昭和 私は昭和時代が大好きだ。
歌謡曲もテレビ番組も映画もアニメも、それらが醸し出すレトロ感も、育児環境も今ほど便利ではなかった通信環境や電化製品も全部大好きだ。
昭和時代の私はまだ子供だったが、いろんな面であの頃の方が、単純で面白味があったように思う。
死語 私は昭和の言葉が特に好きで、いつも心をくすぐられ気になって仕方がない。
それは随分前から「死語」とされて廃れ、現在使うと周りに引かれてしまう言葉だが、私にとっては今も魅力的でワクワクさせてくれる言葉なのだ。
議論 先日、大人の女性が集まっている場で、プロフィール写真が巨乳だと確実にアクセス数が増えるという話題になった。
「ボインはやっぱり人気がある」➡「いつの時代もボインの需要の大きさは凄い」➡「やはりボインは男性の憧れなのか」➡「いや・・・それよりも『ボインの需要』って表現・・・どうなの?!」➡「やだ、『ボイン』って死語じゃないの!」➡「ホントだ、昭和の言葉だ。死語だ!」➡「『ボイン』って言い出したの誰よ?!」という展開となった。
ときめき 昭和を愛する私は、エレガントな女性グループのお洒落な会話の中に「ボイン」という昭和の死語が飛び交う状況と、「言っちゃった感」いっぱいに慌てふためくのがとても面白くてウキウキした気持ちになった。
理性 この際いっそのこと他にもいろいろプラスして「サタデーナイトにボインのカワイコちゃんとディスコでフィーバーするオレッチはナウいハンサムボーイだぜ!!なんちゃって。」と鳥肌が立つぐらい死語を極めた発言をしてみかったが、そのお洒落な大人の女性グループから追放されたくなかったので、必死に我慢して愛しい死語たちを飲み込んだ。
玉砕 「ナウい」という言葉を何気にまた流行らせたいと思っている私は、過去に何度も若者相手の会話にわかりやすいくらい強調して使ってみたのだが、私の年齢が年齢の為「あ、この人きっと死語だって思ってなくて普通に『ナウい』とか使っちゃってるんだ・・・痛すぎて可哀想だから傷つけないようにそこはスルーしてあげよう。」と、突っ込まれることもなく逆に気遣われて同情されるという非常に残念な結果に終わっている。
とても「ガビーン!!」で「まいっちんぐ」なのである。
希望 若者の間で敢えて昭和の死語を使うことが流行り、また昭和の素敵な世界観で世の中が満たされることを期待し、堂々と「ナウい」と言える日がくるのを心待ちにしている。