きっと猫のおかげ

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子猫の誕生

1997年3月3日、チンチラゴールデンのお父さんとロシアンブルーのお母さんの間に7匹の子猫が生まれました。
子供ができないように手術をしていたのに、何故かできた不思議な子猫たちでした。
その猫たちのオーナーは驚きながらも一生懸命に子猫たちの貰い手を探しました。
生後3か月をお父さん、お母さんの元で過ごし、それから子猫たちはオーナーの知り合いの家にそれぞれ1匹ずつに貰われて行きました。

可愛い姉妹

私の知り合いが、その内の2匹を私の所へ連れてきました。
自分の友人が子猫を貰う予定で、今はゴールデンウィークで旅行に行っていて留守だから、その間だけ猫好きの私に預かって貰いたいとのことでした。
「特に可愛い子猫を選んで連れてきたんだよ」と言いながら知り合いが蓋を開けた箱の中に入っていた2匹の子猫は、1匹がチンチラゴールデン寄りのフサフサな毛並みの子で、もう1匹は普通のトラ猫みたいな毛並みの子でした。
お父さんとお母さんは美猫で、よくコンテストで優勝していただけあって、クルクルした丸い目とても可愛い雛祭り生まれ子猫の姉妹でした。

猫トイレ

私は猫が大好きでしたが自分でお世話をしたことが一度もなく、預かるにも一体どう扱って良いのかわからず、まずは本屋に行き「猫の飼い方」の本を2冊購入して、とりあえず必要な物を準備しました。
最初は「少しの間だから」と思い、トイレは段ボール箱にちぎった新聞紙を入れて簡易な物を作ったのですが、猫が全然そこを使う気配がなく、我慢して我慢してついに床の上に漏らしてしまっていたので、これはお互いの為にならないと思い、早速ホームセンターで猫トイレを購入して設置しました。
すると「コレですよ、コレ!コレを待ってたんですよ!」とばかりに、こぞって猫トイレを使い始めてくれたのでホッとしました。

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赤ちゃん猫

3か月ほど親元で生活していたときにトイレの躾もきちんとされていたようで、とてもお利口さんな子猫たちでした。
まだ本当に小さな赤ちゃんだったので、子猫用ミルクお皿から飲むことができず、本に書いてある内容を参考に、私がスポイトで少しずつ飲ませました。
環境が変わったからか便がなかなか出ず、そのままにしておくと病気になってしまうと猫に詳しい知り合いに教えられ、ティッシュで作ったこよりでお尻をトントンと軽く叩いて刺激して、なんとか排便をさせていました。

新しい家族

私がお世話をするのはゴールデンウィークの間だけで、その後はそれぞれ1匹ずつ別の人に貰われていくと最初からわかっていたのですが、2匹で身を寄せ合って慣れない環境で不安そうにしている様子をみていると、そんな2匹の子猫を引き離してしまうのが何だか物凄く可哀想に思えて、別々じゃなく1人の人に2匹まとめて貰ってもらえないかと、猫を連れてきた知り合いに頼みました。
でも、住んでいるマンションの規則でどちらの人も1匹ずつしか動物は飼えないとのことだったので、だったら私にこの子猫2匹とも育てさせて欲しいと頼み込み2匹の子猫は晴れて一緒に私の所で暮らすことになりました。

母性と成長

私は昔から猫と一緒に暮らすことを夢見ていたのですが、動物嫌いの家族の反対や、命に対する責任をきちんと果たせるか自信がなくて、ずっと躊躇していました。
でも実際にその子猫たちのお世話を数日間しているうちに「この子たちは私が守る!」という使命感にかられ、成り行きではありましたがとても強くハッキリとした決意をもって子猫を育てていくことに踏み切りました。
独り暮らしをしていたので、他に誰も子猫たちのお世話を手伝ってくれる人はなく、自分の責任でしっかりこの2匹の命を守っていかなくてはいけないというプレッシャー全く不安を感じなかったのは、母性のような強い愛情が自分の中に生まれたからだと思いました。
それは、私の記念すべき「人としての成長」第一歩だったのかもしれません。

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子猫のお母さん

私はその2匹の子猫に、自分の名前の漢字1文字ずつあげ、「あなたたちは私の分身だよ」という意味を込めて名前をつけました。
初めて猫のお母さんになった私はわからないことだらけでしたが、とにかく気を付けて育ててきました。
子猫がまだ小さい内は、人間が寝返りをしたときに潰して死なせてしまうことがあると本で読み、一緒に寝ないようにしたり、耳ダニの予防年齢に合ったゴハンの用意など、できる限りのケアをして育てました。

子猫時代の思い出

まだ私の所に来て間もない頃、夜中に大きな雷が鳴ると、2匹で駆け寄ってきてベッドで寝ている私の背中の下に頭を突っ込んで隠れようと必死にもがいていたことがあり、その姿がとても可愛かったです。
夏は窓を開けて網戸にしておくと、2匹ともセミのように網戸に張り付いて涼み、面白がって網戸の上を移動して遊ぶので網戸がボロボロでした。
ベッドと壁の間テレビの上など、いろんなお気に入りの居場所を見つけてくつろぐ天才でした。

猫の習性と私の損害

猫も成長するにつれ、どんどん好奇心が旺盛になり、頭は賢く手先は器用になってきて、ドア引き出しなどを開けるので、それらを防止する対応苦労しました。
当時、アパレル業に従事していた私は高級なスーツなども何着か持っていたのですが、やはり良質の生地は引っ掻き心地も格別なのか、私の知らない間に高い洋服は全て猫の爪によってダメにされており、東京本社への出張当日、スーツを選ぼうとクローゼットを開け、初めてその悲惨な有様を目にして泣きました
概ね50万円程の損害でした。
それ以来、クローゼットや洋服ダンスには絶対に猫が開けられないような工夫を欠かさなくなり、あまり高い服は買わないことにました。

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オニの様なブーム

一頃、私の背中に飛びついて肩の上によじ登る「お母さん登りごっこ」が2匹の間でちょっとしたブームになり、薄着になる夏場は油断して背中を見せると、すぐにどちらかが私の背中をめがけて「イェーイ」とばかりにジャンプして、爪全開でガッシリとしがみつくので、私の背中は2匹の爪痕だらけという地獄の日々でした。
そのとき、人間は本当に物凄く痛いときは悲鳴をあげる余裕なんてないということを、身をもって知りました。

赤ちゃん返り

猫たちが10歳のときに私の娘が生まれたのですが、赤ちゃんが甘やかされるのを見ると自分たちもすっかり赤ちゃん返りをし、私も私もと次々に甘えてくるので、育児と猫たちの対応に追われて本当に寝る時間がありませんでした。
それまでは抱っこされるのが大嫌いで、抱きかかえてもすぐに嫌がって逃げていたのですが、娘がいつも抱っこされているのを見ると、「私にも抱っこ、お願いします。」的なアピールをしてきて、抱っこされると「ほぅ・・・抱っことは、なかなかイイものですな。」という感じで、2匹とも抱っこされるのがとても気に入った様子でした。
娘は年月とともに成長していくのですが、赤ちゃん返りした猫たちはそれ以来ずっと気持ちは赤ちゃんのままで、年齢を重ねておばあちゃんになっても全力で甘えていました。

孤独な旅立ち

そんな猫2匹とのドタバタで幸せな生活が続いていましたが、2016年5月5日毛がフサフサした方の猫19歳で天国に旅立っていきました。
私がほんのちょっと家を空けた何時間かの間に、見つからないようにお風呂場でひっそりと旅立ったのでした。
私は年老いていく猫たちにずっと「あなたたちが旅立つときは必ずママのお膝の上だよ。そのときはママがちゃんと見守るからね。ママがいないときに勝手に旅立ってはダメだよ。」と言い聞かせていたのですが、きっとその子は私がとても悲しんで泣くと知っていたから、私の悲しみを少しでも小さく抑えようと、自分の最期の瞬間を私に見せずに、私がいない間に独りで旅立ったのだと思います。

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種を越えた親子愛

実際、もし私がその子の側にいて、苦しみながら最期を迎える姿を目にしていたとしたら、どうしていいかわからずにうろたえて、目の前にいるのに何もできず助けてあげられなかったことをずっと悔やみ立ち直れなかったと思います。
その子は昔から私にベッタリのお母さん子だったので、私の弱さや脆さを誰よりも身近で感じ、もしかしたら私自身よりも私のことを良く知っていたのかもしれません。
私はそのとき、その子との間に種を越えた母と子の愛を感じました。

別れの悲しみ

過去に祖父や祖母との別れは経験しましたが、一緒に住んでいなかったこともあってか葬儀のときもあまり実感が湧きませんでした。
なので今回初めて自分の身近な家族の死に直面し、大きな悲しみとショックに打ちひしがれ、しばらく泣いて暮らしました。
火葬をして、お仏壇を作り、部屋いっぱいにその子の写真を貼って、なるべく寂しさを感じないように努めました。

心の区切り

あまり私が悲しんでばかりいると、その子が私を心配して成仏できなくなると思い、四十九日までには心を落ち着けて、気持ちの上できちんとお見送りをしました。
四十九日他界した側が心を落ち着かせて成仏する準備の為の期間といわれているけれど、本当は見送る側が気持ちの整理をつけて少しでも心穏やかにお別れができるよう、優しい心遣いから作られた期間なんじゃないかなと、私は思いました。

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「忙しさ」という助け

お見送りが終わってからは何だか急に忙しくなり、娘の夏休みにはいろんな行事に参加出来る運びとなって、慌ただしく時間に追われている間は、悲しみに泣くことなく過ごせました。
娘の夏休みが終わると、今度はちょうど良いタイミングで自分の勉強を始められる環境になり、トントン拍子で良い流れができ、いろんなことに挑戦しながら気を張っているうちに、私は深い悲しみから少しだけ立ち直れていました。

きっかけは猫

そんな時間を経て今、社会での実務修行という一歩を踏み出し、落ち着いた環境で学ぶ幸せな日々を過ごしていられるのは、きっと天国へと旅立った猫が、全て上手くいくように私たち家族を守って応援してくれているからだと思っています。
ワイン葡萄作りで関わることになったエコビレッジにもがいて、思えば猫の話がきっかけでそこのオーナーとの会話が始まり「実はワインに興味がある」という話になり、現在に至っています。
現在お世話になっている職場では、偶然にも上司も先輩も猫好きで、そのメンバーでLINEグループを作成し、和気あいあいで良い雰囲気です。

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感謝と素敵な思い込み

こんな風に猫つながりで良い流れができているのは、やはり旅立った猫が応援してくれているからだと思うのです。
だから私は、何か良いことがあったり幸せを感じる度「いつも有難う。守ってくれて有難う。応援してくれて有難う。ずっと愛してるよ。絶対に忘れないよ。ママ、頑張るからね。大好きだよ。」とつぶやきます。
何度も何度もつぶやきます。
感謝の気持ちのこもった温かい言葉が自分の中から自然と出てくることは良いことだと思うので、プラスにつながる思い込みはきっとアリだと思います。

人生が教えてくれること

私は宗教家ではありませんが、和の心や文化が好きで、言霊の力も信じており、「人間は気の持ちようでどうにでもなる」と思っています。
旅立ってしまった甘えん坊なおばあちゃん猫とは、物理的にはもう一緒にいることができなくなりましたが、今私は、一緒に生活していた頃よりもその子のことを多く考えるようになり、心でつながることで以前よりもその子の存在を不思議なくらい身近に感じています。
人生で起こる事柄は、良いこと悪いこと全て何かを教えてくれているのだと思います。
今回の、大事な家族である猫との悲しい別れは、私に「別れの受け止め方」「精神的なつながりの強さ」を教えてくれ、また更に「人としての成長」をさせてくれたように思います。


「いつも有難う。全部、全部、有難う。ずっと大好きだよ。」

工場見学バスツアー

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必死の申込み

2017年1月13日(金)、自治体が主催する「工場見学バスツアー」に参加しました。
夏休みや冬休みに親子で自由研究ができるようにと開催されるものなのですが、先着順の参加受付なので、申込日の受付開始と共に繋がるまで電話をひたすらかけまくるという、まるで人気のコンサートチケットを購入するぐらいの気合で申し込みました。
普段はなかなか見せて貰えない工場を訪問できることが特徴で、私自身そういったイベントにとても興味があるので、無事に申し込みができとても嬉しかったです。

ツアーとお休み

私は年末から実務修行として勤務を始めていて、その面接を受ける前に申し込んだこのツアー参加を「お休みをもらうのは、やっぱり難しいのかな・・・」と、半ば諦めていました。
ですが、子供の知識と思い出になる貴重なツアー参加権をみすみす捨ててしまうのはもったいないと思い、勇気を出して上司にお休みをお願いしてみました。
すると、まだ入ったばかりということで気を遣ってもらえたのか、お休みをもらうことができ、めでたく参加できることになりました。
人間、ダメだと勝手に決めつけないでとりあえず言ってみることって大事だなと思いました。

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面倒な思春期

ですが今後は、授業参観などの学校行事があってもお休みはとらない方向で考えています。
少し前からお年頃の娘「見られるのが恥ずかしいから、もう授業参観には来ないで。」と淋しいことを言われていたので、「まぁ、それならちょうど良いから、私も仕事に専念しよう」と、お互いにとってイイ感じの流れになっているのです。
一年前までは、学校で保護者のお手伝い参加の募集がある度に「ママ、絶対に来てね!」と言っていたのが急に真逆の態度に変わり、そのタイミングと原因が未だに不明で、「思春期って、難しくて面倒くさい・・・」と思ったりしています。

印刷工場

工場見学では、まず初めに印刷工場へ訪問しました。
オフィスと工場が隣接していて、オフィスにはWEBデザイナー編集者校閲者もいて、とてもクリエイティブな感じでした。
印刷をかけて紙媒体にする前に、取引先との打ち合わせ何度も何度も入るようで、見学で訪問している間も幾つかの応接スペースで打ち合わせが行われていました。
そんな場面を実際に目にするのは初めてだったので、とても新鮮でした。

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ダイナミックな印刷機

印刷は、広告や雑誌などを作成するだけではなく、木やアクリル板や布にもできるとのことで、過去のいろんな完成品を手に取って見させてもらいました。
日本ハムファイターズの選手の等身大パネルなどもあり、「こういう物もここで印刷して作られているんだ」と、ほとんどの参加者が興味津々で工場内の機械を見ていました。
大規模な印刷機なので、使用するインク大きなドラム缶に入っていて、工場の壁と天井をつたう長いパイプ管を通って機械に補充されていました。

製本過程

雑誌を作る自動の作業ラインが稼働していて、それぞれの紙を一枚ずつ重ね、中心をホチキス止めし、折りたたんで、紙の端を切断してキレイに揃えて、あっという間に雑誌ができていく様子をしばらく眺めていました。
切断した紙の端は大きなパイプに吸い込まれ、ゴミ入れの大きなかごの中に溜まるようになっていて、なんて合理的で素晴らしいシステムなんだと見とれていました。
私は製本にも興味があったので、娘よりも積極的隅々まで見学させてもらいました。
お土産に、人気動物園のカレンダーを頂きました。

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鉄工所

鉄鋼を加工する工場では、大きな鉄の板にコンピューターでプログラミングした図を書き込んで、指定した形にカットする機械がありました。
機械のすぐ横に、ちょっと広いタイプの電話ボック程度の大きさの小屋があり、その中にあるパソコンでプログラマーの人がプログラミングをしていました。
出来あがったのはピカチュウの小さな鉄のプレートで、チェーンを通す穴を開ければキーホルダーにもできるとのでした。
大きな機械を使って、大きな鉄の板からこんなに小さくて精巧なピカチュウが沢山できるなんて、日本のものづくりの技術って本当にすごいなと思いました。

職人の技

子供が見学に来るということで、特別妖怪ウォッチのキャラクター林檎北海道の形の鉄のプレートも作ってくれていて、子供たちはお土産ピカチュウと北海道の形のプレートをもらいました。
プログラミングというと、オフィスコンピュータールームで作業がされるものと思っていましたが、工場の機械の隣に設置された狭いスペースでプログラミングをして、大きな機械を作動させる様子を見て、場所なんて関係なく実力を発揮できる職人技術って凄いなぁと感心しました。

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溶接の良し悪し

溶接の実演特別なマスクを使用して見せて貰い、中には実演体験をさせてもらっている子供もいました。
溶接の技術の良し悪し作業中の音で判断できるようで、「ジージー」という音は上手い人「ババババ」という音は下手な人で、それを業界では「ジジィは良くてババァは駄目」と言ったりするそうです。
職人界ならではのストレートな表現だと感じました。

貴重な工場

この工場ではジェットコースターなどの点検も請け負っていて、いろんな乗り物が工場内に置かれていました。
そういった乗り物の大掛かりな点検ができる規模の大きい工場は少ないので、九州の遊園地のジェットコースターが、はるばるここの工場に運ばれてきていました。
工場内で物を移動させる為のクレーンが天井から吊るされていて、その簡単な操作を体験させてもらい、いい記念になりました。

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「感性」と「技術」

子供の教育を考える上で、現代社会では進学が一般的に重視されていますが、技術を習得して手に職をつけたり、専門的な知識を身につけプロフェッショナルとして実績を積むなど、職人的な感覚学びの道を進んでいくのも「将来の自立」という観点ではいいのかなと、改めて考えさせられました。
いずれAIが人間に代わって仕事をこなす時代がくるとすれば、そんな時代を生きる子供たちは、人間にしかない「感性」「技術」勝負していかなくてはならないと思います。
そんな大事な要素を伸ばすためにも、私は娘にいろんな経験をするチャンスをどんどん与えて、楽しみながら自分も一緒に成長していきたいと考えています。

子供たちの将来の為に

自治体を挙げてこのような取組みをしてもらえることはとても有り難く、子供たちの為になるならと、見学の依頼を快諾してくれた工場のお陰だと思っています。
見学の人数が30人程の規模で、受け入れたくてもスペースの関係で見学を実施できない工場や、食品を扱う工場では衛生面の問題で部外者が中に入れないなど、様々な事情もあるので限られた工場にはなりますが、多くの子供たちが日本の技術の凄さ職人の重要性やかっこよさを知り、いろんな分野で活躍する人材に成長してくれたらいいなと思います。
また親も、子供を導く上で固定観念ではなく、柔軟性のある思考や広い視野を養う必要があると思いました。

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学びと感謝

小学4年生の娘と一緒に、自分も小学4年生の頃に戻ったようなテンションで、楽しみながら新しいことを知り、学ばせてもらえた素晴らしい工場見学ツアーでした。
このツアーを企画してくれた自治体と、見学を受け入れてくれた工場と、申込みの電話が繋がった幸運と、お休みをくれた上司にとても感謝しています。

『バランスクッション』

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デスクワークと腰痛対策

実務修行として仕事を始め楽しい日々を送っているが、デスクワークでずっと座っているので腰が痛くなるのが難点で、勤務2日目でもう既に腰痛の症状にギブアップ気味だった。
ただでさえ慣れない通勤ラッシュで体がヨレヨレになるのに、腰痛を抱え込むのはしんどくて困る
とはいえ、家にいるときのようにバランスボールを使用する訳にもいかず、何か対策を考えねばといろいろ思案してみた。

ただの思いつき

バランスボールを平たく潰したような形の、空気が入った座布団があればなぁ・・・体幹トレーニング用のグッズとして販売してないかなぁ・・・」とネットで検索してみたところ、「バランスクッション」なるものが本当にあって驚いた。
しかも、ただの希望と思いつきで想像したまんまの、理想的な品物だった。
「バランスディスク」という名前でも呼ばれているようだった。

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即決購入

これだ!職場の椅子の上にこれを置いて仕事すれば、きっと腰痛は無くなるはずだ!!」と、物凄い勢いでいろいろ検索して、何種類かの中から一番無難なスタイルお得そうな物を選び購入した。
こういう時の勘と決断力には(根拠はないが)自信がある
早く届かないかと心待ちにして過ごしている間は、「もうすぐあのクッションが届くから大丈夫」と自分のテンションを上げながら腰痛を耐えた。

嬉しい到着

待ちに待った現物が自宅に届けられ手に取ってみると、思っていたより重くて意外だった。
箱ではなく、しっかりめのビニール袋に入った現物が、茶色の厚手の紙袋に入れられた状態で、宅配便で届いた。
自宅で使うなら絶対にピンクを選ぶところだが、職場用ということで、カラフルな品揃えの中から私は地味めのシルバーを選んでいた。

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不思議な造り

早速、空気を詰めて使用してみようと付属品の空気入れポンプを探した。
手動のピストン型タイプで、ちょっとわかりづらいところがあり、小さな金属の針状の部品収納されていた。
バランスクッションには空気穴に栓がなく、それでも空気が漏れてこない造りになっているようだった。

わからない正解

説明書に「クッションを床の上などに置いたまま空気ポンプの針を差し込み過ぎると、突き抜けて穴が開いてしまうのでご注意ください。」とあったので、あまり針を深く差し込まない状態で空気を入れてみると、なかなか空気が入らなかった
手動のポンプだから時間がかかるのか、もっと針を差し込むべきなのか、正解がわからないので、しばらくそのままの状態で空気を入れ続けた。

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苦労の末

ピストンがなかなか動かず、ひと押しするのもかなりの力が必要で、汗だくになりながら続けても少しだけしか膨らまず、この調子ではまでかかってしまうと思った。
半分ヤケになって、「床の上がダメなら・・・」とクッションを持った状態で針を真ん中ぐらいの長さまで差し込んで空気を入れてみた。
するとピストンが簡単に動くようになり、面白いように空気が入ってあっという間にクッションが完成した。

辿り着いた正解

あまりにスムーズな空気の入り方に嬉しくなって、少し柔らかめになるくらいの空気の量にしようと思っていたのだがついつい入れ過ぎ、パンパンで固めの仕上がりになってしまった。
どうやら空気入れの針は半分くらいまで差し込むのが正解だったようだ。
初めてのことでわからず、私は無駄な時間と労力を使ってしまったが、これを読んでバランスクッションを購入する方は、ぜひ参考にしてスムーズに空気を入れて頂きたい。

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恐るべしバランスクッション

そしてついに、神々しく輝く(?!)バランスクッションをソファーの上に置き、座ってみるその瞬間がやってきた。
ソファーの上だと若干クッション自体が沈むが、それでもバランスボールに座っているときと同様、イイ感じの反発力があり体幹が鍛えられつつも腰への負担がやわらぐのがわかった。
ウエストにも適度で心地よい刺激があり、バランスクッションは最高だということが判明した!!

バランスボールとの比較

バランスクッションとバランスボールを比較してみると、バランスボールは場所をとるが、バランスクッションだといつも座っている場所に置くだけなので、部屋が狭くならない
効果的にはどちらもほぼ一緒のような気がするが、バランスクッション座布団型なのでバランスボールよりも安定感があり、バランスを取りやすいと思われる。
私は、バランスボールをこれからも使い続けるつもりだが、自宅のソファーに置く用バランスクッション購入しようかとも考えている。

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いよいよ職場で

翌朝、バランスクッションを持参で張り切って出勤し、クッションで高さが高くなるなることを考え椅子を一番低い状態に調節してから、椅子の上に置いて座ってみた。
自宅のソファーより硬い椅子の上なので反発力が強く、初めの内は体がグラグラしたが、バランスボール歴が長いこともあってかすぐに慣れた
職場の椅子の上で目立たないように、黒いクッションカバーを作ったので、見た目も問題なく仕事も腰の状態も順調なまま現在に至っている。

知恵と応用

私が購入したバランスクッションは、片面が結構なボツボツで裏面がちょっとしたボツボツになっていて、フラットな状態ではなく、ちょっとしたボツボツの面を使用しても、スーツに跡がつきそうだったので、クッションの上にタオルを敷いてからカバーを掛けて使用しているので、スーツ対策も完璧だ。
ちなみにクッションカバーは、家にあった新品のタンクトップ一部だけを縫って5分もかからずにできたものだが、生地に伸縮性があるのでクッションとのサイズが合わせやすく、何気に便利だ。

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問題解決

これで私の職場での「腰痛問題」解決され、残るは「通勤ヨレヨレ問題」のみなのだが、それはいずれ体力がつけば身体が慣れてくると思うので、その日が来るのを期待している。
仕事自体は、どんなに作業の量が多くて残業があっても、全てが学びと思えてやりがいを感じているので、全く疲れを感じない
きっと大量のドーパミンとアドレナリンが出まくっていて、ストレスが以前の日常と同じくらいあったとしても、気にならない状態にしてしまう程の勢いなのだろう。

「幸せジャッジ」の基準

そんな訳で、自分に優しいアイテムを見つけた私は毎日が更に楽しくて幸せだ。
別に私がすごく幸運な人生を歩んでいるということではなく、単に自分の「幸せジャッジ」基準が低めなだけなのだ。
その基準は、高ければいいというものではなく、実は低いほうが小さな幸せを実感しやすく、その幸福感が更なる幸福感と笑顔を呼び寄せる気がしている。
だから私は今、バランスクッションと出逢えただけこんなにも幸せなのだ。
人間のポジティブさやネガティブさ意外と簡単に伝染するものと私は考えているので、このブログを見た人に今の私の「スーパーポジティブ」良い影響として伝染したら嬉しく思う。

バランスクッション情報  http://item.rakuten.co.jp/bagray/life-bd001/

雪育遠足

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温かいイベント

2017年1月9日(月)、娘と一緒に「雪育遠足」に参加しました。
毎年この時期にプロスキーヤー佐々木明さんが代表となり、東日本大震災被災して避難してきた親子を対象に、もう何年も開催し続けてくれているイベントで、私たち親子は今年初めて参加させて頂きました。

豪華な待遇

スキー界の大物である佐々木代表のお声掛けで、インストラクターをしてくれた方々も有名なプロスキーヤーの方だったり、イケメン俳優の方だったり、普段はなかなか会うことができない専門的な職業の方だったりと、盛り沢山で豪華な顔ぶれでした。
協賛してくれているスキーメーカー大手ということで、スキー道具一式を無料でレンタルさせて頂き、自宅にあるスキー道具よりもはるかに上質の物を身に着け、パーフェクトなフル装備でした。

みんなでスキー

子供は学年別にグループを分け、その中でレベルに合わせた指導を受けていました。
娘は小学4年生で、学校の授業でもリフトを利用してスキーを滑っているので、最初からリフトを利用して上の方の高い所から滑っていました。
私は一昨年の秋に足を骨折していて、また同じところを骨折しそうで怖かったのでスキーはしないで見学していることにしましたが、他の保護者は大人同士でバンバン滑っていい汗をかいていて、久しぶりのスキーで良い運動とストレス発散ができているようでした。

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残念な私

こちらの厳しい冬の中、雪道で転んで骨折しないようにずっと注意しながら生活して、なんとか無事に過ごしていたのですが、一昨年の秋に実家に帰った際に両親と娘と一緒に、久しぶりにお茶会に参加し、茶席に通されるまでの待ち時間が長すぎて正座で足が痺れ、立ち上がったときに転んで骨折するという、雪とは全く無関係の残念すぎる事故でした。

無理もない現実

学生時代は弓道に所属していたので正座には慣れていたはずなのですが、長年の正座から遠ざかった生活スタイルと、大幅な体重増加がこのような結果に繋がったのだと思いました。
学生時代と比べると12キロぐらい増加しているので、足も悲鳴を上げて無理もありません

躊躇と決意

私は和の心が好きなのですが、私が骨折するといろいろと生活に支障をきたして大変なので、もうお茶会には参加しないし、正座椅子なしでは正座はしないと心に決めました。
そんな骨折の流れで、今回のせっかくのスキーのチャンス躊躇することとなり、ガッカリでした。
でも娘には、スキー(骨折しないように)どんどん楽しんで欲しいし、児童館主催のお茶会でお茶の先生にお作法を教えて貰っているので、お茶会にも参加して和の心や礼儀作法を学んで欲しいと思っています。

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スピードチャンピオン

娘のグループを担当してくれたインストラクターの方によると、娘はグループで一番スピードを出していたようで、「グループ一番のやる気と根性を見せてくれましたよ。突っ込んで転んでも何度も起き上がって頑張ってました。良かったですよ。」と言ってくれました。
「有難うございます!」と喜んで答えたものの、少ししてから「でも先生、恐らくそれは曲がりたくても上手に曲がれなくて、結果スピードが加速していただけかと・・・」と心の中で思ったりもしました。

「地球」を感じられる場所

会場となったスキー場は、リフトで一番高い所まで行くと雪山の景色と海の景色が一度に見渡せる、世界で唯一の贅沢なロケーションのスキー場だと、世界中のいろんなスキー場や雪山を訪れた経験のある佐々木代表が言っていました。
娘は、「一番上まで行ったら海が見えて景色がキレイだった。雲が自分より下にあって、雲の中を滑っているときはあまり周りが見えなくてドキドキした。」
と言っていて、それを聞いた私は、なんだかここは「地球」を感じられる、そんな特別なスキー場のように思えました。
同じ地域には温泉のある観光ホテルもあるので、泊りでもスキーを楽しめると思います。

スキー場情報  http://asari-ski.com/

観光ホテル情報  http://classe-hotel.com/

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地域の特性を世界へ

このような素晴らしい環境が身近にあり、上質の雪にも恵まれているこの地域でスキーを楽しみ、将来スキー界で活躍する人材がどんどん生まれたらという佐々木代表の願いも込められた、とても温かいスキーイベントでした。
もともとこの地域で生まれ育っている人も、縁あってこの地域に住んでいる人も、豊かな自然の中で成長し、いろんな方面で将来その地域の特性から学んだことを生かして、世界に羽ばたいていけたら素敵だなと、私も素人ながらに思いました。

冬一番の思い出

私自身はスキーができないので、こういったイベントで娘にスキーを教えて頂けるのは本当に有り難く、私も見学ではありましたが、雪山という自然の中で過ごす時間が持てたことで、精神的なリラックス効果があり良い気分転換になりました。
子供の数に負けないぐらいのインストラクターがいる、あまり例のないゴージャスな環境の中、子供たちがみんなキラキラした笑顔でスキーを教わっていたのが印象的でした。
きっとこの冬一番の忘れられない思い出になったと思います。

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人間の大きさ

今回のこのイベントを通し、好きなことに情熱を傾け、世界を飛び回り実績を積んできた佐々木代表をはじめ、その周りの方々「人間の大きさ」を感じました。
自分が信じた道を進んでいる人は、好きで身を置く世界の発展に貢献したいという思いや、人に対する優しい心が持てるんだろうなと思い、とても感動心から感謝しました。
帰りは全員で記念写真を撮り、大人も子供もお土産を貰い、本当に何から何まで至れり尽くせり、親子で楽しませて頂いた「雪育遠足」でした。

素朴な地域性

娘はスキーの身支度のときに、インストラクターの一員のイケメン俳優の方にスキー靴を履かせてもらっていました。
私たちは純朴な親子なので芸能人にあまり詳しくなく、単純に「カッコいい俳優さんだなぁ」と思いながら、お世話になったお礼を言いました。
帰宅してから、佐々木代表が教えてくれたキーワードで検索してみると有名な方で、恐らくこれが都会で開催されたイベントだったら「キャーキャー」と人が集まって、写真やら握手やらでその俳優の方は囲まれていたんじゃないかと思いつつ、そんな風にならない素朴なところがまた、自然の多い土地の良さでもあるのかなと思いました。

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雪かきのプロ

参加者の中には「腰痛にならない雪かきのマル秘テクニック」なるものを動画でアップしてYoutubeで再生回数が上位になり話題になった方と、その技を伝授した師匠もいて、いろんな意味で雪のプロ集団だと思いました。
雪かきが必要な人にはとても為になると思います。
興味のある方には、ぜひこちらの情報を。

雪かき動画情報  疲れにくい雪かきのコツ - YouTube

雪遊びのプロ集団

娘はスキー場からの帰りのバスの中で、「来年もまた来れる?またあの先生たちに会える?」何度も私に聞いていました。
そのをみていて、とても楽しくて嬉しかったのだと深く伝わりました。
参加者の中には、親が雪遊びの楽しさを子供になかなか教えてあげられない環境の家庭が多いような気がしたので、いつかまた佐々木代表をはじめとした、アクティブでパワフルな「雪遊びのプロ集団」に会えることを期待しつつ、今年の思い出深い冬のイベント感謝しています。

活かされる経験

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本格的なスタート

昨年末の3日間の引継ぎ研修も終わり、いよいよ新年から本格的な仕事が始まった。
まだ2日間の勤務だが、その感想は「楽しい!とにかく楽しい!」だ。
勤務初日から、課で一人きりで留守番をするという恐ろしい時間があったり、緊張でアワアワして余裕が持てず、帰宅後は倒れそうなくらいぐったりと疲れていたが、何だかとても楽しい2日間だった。

もう一つの居場所

スーツ勤務ということを聞いたときは着るものに困ると思ったが、やはりピシッとスーツを着て、社会の中にある自分の居場所で自分の職務をこなすという日常は、今まで長年なかった新鮮な刺激となり充実感を感じさせてくれる。
独身の頃に働いていたときは、自分で選択した好きな仕事ではあっても「お金を得るための手段として働く」という現実のもと「義務」のような感覚で働いていた。
もちろん生きていく上で働いてお金を得るということは必要かつ大事なことだが、今はそれよりも「将来の夢の為の修行をさせてもらえている」という感覚の方が強いので、不思議と早出も就業時間が過ぎてからの雑務も苦にならない

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身近な敵

小学四年生の娘には「最初は何でも楽しいのよねー。でも段々と飽きて嫌になってくるものよねー。」とシビアな意見を言われた。
起業の勉強を始めてからよく「本当の敵は身近にいて、身近な人間ほど足を引っ張るものだ。」という言葉を聞いていたが、「なるほど、こういうことか。」と思った。
確かに娘の言うことは当たっているのかもしれないが、とりあえず今は新人気分を満喫して張り切っていたい

初めての通勤ラッシュ

私は過去に満員電車での通勤をしたことが一度もなく、働いていた頃は徒歩通勤だったり、電車通勤でも出勤時間が遅かったので通勤ラッシュとは無関係の環境だった。
そして今、初めて通勤ラッシュの満員電車を経験し、朝から体力を奪われている。
自宅から一番近い公共交通機関は路面電車だが、通勤ラッシュで15~20分ぐらいギュウギュウになってしまうので、少し遠いがマイペースで地下鉄まで歩いて2~3分だけ満員電車に我慢する方がマシだし通勤時間も短縮になると思い、朝から結構な距離を歩いている
この通勤が今のところ一番の疲れの原因となっている気がする。
その内この通勤状況で体力がついて、少しでも痩せることを願っている。

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気になる腰痛

今までは家でずっとバランスボールに座っていたので腰痛もなく身長が伸びて喜んでいたのだが、長い時間ほとんどずっと椅子に座っての勤務は腰が痛くなり腰痛対策を考えなくてはいけないと思うと共に、40代にしてせっかく3センチも伸びた身長が縮んでしまわないかと心配している。
今どきはバランスボールOKな職場もあるようだが、長い歴史のあるお堅い職場では、どうひっくり返ってもそれがOKになる訳がない

メルカリ―ヌな私

今回、仕事で必要なスーツや定期入れなどを購入するのに、得意の「メルカリ」というアプリを利用した。
私は目ざとい「メルカリ―ヌ」なので(メルカリ上手な自分のことを勝手にそう呼んでいる)新品・未使用のアイテムを何点かゲットした。
『新品、ゲットだぜっ!』である。
アパレル業に従事していたので、ブランドの大まかな特徴、生地や縫製の良し悪し、手入れの仕方、お直しの仕方などの知識が多少あり、洋服などの品定めをする際に役立っている。
ファッションが大好きで、幾つになってもお洒落番長でいたい傾向にあり、ついデザイン性の強いものに目がいってしまい、自制しつつ堅実な選択をするのが意外と大変だった。

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8キロも・・・

こんな風に、自分の経験から得た知識が日々の生活の中で役に立つのは嬉しいものだ。
以前はスポーツクラブで、アクアビクスやらフラダンのクラスに参加してのんきに楽しんでいたが、こちらに移住してからはあまり家から出ておらず食べ物が美味しいということもあり8キロも太ってしまい、ほとんどの洋服を自分で直して着ていた。
スーツのジャケットに関してはお直しにも限界があり、ボタンをしめて着られるものが1着しか無くなってしまっていたので、今回の買い物では本当に自分の知識「メルカリ」に助けられた。
お得な買い物ができ、自宅まで配送してもらえる「メルカリ」は、非常に便利で助かるシステムである。

興味のある方はこちらをどうぞ。
  メルカリというアプリ - ~Many kinds~ いろいろだからオモシロイ

役立つ経験

私の仕事にはカウンターでの来客応対やお客様への電話連絡も含まれているのだが、「お客様絶対第一主義」厳しい百貨店でみっちりと接客の礼儀作法を教わった経験が役に立ち、自然にこなせていると思う。
金融機関に従事していた頃の経験は、今の職場で数字を打ち込んだり、書類をチェックしてお預かりする業務に役立ち、法律事務所に勤務した経験は資料を読み込んで頭に入れる際に役立ち、動物と一緒に働いた経験は犬好きな女性上司とのコミュニケーションに役立ち、育児の経験は小さな女の子がいる先輩との共通の話題に役立っていると思われる。

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導かれた場所

自分が今まで積み重ねてきた全ての経験が、今の仕事では自然と役に立っていて、今の自分のポジションはまるで「自身の業務経験のまとめ」をしながらスキルアップをする為の場所のような気がしている。
自分が身を置くべき場所と、関わるべき人たちのもとに導かれたように思えて嬉しくなる。

動物好きの御縁

今思うと、面接のときに女性上司から「犬と一緒に働いていたとのことですが、ご自分でも犬は飼っているんですか?」という質問が出たときから、何となく私はその女性上司の人柄好感を感じていた。
オーストラリアにいたときもそうだったが、動物好き同志不思議と心が通じ合いすぐに仲良くなり、そこからいろんな人脈とチャンスに繋がったりする
あちらでレース犬トレーナーのアシスタントとして働くことができたのも、ボランティアで働かせてもらった動物園の職員の紹介という動物好き繋がりだった。

「共感」と「理解」

「動物」でも「ワイン」でもその他いろんな趣味でも、同じ「好きなもの」で繋がる御縁はポジティブなベクトル生産的な方向へ進んで行くように思える。
「共感」「理解」は、人と人との繋がりや絆を強くするのだろう。
そんな全ての御縁を大切にし感謝しながら、目の前のことを着実にこなして生きていこうと思う。
連休明けの仕事が楽しみだ。

「書き初め」と「焼き肉」

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今年の目標

今日は家で「書き初め」をした。
今年の私自身の言葉は、将来の大きな夢の為に必要な一歩一歩を確実に踏みしめるという意味を込めて「実現」にした。
社会での実務を通した学びや、自然の中で実際にワイン葡萄を育てる体験など、きちんと実現させて自分の知識にしていくのが今年の目標だ。

娘の課題

娘の学校の習字の課題を指導する為お題をみてみると「流れる星」だった。
小学4年生で既に、こんなに書くのが難しい字が課題になるんだなと思いながら、まずはお手本として自分で書いてみた。
点、止め、払い、はねなどが盛りだくさんで、大人の私にとってもなかなかの書き応えだったので、書道を習っている子供たちでもちゃんと練習しないと書くのが難しそうだと思った。

道教

私は小学2年生の冬から2年間だけ道教に通った。
同級生たちは学校のすぐ側にある子供向けの書道教に通い、その教室が主催する道コンクール段級審査に応募しては賞や級をもらっていた。
それに引き換え、私が通っていた書道教室は子供向けではなく一般向けだったので先生がとても厳しく、漢字の「一」という字のつけから止めまでを完璧に書けるようにする為、半年近くずっと「一」だけをひたすら書き続けさせられた。

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厳しい先生

それをクリアすると今度は漢字の「二」を2か月間、「三」を2か月間、字の形と角度をきちんと体で覚えるまで何度も何度も書き続け、それが終わると今度は点、縦の止め、はじき、はね、払い、角、漢字の部首など部分的な技術の練習に入った。
それらをクリアして初めて書いた字は「月」だった。
同級生は四文字ぐらいの言葉をどんどん書いてをもらっているのに、私は半紙にシンプルな一文字だけを大きく書き、書いても書いてもなかなかクリアさせてもらえず、「火」「水」「木」「金」「土」「日」「春」までなんとか進んだ頃、もういい加減いやになってしまい、その道教室をやめた

評価基準とスタイル

母親に、試しに同級生たちが通っている書道教一日体験をして、もし良さそうだったら入会して書道を続けたらと提案されたので、その書道教室に行き何枚か書いて提出すると、先生に「お主、なかなかやるな。これならすぐに上の級から段級審査を受けられるし、コンクールで入賞して会報誌にも載れるぞ。いっぱい通って練習すればスタンプがたまって景品ももらえるし。」と言われた。
だが私は子供ながらに、なんとなくそのスタイル評価基準があまりにも今までと違い過ぎて戸惑い、入会を見合わせた。

自分なりの書道

一般向けの厳しい書道教に通っているうちに、書道を習う心構えやその評価の厳しさ無意識のうちに身体に染み付いていたのかもしれない。
だからといってその厳しい書道教室に戻ることもしなかったが、書道は好きだったので小学生の頃は自分で自宅で練習したり、自治体主催の書き初め大会などに参加してをもらったりした。
何度も入賞できているのは書道教室の先生が、厳しく徹底して筆使いを教えてくれたお陰だと思った。

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書道の再開

その後はずっと筆を手にすることのない生活を送ってきたが、娘が小学3年生になり冬休みに書道の課題を持って帰ってきたので、その指導をする為に再び筆を手にした
久しぶりの墨の香り凛とした気持ちになると自然と姿勢が正され心地よい緊張感を感じた。

学びと根気

娘のお題の「美しい心」を書いてみたところ、習得した技術は身体が覚えているもので、ブランクは長かったがそれなりの字が書けた。
道教室に通っていない娘には難しいお題のような気がしたが、筆を一緒にもって教えることで早く上達できた気がする。
娘は左利きなのだが、毛筆は筆の進む方向の関係でやはり右手で書くのが良いと思い、私は右手で書くように指導した。
利き手ではない方の手で頑張って筆を運び、私との厳しい練習に励む娘を健気で偉いと思い、その根気強い姿勢が誇らしかった

残念なところ

今年の私の書き初めはさらりと終了したが、宿題を兼ねた娘の書き初めはお題が難しいので何日か練習しないと完成しそうにない。
私もその練習に便乗して、もっと配置のバランスの良いお手本を書きあげたいと思っている。
一応、筆使いは一通り書道教室で教わったが、基本的な字の形、字と字の間隔や配置のバランスのとり方教わらずして退会してしまったので、未だにそれらが上手にできないのが残念なところである。

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単純という幸せ

夜は近所の焼き肉店に行き食事をした。
昨夜みた孤独のグルメのシーンに、親子共にすっかり影響を受け「明日は焼き肉にしよう!」と、その番組が終わらないうちから早くも決定していた。
新年早々なんと単純なことだと自分で呆れつつも、「複雑より単純でいる方が平和で幸せなんだから、単純でいられることに感謝すべきなんだろうな。」と思った。

焼き肉と韓国料理

年末から胃の調子が悪くアルコールを控えていたので今夜が今年の「初飲み」となり、ビールと一緒に焼き肉と本場の韓国家庭料理を存分に頂いた。
いつも当日だとなかなかとれないDVDがみられる個室が今日はとれたので、近所のお店だからいいかなと思い「必殺スッピン」で出掛けた。
私は冷麺といえば絶対的に盛岡冷麺だったのだが、このお店の甘辛いスープの独特の味になり、今や病みつきになってしまっている。

順調な年明け

今年は元日からお天気にも恵まれ、ちょっとずつ小さな幸せを感じながら、日本の文化を満喫したり、美味しいものを食べたりと、本当に楽しい三が日を過ごせている。
愛する老猫家族も元気で無事にいてくれて、嬉しい限り
である。
このまま順調で縁起の良い1年になることを心から願う。

日本らしいお正月

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我が家の恒例行事

今日も穏やかな天気に恵まれ、お出掛けにピッタリのいい朝だった。
こちらの冬は、最高気温氷点下じゃないだけで有り難い。
今日はいつも行っているカラオケ店で11時から18時まで、我が家の新春カラオケバトルが開催された。

DXな採点機能

昨夜のテレビ番組で使われていたカラオケのDX採点機能が利用できる部屋を選んで、娘と二人で好きな歌を歌いまくった。
演歌から洋楽までいろいろと歌い、今回は89点が何度か出るにとどまり90点には届かないまま終わってしまった。
娘は87点が最高で、二人とも何だかあまり振るわなかった
以前は90点以上も何度か出ていたが、採点機能が更に精密になり、もっと歌唱技術を上げないと90点以上は出なくなったのだろうか。

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歌と心と涙

私が歌っているのを娘が真似して演歌に初挑戦し、85点を出していたのは凄いと思った。
演歌は日本の心だと思うので、娘が演歌を歌う姿を見るのは嬉しい。
私はKiroroの「未来へ」一青窈さんのハナミズキを歌いながら、将来の娘に対する感情がこみ上げて号泣してしまった。
出産をしてからというものすっかり涙もろくなったのだが、最近は年齢を重ねるごとに輪をかけて涙腺がゆるくなってきているようだ。

100円ショップのコスパ

カラオケの帰りに100円ショップに寄ったところ、名画シリーズのクリアファイルがあり、ゴッホクリムトミュシャなどのファイルの他に、なんと昨日展覧会で鑑賞した日本画のファイルもあった。
「こんな素敵なクリアファイルが100円で買えるなんてコスパが素晴らし過ぎる!」と、とりあえずそれぞれ1枚ずつ買ってみた。
何だか小さなお年玉を貰えたようで、ちょっぴり幸せだった。

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新春歌舞伎

帰宅してテレビをつけると歌舞伎の生放送番組がちょうど始まったところだった。
東京公演市川染五郎さん、片岡愛之助さん、左團次さんらが出演していた。
以前、東京の新歌舞伎座で娘と一緒に鑑賞した「菅原伝授手習鑑」
にもその方々が出演していたので、娘も少し興味を持ったようだった。

和の心と伝統芸能

新歌舞伎座で歌舞伎鑑賞をし、幕の内弁当や名物のカツサンドを食べた思い出を懐かしみながら、今夜の演目「松浦の太鼓」のストーリーを娘に説明し、その流れで有名な忠臣蔵の話を通して「和の心」を少し教えることができた。
歌舞伎言葉ストーリーも少し難しいが、やはり日本人として楽しみたい伝統芸能だ。

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平和な初笑い

そして今は新春ドラマスペシャ釣りバカ日誌をみながら、ゴロゴロしている猫の隣でこのブログを書いている。
私の中では、お正月といえば釣りバカ日誌男はつらいよなので、とてもしっくりと落ち着く
やはりお正月には、平和で明るい笑いがピッタリだ。

日本らしいお正月

今日は、日本の文化のカラオケを楽しみ、好きな日本画のクリアファイルを驚きの価格で購入し、歌舞伎の生放送を鑑賞して、最後はお約束釣りバカ日誌をみて初笑いで締めくくるという、日本らしいお正月満喫できた一日だった。
明日は我が家の「書き初め」の日なので、どんな言葉を書こうかと考えている。
墨の香り凛とした気持ちにしてくれるので、姿勢を正し新春の書道を楽しみたいと思う。