜の演目「松浦の太鼓」のストーリーを娘に説明し、その流れで有名な忠臣蔵の話を通して「和の心」を少し教えることができた。
歌舞伎言葉ストーリーも少し難しいが、やはり日本人として楽しみたい伝統芸能だ。

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平和な初笑い

そして今は新春ドラマスペシャ釣りバカ日誌をみながら、ゴロゴロしている猫の隣でこのブログを書いている。
私の中では、お正月といえば釣りバカ日誌男はつらいよなので、とてもしっくりと落ち着く
やはりお正月には、平和で明るい笑いがピッタリだ。

日本らしいお正月

今日は、日本の文化のカラオケを楽しみ、好きな日本画のクリアファイルを驚きの価格で購入し、歌舞伎の生放送を鑑賞して、最後はお約束釣りバカ日誌をみて初笑いで締めくくるという、日本らしいお正月満喫できた一日だった。
明日は我が家の「書き初め」の日なので、どんな言葉を書こうかと考えている。
墨の香り凛とした気持ちにしてくれるので、姿勢を正し新春の書道を楽しみたいと思う。

幸先良き元日

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穏やかな朝

今年の元日天気も穏やかで出掛けやすい一日となった。
我が家では毎年元日は映画を観に行くことになっている。
今年はハリーポッターシリーズ「ファンタスティックビーストと魔法使いの旅」を見ることにした。
チケットは前もってネットで購入していて、チケットカウンターの行列に並ぶ必要がないので、バタバタすることなくのんびりした朝を過ごしてから家を出た。

まさかの字幕版

ちょうど良い時間に映画館に着き、ポップコーンや飲み物を買って入場時間まで映画の予告画像を観ながらふと気が付いた。
観ようとしている映画には字幕版吹替え版があり、吹替え版は早い時間か遅い時間しかなかった為すこし悩み、最終的には時間だけを重視して購入した為、娘にリクエストされていたのに吹替え版ではないチケットにしてしまっていたのだ。

結果オーライ

娘はもう小学4年生で字幕でも観れないことはないので、多少不満な顔はされたがさほど問題はなかった。
久しぶりに迫力のある映画字幕版で観られて私は嬉しかったし、実は娘の英語教育の為にそろそろ映画や動画も英語を耳に入れながら鑑賞させたかったので、結果、私の希望通りの結果となった。
次回もしれっと字幕版のチケットを買ってしまおうと密かに思っている。

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「初泣き」映画

映画の内容はハリーポッターを思い出させるキーワードが度々出てきて懐かしく、出てくる魔法動物たちもとても可愛らしかった。
主人公が魔法動物好きで、魔法動物たちを一生懸命に守ろうとしている姿共鳴して感動し、早くも今年の良い「初泣き」をした。
元日に見る映画のチョイスとしてピッタリだったような気がする。

眺めの良い席

映画の後、遅めの昼食に娘はラーメンが食べたいと言い、私は「元日の昼からラーメンなのね」と思いつつも「ラーメンも美味しくて好きだから、まぁいいかな。」とラーメン店が集まっているエリアに行くと、なんとラーメンは大人気でどのお店も長い行列ができていた。
そこでラーメンを諦めてお寿司を食べることにしてお店に行くと、お昼の時間からズレていたので待つことなく、窓際の眺めの良い席に案内されラッキーだった。

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日本画への親しみ

食事を終えてから、日本画の展覧会に行った。
ずっと娘と一緒に鑑賞したかった日本画がずらりと並んでいて、洋画とは違う水彩画の繊細な描写が美しく、日本人の感性と器用さを感じた。
私はゴッホ、モネ、シャガールなどの洋画が好きで家に飾ってあるのも洋画だけなのだが、日本画を見ると何故か妙に気持ちが落ち着くのが不思議だった。

パリの美術館

絵画の販売コーナーに並んだ、立派な額に入れられた日本画や洋画を眺めていると販売担当者の方に声を掛けられ、話しの流れでオルセー美術館が5年ほど前に改装されたことを聞き「そういえば」と思い出した。
私がパリを訪れたのはもう10年程前で、自分が今までいかに育児にばかり気を取られ、他の情報に疎く記憶にも留めない状態で生きてきてきたかを認識した。
娘が中学生になったら、今度は娘と一緒にオルセー美術館ルーブル美術館を再度訪れ、アートを堪能するのも素敵だなとうっとりしながら、しばし想いをめぐらせた

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女子のお買い物

映画鑑賞観劇は意外と体力を消耗するので、もう疲れてしまい早く帰りたかったのだが、娘がお年玉でどうしても買い物がしたいというので何店舗かをまわることになった。
アレでもないコレでもないと女子特有の優柔不断に付き合わされ、更に体力を消耗してクタクタになった。
「そんなに決まらないならまた出直せば?」と提案すると「初売りでお年玉を使って買い物するからイイんじゃない!」と多少食い気味に言われ、「じゃあ、せめて休憩させてください。私にずんだシェイクを飲ませて下さい・・・」と懇願し、ずんだシェイクの行列に並んだ。

魅惑の「ずんだシェイク」

以前、テレビ番組でマツコ・デラックスさんに「ずんだシェイク」が美味しいと発信されて以来その人気に火が付いた、私もお気に入りのずんだの風味と食感がとにかく物凄いシェイクなのだ。
仙台の有名な銘菓萩の月を生んだ「三全」という会社の商品なのだが、最近は店舗が仙台から遠く離れた所にも何店舗かでき、仙台に行かなくても味わえるようになったのだ。

美味しさの威力

いつも若干気取り気味で生きている私なのだが、実は本当に驚くぐらい美味しいものを食べたときは「美味しいー!」なんて上品な言葉ではなく「うめぇ・・・」という故郷の方言丸出しの一言が無意識のうちに口から飛び出してしまう。
初めてずんだシェイクを飲んだときもその言葉が飛び出し、今日飲んだときもまたもや不覚にも同じ言葉が飛び出してしまった。
それくらい本当に美味しいと思うので、お勧めしたい逸品なのである。
興味を持たれた方にはこちらの情報を。


ずんだシェイク情報  http://www.zundasaryo.com
 
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幸せな元日

ずんだシェイクで今年の「うめぇ・・・」が出たところで娘の買い物が再開され、キャラクターショップへ行った。
可愛いペンケースがあり、学校でも使えて為になる買い物ということで、ようやく初売りの買い物が終了した。
そして帰宅し夕食を終え、今はカラオケ番組をみながらこうしてブログを書いている。
盛りだくさんではあったが、のんびりした幸せな一日だったなと思う。

カラオケと日本の心

明日はカラオケに行って、今みているテレビ番組のように採点機能を利用して娘とバトルをする予定になっている。
今までの我が家の成績は、私が演歌で92点、娘が今どきの歌で90点を出したのが最高なので、今年はもうちょっと点数アップできればいいなと思っている。
明日の歌い初めでは、演歌懐かしの歌謡曲などをメインに、日本の心を歌い込んでくるつもりだ。
そうなるとやはり、渡辺真知子先生の歌は外せまい。

幸先の良いスタート

今年は何だか充実した元日を過ごすことができ、小さな幸せを大きく感じられている。
幸先の良い一年のスタートになりそうで嬉しく、自然と穏やかな笑みがこぼれてくる。

世界中に小さな幸せがたくさん溢れますように。

『実務の修行』 はじめました

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起業の勉強

今年の9月から起業の為の勉強をはじめ、幾つかのセミナー創業スクールに参加した。
どの講座も私には初めての分野で興味深く、起業の為の基本準備マーケティングについての考え方を学んだりした。
最終的に数字を入れた創業計画書を実際に作成してみて、漠然としていた起業のイメージが少し具体的にわかってきた。

足りない経験

同時に、自分には起業する為に必要な知識経験があまりにもなさ過ぎるということに気が付き、自身で起業する前にまずどこかの企業で就業して、事業をしていく上でしなければいけないことや知識を身につけるのが先決だと、少し前から就職活動もしていた。
職業安定所派遣会社に登録したり、求人サイトでまめに検索したりと広範囲にアンテナを張って、なるべく自分が勉強したい事柄とマッチする条件の就職先を探した。

絶好のチャンス

私は編集、出版、広告、企画、運営にとても興味があったので、それらのいずれかに携われる様な職を探していた。
この度、御縁があって就業することになった職場はHPの編集文章の作成をし、イベントの企画と運営にも多少携われる業務内容だったので、正に実務経験を通して学びたかったことを勉強できる絶好のチャンスだと思えた。

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初めてのパターン

今までの経験から私としては、職場で周りの人たちにいろいろと教わりながら段々と仕事を覚えていくイメージだったのだが、前任者が今年いっぱいで退職するということで3日間しか引き継ぎ期間がない上に、その部署は私が1人で留守番をする状態が多く、頼れる人が常に側にいる訳ではないという環境だった。
こういったハードなパターンは初めてで、物凄い勢いで全ての仕事を覚えなければならないということにプレッシャーを感じた。

震える現実

とても興味があったHPの編集の仕方をサラッと教わると「あとはマニュアルを見て頑張ってこなして下さい」と言われ他の業務の引継ぎに移り、ほぼそんなペースでたくさんの引継ぎが次々と行われた。
受付業務も兼ねるポジションなので、組織全体が手掛けている仕事はもちろん、どの部署がどんな仕事を担当しているかなども把握しなくてはならず、自分の部署以外のことでも覚えることが多いという現実に軽く震えた
でも、普通は引継ぎなんてこんな感じが当たり前で、私の今までの環境が甘かっただけなのかもしれないとも思った。

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本気の詰め込み

もうこうなったら、きっちりと早く覚えるしかないと腹を決め検定受験前のようなテンション集中勉強モードに意識を切り替えた。
引き継ぎ研修は今月の22日、26日、27日の3日間で、間に23~25日の三連休を挟んでいたが、毎年恒例の我が家のクリスマスイベントを今年は研修が終わるまで延期して、企業のパンフレットや小冊子を読み込んで事業内容の全てを把握できるようにし、教わった仕事の流れと手順を復習してなるべく頭に入れる為に時間を費やした。

ドキドキの年明け

26日、27日も大量の業務引き継ぎで時間があっという間に過ぎてしまい、結局教わり切れなかった仕事がまだ幾つか残っている状態で、年明けから前任者に代わって業務に就くことになった。
マニュアルを頼りに手探りでこなしていかなくてはならないので、年明けからがちょっと怖いような気もしているが、度胸と応用力でなんとか乗り切ろうと思う。

大事な知識

今回お世話になる企業には、自分が今までセミナー参加資格取得でお世話になっており、将来自身で起業するときも関わっていくことになると思うので、何だか本当に創業の勉強の延長実務経験をさせて貰えているような感覚でもある。
事業主になった際に受けられる支援や、利用できる地域組織のサービス内容や関わり方を熟知することはとても大事な知識になると思う。

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繋がるべき御縁

面接を受けたときに上司や先輩社員に初めて会ったのだが、私はそのとき何となく不思議な親近感を感じていた。
カッコいい女性上司面白くて優しそうな先輩も何だか私は好きで、同じ部署で少しでも役に立てるような仕事のこなし方をしていきたいと思った。
きっとこの職場にも人々にも、繋がるべき御縁として導かれたのだと思うので、私はこの御縁に感謝ベストを尽くして実務経験を重ねていこうと思う。

大きな変化

そんな訳で、私の今年の大きな変化は外の世界に出て自分の目標に向かい進みだしたこと、そして社会復帰してフル勤務で実務修行をはじめたことだ。
自身の為の勉強をはじめたことでブログ開設をすることにもなり、またいろんな不思議な御縁ワイン葡萄作りに参加するチャンスにも恵まれ、とても良い経験を重ねている。
昔から占いではいつも「大器晩成型」と出ており、自分でも何故かずっとそんな感じがしていたので、今後も良いことがたくさん起こり続けるような気がしている

皆様にますますの幸せが訪れますように。
どうぞ良いお年をお迎えください。

私に優しいクリスマス

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ちょっぴり遅いクリスマス

毎年、我が家ではクリスマスイベントとして近場の温泉旅館に宿泊しています。
今年は12月24日と25日がちょうど土日だったのですが、私の都合で我が家のクリスマスイベントは少し遅れて12月28日29日になりました。

クタクタの温泉宿泊

今までの宿泊はいつも子供が喜ぶ大型プールのある温泉施設を選んでいたので、温泉に宿泊といっても私は娘のプール遊びの監視役として一緒にプールでクタクタになり、娘の髪を洗って乾かして身の回りのことをし、行きと帰りの荷物の整理をしなければならず、むしろいつもよりバタバタで疲れるイベントでした。

娘のお好み

今年の秋に、レストランや館内の一部が今年リニューアルされたばかりの他の温泉施設に宿泊してみたところ、シンプルなスイミングプールがあるだけの少し大人向けのその施設を娘が意外にも気に入ってくれたので、今年のクリスマスイベントとしての宿泊は今までとは違う落ち着いた雰囲気の宿泊ができることになりました。

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お洒落な雰囲気

フロントの後ろの壁が大きな水槽になっていていろんな魚が泳いでいるのを見られるお洒落なロビーや、その隣にあるリニューアルされたばかりのカフェには真ん中に暖炉があり木の温もりを感じられます。
屋内の席や、テラスにあるスタイリッシュな足湯の席で、焼きたてのパンやコーヒーなどを楽しむことも出来ます。

素敵なレストラン

ビュッフェスタイルのレストランはとても綺麗明るくいろんな雰囲気の席があります。
飲み物のコーナーも常にきちんと整理されていて清潔感があり、コーヒー、紅茶、お茶は朝も夜も無料サービスになっています。
お料理もライブキッチンになっていて種類も豊富なので、全種類食べるのは至難の業です。
お皿も小分けに盛り付けられるプレートが2種類と子供用のプレートがあり、他にも各料理ブースに器が準備してあるので便利です。

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嬉しいデザートコーナー

特にデザートコーナーが充実していて、ミニケーキ、ゼリー、フルーツなどがたくさん並んでいます。
アイスクリームが6種類もあるので、子供と女子はとても嬉しいと思います。
今回はバニラ、クッキークリーム、ストロベリー、カボチャ、トマト、柚子シャーベットで、前回は柚子シャーベットがメロンシャーベットだったような気がします。
オリジナルの手作りクッキーもあり、前回はモロヘイヤを使ったもの、今回は柚子を使ったもので、プレーン味ココア味があります。
なんと朝食のときもデザートコーナーほぼ同じ内容で用意されているので、朝食後に素敵なコーヒータイムが楽しめます。

多様なスペース

レストランの一部は夜間だけバーになり、ワインカクテル素敵なグラスで味わえるシックな大人の空間になるようでした。
冬以外の季節は、レストランから見えるテラスでできた面白いデザインの椅子とテーブルが置かれたスペースが幾つかあり、滞在中に木々のマイナスイオンの中でまどろむこともできるようでした。

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心地良い温度のお湯

お風呂は広いスペースに温度が違う幾つかの浴槽があり、寝湯岩風呂風の露天風呂もあります。
お湯の温度が高すぎないので入りやすいです。
サウナと水風呂もあり、一番奥の浴槽の隣にはあかすりマッサージのお部屋もありました。

温泉旅館らしい過ごし方

それらの魅力的な環境が、ちょっぴりお年頃の娘のハートをわしづかみしたようで、これを機会に子供がメインのバタバタ疲れる宿泊卒業でき、とてもラッキーでした。
今回は私も娘も鼻の調子が少し悪かったのでプールにも入ることなく、本当にのんびりと温泉旅館での滞在を満喫し、温泉に3回入ってお食事もゆっくりとることができました。

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足湯コーナー

冬でも足湯に入れるとのことだったのでテラスに出るドアを開けたのですが、あまりの寒さに即座にドアを閉めました。
やはり足湯は冬以外の季節がお勧めです。
足湯コーナーは飲食なしで足湯だけ利用することも可能で、ブランケットやタオルも完備されている親切ぶりです。
チェックアウト前にちょっと足をリラックスさせてから出発するのも良いかもしれません。

クリスマスな水槽

フロントの後ろにある大きな水槽の中には、チェクインのときはまだクリスマスツリーが飾ってあったので、クリスマスらしい雰囲気も少し楽しめました。
夕食後にフロントの前を通りがかると、業者の人が水槽に入って清掃をしながらクリスマスツリーを片付けているところでした。
なかなか見られない光景を見ることことができて、何だか得したような気分でした。

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水槽掃除の思い出

オーストラリアの動物園でボランティアとして働かせてもらった初日に、カモノハシの大きな展示用水槽を一人でゴシゴシと洗ったことを思い出し、娘に話しました。
水槽の中に入って隅々まで洗う体験なんてなかなかできないので、とにかく嬉しくて鼻歌を歌いながら張り切ってピカピカに磨き上げたら飼育員さんたちに褒められご褒美として赤ちゃんカモノハシ特別に見せて貰えた貴重な経験の思い出です。
余談ですが、カモノハシのくちばしはカモのくちばしとは違い固くなくて、お菓子作りで使うゴムベラみたいにグニャッと柔らかいです。

私に優しいクリスマス

そんな訳で、今年の我が家のクリスマスイベントは私の都合で少し遅れてしまったけれど、娘がお年頃になって好みが変わったことと、自分のことを自分でできるようになってくれたお陰で、私にとって理想的な宿泊のスタイルになりました。
来年もこんな風にのんびりと楽しめる大人なクリスマスイベントになればいいなと思います。
この温泉が気になった方にはこちらの情報を。

温泉情報  http://www.milione.jp

ワイン体験レポート「12月」 Vol.2

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魅力的なイベント

エコビレッジから2016年12月17日(土)のチーズ作りのイベントのお知らせを頂いたのだが、残念ながらもう既に決まっている予定があり参加は諦めていた。
だがその日はワインの試飲会もあり、ワインを醸造したワイナリーのオーナーと地域の有名酒店の名物オーナーの話が聞ける貴重な機会なので、夜だけでも参加してはと声を掛けて頂き、やはりチーズとワインの魅力的なイベントを諦めきれず参加を決めた。

ハードな計画

当日はもともとの予定を早めに切り上げてエコビレッジに向かい、午後3時半ぐらいには到着してチーズ作りに途中参加し、夜はワインの試飲会、次の日はもともと入っていた予定に間に合うように午前8時過ぎにはエコビレッジを出なくてはならないという、バタバタで短い滞在を覚悟の上で計画を強行し参加した。

冬の盲点と優しい海

冬に遠出をすることはあまりなかった為、季節的な交通機関の状況が把握できず、渋滞に巻き込まれて到着が1時間ほど遅れてしまった。
日頃バスを利用する機会がないのですっかり忘れていたが、冬は特にバスより電車の方が確実だったと思い出し、少し悔しい気持ちで車窓から景色を眺めていると海が見えてきた。
冬の日本海は灰色で寒々しくもあったがそれでも大きくて優しく、故郷の海に似たその風景を見て懐かしくなり、徐々に穏やかな気持ちに戻ることができた。

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チーズ作り

エコビレッジに着き、急いでチーズ作りをしている場所に行くと、午前中から作業をしていたメンバーたちが温かく迎え入れてくれた。
初めて会う人ばかりだったが、チーズを伸ばす作業が始まっていて、もうチーズが残り少なくなっていた為、挨拶もそこそこにすぐに渡された手袋を着けて慌ただしく作業に参加した。

出来立てのモツァレラチーズ

寸胴鍋の中にぬるま湯とモツァレラチーズの塊が入っていた。
お湯を足してもっと柔らかい状態にした後で、手でチーズを手のひらに握れるぐらいの大きさにちぎって、餅のようにこねたり伸ばしたりして好きな形に整えてから水の中に入れる作業をした。
ちょっとちぎって出来立てのモツァレラチーズを味見してみると、独特の歯ごたえ濃厚な味がした。

効率の良さとチームワーク

ビニールの袋にチーズとホエー(乳清)を詰めて密封し、手作りモツァレラチーズが完成した。
昔ながらの形のミルク缶に牧場長が持ってきてくれた搾りたての生乳を使って、1日がかりで丁寧な手作業で作り上げた最高のチーズだ。
レトロなミルク缶や餅みたいにどこまでも伸びる弾力の強いチーズの様子を写真に撮りたかったのだが、何せ作業に追われていたので気が付くと片付けも終わっていて、カメラを取り出す暇が全くなかった
チームワーク良く、きちんと分担されて進んだ効率的な流れ作業だったということだろう。

ホエーとは

ホエーとは牛乳からチーズを作る際に固形物と分離されてできる液体で、栄養価が高く、生クリームの代替として料理に用いるとカロリーを大幅に抑えることができるらしい。
ブランドとして有名なホエー豚は、このホエーという液体を与えられて育っているので、低カロリーで高蛋白質という良品質になるのだそうだ。
自然の恵みと人間の知恵の賜物である。
チーズ作りや牧場に興味がある方には、こちらの情報を。

牧場情報   http://heidi-farm.com

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試飲会

チーズ作りが終了し、今度はワインの試飲会に入った。
ワインの醸造を手掛けたワイナリーのオーナーの話を聞き、まずはフルートグラスに注がれた美しいロゼカラーのスパークリングワインを皆で眺めて色と香りを確認した。
グラスを持っただけで香りが取れるくらい強く果実味を感じさせる、とても魅力的スパークリングワインだった。
テーブルの上に作りたてのモツァレラチーズと、チーズ作りの講師の方が持ってきてくれたカチョカバロチーズ、そしてスパークリングワインが揃い、待ちに待っていた試飲が始まった。

贅沢なマリアージュ

私は今年、ワイン葡萄の剪定作業のみの参加だったが、ワイン葡萄の栽培にそれぞれのペースで関わった人たちが集まり味わう「自分たちのワイン」の味は、その場の誰にとっても特別なものだったに違いない。
そして、さっき自分たちで作ったばかりのチーズを一緒に頂くという贅沢なマリアージュ
笑顔が溢れる、とても和やかなひとときだった。

それぞれの想い

そこへ地元の有名酒店の名物オーナーが登場し、オリジナルのスパークリングワインに対する講評を頂いた。
ワイナリーのオーナーと酒店のオーナーの熱い意見が一通り交わされ、両者の意見に深く頷きながら様々な視点と考え方を勉強させてもらった。
そして、皆それぞれの想いでワイン葡萄への関わりを振り返ったり、来年に向けての意欲や課題を胸にした。

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美味しい料理

それから間もなくして、夕食の料理が運ばれてきた。
自分たちで作ったモツァレラチーズエコビレッジで栽培されたジャガイモを使ったおススメの料理で、ほんのりきいたガーリックがワインを進ませる一皿だ。
他にもパスタ鰊を使った郷土料理ホエーを使用して焼いたパンなどが並び、試飲会から宴会へと突入した。
料理を作ってくれるのは飲食店をしていた経験があるエコビレッジスタッフで、ここではプロの本格的な料理を堪能させてもらえる。

熱いマリアージュ

ワイナリーのオーナーが「これからはワインとチーズとパンなんだよ!これが揃わないと駄目なんだよ!」熱弁していたところに、ちょうどエコビレッジで作られたワインとチーズとパンが並ぶこととなり、場の雰囲気はますます活気づいた
地域をあげてワイン葡萄の生産が盛んなので地元のワインが作れる、広大な自然で酪農が営まれているので新鮮なチーズが作れる、小麦の生産が盛ん地域ブランドの品種もあるので特別なパンも作れる。
確かに「ワインとチーズとパン」その土地全体のマリアージュを楽しめるというコンセプトが、これからこの地域をますます盛り上げていくのかもしれない。
さすがは地域を愛するワイナリーのオーナー、素晴らしいセンス着眼点である。

幸せなひととき

スパークリングワインも私が予想していた以上に振舞われウットリするぐらい頂いた。
酒店のオーナーの差し入れのワインも、オーナーが長年愛用しているソムリエナイフで華麗に抜栓され、そちらも飲ませて頂いた。
透き通る綺麗な濃い赤色で、スッと飲めてしまうクセの無さ舌の上で広がる果実味が印象に残るワインだった。

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様々な面々

エコビレッジの取材に来ていた編集者エコビレッジ会員、チーズ作り講師をしてくれた牧場長、農場を営んでいる団体代表、農業を営んでいる知識豊富なご近所さん、そしてワイナリーのオーナー有名酒店の名物オーナーなどなど、普段の生活ではなかなか接点を持つことが難しい人たちとお酒や食事を楽しみながら交流ができるということは、とても嬉しいことだ。
新しい御縁と楽しみが広がり、大変な日程ではあったが参加させて頂けたことにとても感謝している。

忘れられていそうな願い

夜の10時半ぐらいまで宴会は続き、皆とても機嫌よく盛り上がった。
ワイナリーのオーナーと酒店のオーナーが、今度計画しているワインの試飲会の手伝いをさせてくれるという話になり、私は真剣にそのつもりでいるのだが、果たしてオーナーたちは覚えているのだろうか・・・
グラス洗いだろうと雑用だろうと、私はとにかくいろんな経験がしたい
ので、ボランティアとしてイベントの運営側にまぜて頂くことを本気で願っている。

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娘とエコビレッジ

一方、同行した娘は広い場所とたくさんの雪に大興奮で、雪のベッドや滑り台などを作って外遊びを満喫した後、スタッフの方々に料理を教わったり手伝いをさせてもらいながら過ごしていた。
エコビレッジでは私と娘はなぜか自然と別行動になる。
家族以外の大人と行動することで、ちょっとした自立心を楽しんでいるようにも見える。
そういった意味でも、エコビレッジへの訪問は私たち親子にとって、とても大きな助けとなっている。
エコビレッジ外国からの滞在者が来たら言葉の環境も変わるので、語学の面でも娘がどんな刺激を受けるのか注目だ。

大自然の風景

宴会後は、それぞれの宿泊部屋へ戻り就寝した。
ハードな一日だったことと、アルコールが入っていたことで、あっという間に心地よい眠りに落ちた。
次の朝6時半ぐらいに起きるとまだ外は薄暗く、月が綺麗に輝いていた。
窓から見える雪原の風景は幻想的で、自分が本当にそこにいるのが何だか信じられない気持ちだった。

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慌ただしい朝

朝食はオリジナルのジャムやチェリー漬けなどでボリュームのあるフワフワのパンケーキを頂いた。
牧場長が持ってきてくれた飲むヨーグルトも絶品で美味しかった。
その日もエコビレッジではイベントがあったのだが、私たちは帰らなくてはならず、バスに遅れないよう少し早めにエコビレッジを後にした。
急いでいたのでうっかりお土産に用意してもらったモツァレラチーズボトル詰めのホエー忘れてきてしまったが、私はもう十分に美味しく頂いたので、そのチーズなどのセットはまた違う訪問者への幸せのお裾分けということでちょうど良かったのかもと思った。

幸せな巡り合わせ

帰りはまた車窓から大好きな海の風景を眺め、すがすがしい朝を楽しんだ。
バスに揺られながら、とても興味深く濃い時間新たな御縁を振り返り、温かい気持ちで到着まで浅い眠りについた。
今回もとても有意義で、心が元気になれる素敵な体験ができた。
この一連の人や環境との不思議な巡りあわせにとても幸せを感じている。

エコビレッジ情報   http://ecovillage.greenwebs.net