『変化を感じる夏休み』Vol.1


いろんな変化

中学校の夏休みが始まると、娘は部活動がますます忙しくなりました。
市内の中学生が集まる合同練習や、近くの中学校との練習試合などがあると朝早く起きて会場へ行かなくてはならず、娘は小学生の頃と違い夏休みでも朝ゆっくりと寝ていられない生活でしたが、自分が興味を持って始めた部活動の為の早起きは全く苦にならない様子でした。
夏休み前半の塾の夏期講習は、部活動を頑張る子供たちも通いやすいように夕方からの時間帯に設定されており、まだ辺りが明るい時間に終わるので私はしばし塾へのお迎えから解放されゆっくりとした夜を過ごしました。
年々夏の気温が上がっていますが、今年の夏は例年以上の猛暑『湿気が少なくて涼しい』と評判のこの地域でも寝苦しい夜が続きました。
以前なら寒さには弱くても暑さなら余裕で我慢できたはずの私も、8年の歳月でこの地域の気候に感化され以前とは真逆の体質になり、寒いのを我慢する方が楽なように感じました。


ミュージカル鑑賞

お盆前の3連休は娘と劇団四季のミュージカルを観に行きました。
『リトルマーメイド』を観るのは2回目で、前回は娘がまだ小学生の頃でした。
中学生になると、親と一緒に観るゴージャスなミュージカルよりもお友達と一緒に観る映画に魅かれるらしく、開演までの待ち時間に「ミュージカル鑑賞はもう卒業でイイかな・・・」と言う娘の言葉に、「これもまた子供の成長なのかも・・・」とちょっぴり淋しさを感じながら「まぁ、劇団四季のミュージカルはいっぱい観て十分楽しんだからね。」と、過去に見た演目を二人で挙げてみました。
娘が幼稚園児の頃に初めて連れて行った『ライオンキング』から『マンマ・ミーア』、『美女と野獣』、『オペラ座の怪人』、『キャッツ』、『ウィキッド』、『サウンド・オブ・ミュージックと、それぞれ複数回ずつ鑑賞した思い出を懐かしみ、今では中学生のお姉さんになった娘の成長を感じていると『リトルマーメイド』の幕が上がりました。


劇団四季の魅力

幼稚園児や小学生低学年の女の子がたくさん観に来ていましたが、みんなお行儀よく静かに鑑賞していて偉いなぁと思いました。
主役のアリエル役の役者はとても可愛らしい人で、王子様役の役者はキリリとしたカッコイイ人だったので、観ていてテンションが上がりました。
水中をイメージした舞台は涼しげで美しく「こんな猛暑の中、海の中にいるような気分になれるなんて幸せだなぁ・・・」とうっとりし、手拍子をしたり笑ったりしながら素晴らしいミュージカルに釘付けになっていると、あっという間に前半の幕が下りました。
休憩時間に入るとすぐに私と娘は顔を見合わせて「やっぱりミュージカルって最高だよねぇ!」「絶対また観なくちゃ!」と口々に言い、今回でミュージカル鑑賞を卒業するどころか、今後の公演スケジュール次回のチケット発売日をすぐにチェックし、今度はどの辺りの席をとるかの打ち合わせまで始めました。
私たちにとって劇団四季の魅力は絶大で、そう簡単に卒業などできないのです。


メルヘンな一日

私はいろんなストーリーのヒーローやヒロインだけでなく悪役にもかなり魅かれて目が離せません。
特に『リトルマーメイド』に出てくる悪者『アースラ』が好きなので、妖艶で迫力のある低い歌声と演技が鑑賞でき嬉しかったです。
お盆近くでお休みの人が多かったこともあり劇場はほぼ満席で、カーテンコール大きな拍手で盛り上がり何度も役者たちと対面することができました。
劇場を後にし、感動と余韻を味わいながら娘のお気に入りの不思議の国のアリスをイメージしたテーブルや店内のディスプレイが可愛らしいビュッフェレストランへ行くと、私たちは外から見ると一番目立つ窓際のお席に通されました。
景色を眺めながら少し早い夕食をとり、食後のデザートに大好きなカロンをたくさん食べディズニーづくしの一日にご満悦な娘の様子に「とりあえず楽しい夏休みの第一弾を過ごせて良かったな」と思い、せっかくなので私もカロン力いっぱい食べました。


中学生の引率

次の週末は「夏休み中にお友達と一緒に映画を観に行きたい!」という娘の強い希望で、女子中学生4人を連れて映画館に行きました。
お年頃の女子としては「校則で大人と一緒じゃないと学区外や繁華街へ行けないから大人に連れて行って欲しいけど、一緒に映画を見たり食事をしたりするのはイヤ!」とのことで、私はツアーガイドのように待ち合わせの時間と場所を決め一緒に電車に乗り映画館へ行き、チケット売り場で4人並びの席を中学生料金で購入するのを見届け、売店でポップコーンと飲み物を買うのを見守り、映画の入場案内時間になったら入場口でお見送りをしました。
子供たちが2時間くらいの映画を見ている間、私は一人で昼食をとることにし、何日か前からラーメンが食べたい気分だったので複数のラーメン店が集まるテーマパークへ行きました。
休日は混んでいてかなり並ぶのですが、お昼の少し前だったのでどのお店もそんなに並ばないですみそうでした。


胃袋の老化

「せっかくだから初めてのラーメンに挑戦してみよう!」と、ラーメンの上にチャーシューではなく豚丼の具材ような豚肉がのったラーメンが気になり、私はそのお店の味噌ラーメンを食べることにしました。
もやしナムルの無料食べ放題紙エプロンのサービスがあり豚肉のカットも可能だったので、私は豚肉を食べやすく一口大に切ってもらいました。
こんがりと焼いた豚肉にもスープにも黒コショウがしっかりときいているかなり濃い目の『パンチの効いた味』で、想像以上の量の油がたっぷり入っていたので、いつもはスープまで飲み切る私も、今回は残念ながらスープをほとんど飲めませんでした。
珍しい味のラーメンを美味しくいただいてお店を出ると、10分後ぐらいからどっしりと胃がもたれ始め、30分後には完全にノックアウトされました。
年齢による胃袋の老化をしみじみと感じ、切ない気持ちで屋上庭園のベンチで少し休んでからフラフラとした足取りで映画館に子供たちを迎えに行きました。


『ミッション』を終えて

子供たちが「無料券でUFOキャッチャーを一回ずつして、その後プリクラを撮る!」と言うので、今度はゲームセンターへ連れていきました。
UFOキャッチャーで一度も成功したことがない娘が景品をゲットしたので驚きました。
プリクラを撮るのが初めての娘は緊張気味でしたが、お友達が慣れた様子で画面操作や撮影を進めてくれ順調にプリントできました。
子供たちの希望通り昼食はフードコートへ引率し、私は胃のもたれに耐えながら超混みの中、4人座れるお席を確保しました。
多感なお年頃の女子中学生4人も引き連れてのお出掛けは大変そうで気が向かなかったのですが、少し離れたお席からタピオカドリンクやケンタッキーのチキンを手にお友達とお喋りをしてはしゃぐ娘の笑顔を見て私は「自分の休日を潰してでも娘の希望通りにお出掛けして正解だった!」と思いました。
子供たちは中学校で落ち着きのある行動を学んだのか変に騒ぐこともなかったので「これなら、また引率してもいいかな・・・」と思いました。


変化による好転

昨年の夏、近くは普通に見えるのに遠くがぼやけ、視線を変えるとなかなかピントが合わない症状が酷くなり、私は眼科で検診を受けお医者さんにスマホ老眼です!』宣言されました。
ずっと裸眼で視力1.5ぐらいだったのに急激に視力が低下したので「最終的には何も見えなくなるのでは・・・」と不安に思い、眼精疲労の改善に特化した目薬や錠剤を試してみましたが、これといった効果もみられないまま途方に暮れる日々でした。
前回『リトルマーメイド』を鑑賞した際はステージ上の役者の顔がはっきりと見えずとてもショックが大きかったのですが、なんと今回は役者の細やかな表情まで見え以前のように鑑賞することができ、私は転職による労働環境の変化好転し、視力が回復してきていることに気がつきました。
人生で起こる出来事には常に意味があると私は考えていて、今回の転職でもいろんな面で好転を実感しており「物事の選択の良し悪しは、結局その後の結果によって決まるものなんだなぁ・・・」人生の不思議なおもしろさを噛みしめています。

『変化を感じる夏休み』Vol.2へ続く

『オーストラリアの動物たちと』Vol.5


夢のような体験

20代の頃、初の海外滞在にオーストラリアを選んでたくさんの素敵な経験をした私はすっかりオーストラリアに魅了され、今度はワーキングホリデービザを取得して再びオーストラリアに滞在することにしました。
私はオーストラリアの動物園でボランティアとして飼育員のお手伝いをさせてもらいたいと考え、オーストラリアの動物園など30か所程の施設に「どうぞボランティアとして飼育員のお手伝いをさせて下さい!」と、動物に対する自分の気持ちや考え、なぜ飼育員のお手伝いをするチャンスが欲しいのかなどを手紙にしたため郵送しました。
私には動物に関する特別な知識がある訳でもなかったのでお断りのお返事が次々と返ってきましたが、南オーストラリアにある動物保護施設から「あなたの動物に対する気持ちと、動物の為に働きたいという熱意が伝わりました。ボランティアとして受け入れます。」というお返事をもらうことができ、私の夢のようなオーストラリア滞在が実現しました。

動物たちとのお仕事

私はまず、シドニーメルボルンホームステイをし、英語での生活環境に少し慣れてからボランティアとして受け入れてくれた動物保護施設を訪れました。
いざ到着してみると、ボランティアとして私の受け入れを許可してくれた担当者が急な事情で退職し、誰も私の受け入れの件を引き継いでいない状態なことが判明しました。
「まさか、このまま帰されたりしないよね・・・」と私は焦りましたが、はるばる日本から来たということもあり、とりあえず予定通りに受け入れてもらえることになりました。
通常は一つのセクションだけでお手伝いをするところ、複数のセクションが順番に私を受け入れてくれることになり、その動物保護施設のトレードマークになっているオーストラリアの動物の中でも希少なカモノハシの水槽掃除からスタートし、私のお気に入りの動物でもあるポッサムやフクロモモンガなど夜行性の小さな動物たち、カンガルーやコアラたちのお世話をさせてもらいました。


飼育員さんの情熱

動物たちの食事の準備にフルーツと野菜を切る作業や掃除では日本人らしい細やかで丁寧な作業が評価され、飼育員さんたちが私を仲間として認めてくれるようになりました。
ポッサムやフクロモモンガなどのセクションにいる、普段は朗らかで優しい飼育員の若い女の子が「このセクションの動物たちはみんな小さくて怖がりだから、静かに観覧するようお知らせをしているの。なのにこの前、ある小学校の子供たちが見学に来て行儀悪く大騒ぎしたから動物たちがストレスを受けたのよ。だから私、これからこの地域にある全ての学校宛てに“動物の為にマナーを守れないなら見学には来ないで下さい”って手紙を書くの!」と怒り心頭な様子で言っているのを聞いて「飼育員をしている人は動物を本当に大事にしていて、きっと親のような気持ちで守りながらお世話をしているんだなぁ・・・」と感じ、私はそんな情熱を持つその若い女の子をはじめ、そこの飼育員さんたちのことがますます好きになりました。

ディンゴのお世話

コアラとカンガルーのセクションの二人組の若い男性飼育員さんはとにかく明るい人たちで、いつも歌いながら仕事をしていました。
その二人が、飼育員のお手伝いに段々慣れてきた私に「実はこのセクションではディンゴの世話もしてるんだよ。そろそろディンゴの世話もしてみるかい?」ノリノリな様子で言うので、新しいことに挑戦するのが大好きな私は「イイですねぇ!もちろん喜んで!!」ノリノリで答え、弾む足取りでディンゴのエリアに向かいました。
ディンゴは、柴犬の雑種犬ハスキー犬ぐらいの大きさにしたような感じで、見た目はなんとなく馴染みがありました。
私は当時、オーストラリアの人たちからディンゴは中国の赤犬(柴犬を大きくしたような犬)と狼の混血の狼犬だ」と聞いていました。
そこの動物保護施設には大人のディンゴと子供のディンゴがいて、大人のディンゴは体が大きくて野性味が強くよそ者を受け入れないとのことで、私は子供のディンゴのお世話することになりました。

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甘えん坊のパピィ

大自然の中の動物保護施設なので敷地が広大で、各エリア間の移動もなかなかの距離があり、道に迷ってしまうことも度々でした。
陽気な二人組の飼育員さんが「この施設で生まれたディンゴのパピィ(子犬)でオスとメスの兄妹なんだけど、甘えん坊でとても可愛いよ!」と言うので、まだその施設のディンゴたちに会っていなかった私は「甘えん坊のパピィかぁ・・・可愛いだろうなぁ♥」と、抱っこできるのを期待しながらディンゴのエリアに向かいました。
子供のディンゴのエリア入り口で二人組の飼育員さんは立ち止まり、急に今まで見たこともない真剣な顔で振り向くとディンゴの前では絶対に倒れちゃダメだよ。何があっても立っているんだ!」と私に念を押しました。
「えっ?は・・・はい。」と私は答え、三人で一緒に子供のディンゴのエリアに入り飼育員さんたちが二匹の名前を呼ぶと、だいぶ離れた所にある岩の陰から中型犬くらいの大きさのディンゴたちが飛び出して、私を目掛けて突進してきました。

激しい歓迎

「ヤバい!このまま体当たりされたら倒れてしまう!」と、私はとっさに中腰で前傾姿勢をとり前後に足を開いて『カメハメ波』を出す直前の孫悟空ぐらい踏ん張りました。
「あっそぼー♪」と嬉しそうな表情で一匹目のディンゴ私の肩に両前足をドーン!
その衝撃に「ウォッ・・・」とうめき声を漏らす私。
そして、そのディンゴと私の間に下から潜り込んだもう一匹のディンゴ「イェーイ、私もー♪」と勢いよくジャンプしながら私の顎に頭をゴーン!
更なる衝撃に「ンゴォッ・・・」と死にそうな声を出す私。
痛みに耐えて立ち続ける私に飼育員さんたちは「歓迎されてるね。どうやら気に入られたみたいだよ!」と微笑み、「すごくいい写真が撮れたよ!」とデジカメを見せてくれました。
顎を下から頭突かれた苦痛の表情の私と、無邪気にはしゃぐ子供のディンゴたちの画像はどうみても傷害事件の瞬間の記録にしか見えず「どこがいい写真なんじゃぁー!」と私は心の中で激しくツッコみました。

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仲良しな私たち

ディンゴたちの月齢を訊ねると「まだ7か月の赤ちゃんだよ。可愛いだろ★」と答える飼育員さんに「子供だからパピィには違いないけど、狼犬や大型犬の月齢7か月の体格ってかなりイカツいよね・・・お願いだから先に教えといて( ;∀;)」と私は思いました。
体は大きくてもやはり中身は子供なので、ディンゴたちは人懐っこくて確かに甘えん坊でした。
若さとパワーが溢れているのでじゃれつかれる度にこちらは真剣な体力勝負でしたが、ディンゴたちに背中をとられないようにし、飛びつかれそうになったら前腕で受けてから払ったりと対応の仕方のコツを掴んで渡り合うことで、私と子供のディンゴたちは仲良しになりました。
私は他のセクションのお手伝いに入りディンゴのお世話から離れてからも、1日1度は必ず子供のディンゴたちに会いに行き、柵越しに話しかけていました。
お昼寝中でも私が名前を呼ぶと二匹とも走って近くに来て、立ち去るときは遠吠えでお見送りをしてくれました。

パイソンのお世話

ディンゴのセクションで私がパピィたちのお世話をしたと聞いて、爬虫類のセクション担当者が「ここでもボランティアとして手伝ってみるかい?」と言ってくれ、私は爬虫類のセクションでもお手伝いできることになりました。
せっかくの機会と思いパイソンを首にかけて記念写真を撮ると、パイソンは担当の飼育員さんが目を離した隙に徐々に私に巻きついて締め付けようとしてきました。
飼育員さんが気付き、パイソンは私から引き離されながら飼育員さんに叱られていました。
そのパイソンはそこの動物保護施設で生まれ、飼育員さんに育てられたので人に懐いてはいましたが、私はそのパイソンに野生本能の奥深さを感じました。
蛇はエサを丸呑みして食べる為、消化するのに数日かかるので、食事は数日に一度のペースで、長いトングで挟んだ鶏肉などを蛇の鼻先で揺らしながら「生きている獲物感」を出してあげると、しばらく知らんぷりをしてから急にパクッと丸呑みするのがおもしろかったです。

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おちゃめな飼育員さん

「ちょっと持っていて」と、ボール状に丸めたパイソンを飼育員さんから手渡され、私は両手でしっかりと受取りました。
体長1.5m、体重2.5~3kgぐらいのまだ若いパイソンしっとりとなめらかな表面をしていて肌触りが良く、私はドキドキしながらパイソンを両手でキープしていたのですが、飼育員さんたちはおしゃべりに夢中になり私とパイソンの存在を忘れてしまったようで、私は飼育室の片隅で15分以上パイソンを持ち続ける羽目になりました。
重くて腕が震え、次の日は筋肉痛になりました。
爬虫類セクションの飼育員さんたちは「一緒に働いた記念に俺たちの宝物をプレゼントするよ」パイソンの大きな抜け殻を私に差し出し「ここで働いた証拠として日本の家族や友達に見せるといいよ」と言ってくれました。
パイソンの完璧な形状の抜け殻はとても貴重らしく、アートのような美しさに私は魅かれましたが、ワシントン条約に引っかかっても困るので温かい気持ちだけをいただき感謝の握手をしました。

続きはまた『オーストラリアの動物たちと』Vol.6にて

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最強の幸せ者

コーディネイトの楽しみ

6月から働き始めた新しい職場は、勤務時の服装ジーンズ以外なら何を着てもOKなので、私は毎日お洋服のコーディネイトを楽しんでいます。
ファッションが大好きな私は、自分が気に入ったお洋服やバッグ等には愛着を持ち、長く大切に使っています。
昔とサイズが変わったり、着丈が年齢的に合わなくなったりして着られなくなったお洋風は、自分でお直しをして着たり、中学生になり身長が私に近づいてきた娘用にリメイクしたりしています。
以前の職場はスタンダードなスーツ着用で、派手な色柄のアイテムを着用して職場の雰囲気とミスマッチな人は「痛い」と引かれて嘲笑されていたので、家には活躍する機会がないままのお洋服がいっぱいでしたが、今はお気に入りのお洋服たちを再び活用しながら多彩なオフィスカジュアルコーディネイトが満喫でき、毎朝どのお洋服を着るか選ぶのにワクワクしています。

オーガニックのミント

今の職場の同じフロアで出会った女性とお話しをしていたら、家庭菜園ガーデニングをしているという話題になりハーブティーにすると美味しいから」と、その女性は後日、庭のミントを摘んで私に持ってきてくれました。
ミントは水に葉っぱを入れるだけでも香りの良いミント水になるので、私は喜んでいただきました。
ペパーミントアップルミントの詰合せを受け取った瞬間、袋に入っているのに香りがフワッと広がり、とても爽やかな気持ちになりました。
オーガニック栽培のミントが茎ごと何本も入っていたので、最初はそのままタンブラーに入れてお湯を注いで飲み、次は葉っぱだけを使ってお鍋で煮出して飲み、お湯の温度などをいろいろ変えて試してみた結果、葉っぱだけをタンブラーやティーポットに入れて90度ぐらいのお湯を注いで蒸らして飲むと、香りも良く苦くならなくて美味しかったです。

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ヘルシーな毎日

春から夏にかけてはミントを使ったスイーツが人気で、いろんな新商品をよく見かけるので、チョコミントが大好きな私と娘は新作に出会うとまずは購入して食べていました。
ふと私は「ミントテイストのドリンクも出てるし、美味しいかも・・・」と思いつき、アイスカフェオレを作る際にミント水を使ってみました。
自家製『アイスミントカフェオレ』は私好みの味で、私は新たな発見に得した気分になりました。
いろんな飲み方で美味しくいただいていることを伝えると、その女性は1週間ごと私の為にミントを摘んで持ってきてくれるようになりました。
ミントには胃腸の調子を整える効能もあるので胃腸の弱い私にはとてもありがたく、私は家でもオフィスでも毎日ミントの香りに癒され胃腸を優しくケアされながら、穏やかで心地よい日々を送っています。

お忙しい中学生

この春、娘が中学生になってから生活のスタイルが大きく変わりました。
ついこの前までは小学生だったので、放課後や休日に子供同士で何かするにも近所のお友達の家に行くか学区内の公園に行くかぐらいで、娘のことをピヨピヨ鳴いてるヒヨコちゃんみたいなお子様と思っていました。
ところが中学生になったとたん、部活動をして帰宅する時間が8時学習塾が終わるのが10時と、夜遅くまで活動するのが当たり前の大人顔負けの生活パターンになり、活動範囲もかなり広くなったので、親子共々その生活の変化についていくのがやっとでした。
今までは私が仕事から帰ったら娘と一緒に夕食をとり、その後はのんびりと過ごしてそのまま寝てしまっても特に支障のない生活でしたが、今は娘の塾の授業が終わる頃に私が学習塾へ迎えに行くので、娘と一緒に学習塾から帰ってくるまではのんびりもしていられなくなりました。

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必然の変化と偶然の助け

遅い時間に学習塾のお迎えがあるのでお酒を飲む機会はぐっと減り、私は必然的健康に良い生活を送っており、お迎えの時間までは家事をしたりお裁縫をしたりと、以前よりも良く動いています。
6月下旬からは、娘が週2日の授業週3日の自習授業でほぼ毎日のように学習塾に通っているので、私たちの生活スタイルはよりハードになりました。
娘の場合、家で自分のペースで学習するよりも、学習する雰囲気や環境が整っている方が他のことに気をとられず、集中して効率良く学習できるようで、本人もやる気を出して学習塾に通っています。
もしも私が今も以前の職場で働き続けていたら、とにかく多い仕事量とストレス心身共に疲れ果て、帰宅後に効率良く動くことも、毎日のように娘の学習塾へお迎えに行くこともきっと無理な状態だったので、絶妙なタイミングで転職ができて本当に良かったと思います。

新たな学び

6月、7月と続いたイベントも無事に終わり、新しい職場では緩やかな時間を過ごしています。
以前の職場との労働環境のギャップに、最初の頃は何だか落ち着かない気持ちで戸惑っていた私ですが、今は時間を有効利用して情報のインプットをしています。
障がいのある方々が社会との繋がりを持ちながら健康的な生活を送れるようにスポーツ活動を推進し、大小様々な大会を開催し発表の場を作るという事業をしている企業で、ホームページには障害のある方々の為の競技のルールや内容の説明があります。
24種類の競技種目の説明が、それぞれ数ページから数十ページで掲載されているので、それらを読み込んでインプットし、各競技の基本や用語も併せて調べ、新たな知識を吸収しています。
8月には経理業務の講習会があり、未経験の業務について学び職場で実践できることを嬉しく思っています。

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何気ない幸せ

毎日が何事もなく当たり前のように過ぎていくと、日々の何気ない幸せが見えなくなり不平不満を感じやすくなってしまうので、私はなるべく自分の生活の中にある小さな幸せ感謝するようにしています。
好きなファッションが楽しめていること、オーガニックのミントを味わえること、絶妙なタイミングの転職で生活の変化による体力的な危機から偶然にも救われたことなど、どれも私にとっては感謝に値する幸せなことです。
私は大規模な震災に遭い、怖くて不便な生活をするという経験を2度しているので、水、電気、ガスが普通に使える生活も私にとってはとてもありがたいです。
使いたいときに使いたい便利な物が使え、食べたいものを食べたいときに食べ、変わらず普段通りの生活ができていることに「今日も何事もなく平和に過ごせて良かったなぁ・・・」としみじみ思います。
そして、どこも痛くなく生きていられることにも感謝します。

家族の健康

私の何よりの幸せは、家族が病気もせず元気に生きていてくれていることです。
遠く離れて暮らす実家の老齢チームは、8月で103歳になるおばあちゃんをはじめ、みんな健康でいてくれています。
中学生になり急に忙しくなった娘も、毎日張り切って登校し、自分で選んだ運動系の部活にも活発に励んでおり、中学校生活が充実している様子で一安心です。
部活関係で大会や合宿などのイベントがあると、朝早い時間に集合して遠くの会場までお弁当持参で出掛けていくので、私はせっかくの週末も5時起きでお弁当を作るというミッションを与えられます。
運動をする分、食べる量も一気に増え以前よりも手間がかかりますが、娘がお弁当を持ってハツラツと出掛けるのを見送るときも「疲れたけど楽しかったー!」と満足げに帰宅するのを出迎えるときも、娘の健康と成長を感じとても嬉しく幸せに思います。

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老猫ちゃんの寝姿

我が家の愛しい22歳の老猫ちゃんは、暑さにも負けずモリモリ食べてスヤスヤ眠り、可愛らしい姿で私と娘をずっと癒し続けてくれており、私は老猫ちゃんが生きていてくれていることにただただ感謝の毎日です。
娘の寝場所を私たちと少し離れた場所に確保してから、老猫ちゃんは今まで娘が使っていた枕に小さな頭をちょこんとのせて、まるで人間のような格好で私の隣に寝ています。
たまに娘が私と老猫ちゃんのベッドの側に来ると、自分の寝場所をとられるのではないかと娘を警戒しながらジッと見つめ「あたしの寝場所にゃんだから!どかにゃいんだからね!」と必死で娘に眼力を掛けている様子が面白いです。
老猫ちゃんは、不思議なことにいつも私の方を向いて寝てくれ、朝方ふと目が覚めてぼんやりと目を開け、老猫ちゃんの寝顔どアップで視界に飛び込んでくると、私は萌えに萌えまくりこの上ない幸せと安らぎを感じます。

最強の幸せ者

胸を撃ち抜くほど可愛いクシャクシャの寝顔の老猫ちゃんをそっと撫でさせていただきながら「今日も生きていてくれてありがとう、大好きだよ❤️」と言い、老猫ちゃんの小さな鼻息を額に受けるのが私のお約束で、気持ち良く伸びをして再び眠りにつく瞬間が私の至福のひとときです。
そんな幸せを噛みしめると同時に、3年前に19歳で旅立ったもう1匹の我が家の愛しい老猫ちゃんのことを想い「いつも私たちを守ってくれてありがとね、大好きだよ❤️」とつぶやき、簾越しに青空を眺め、夏の朝の空気を感じながら目を閉じます。
そんな何とも言えぬ心地の良い時間を過ごせている私は、物凄い幸せ者であると同時に最強だと思います。
『幸せ』は他人の目にどう映るかではなく、自身がいかに幸福感を持って生きられるかで決まるものであり「自分は幸せだ!」実感自己肯定した者勝ちなのです。
だから私は、誰が何と言おうが『最強の幸せ者』に違いないのです★ フフフフ・・・

皆様もぜひ『最強の幸せ者』として、それぞれの素敵な夏をお過ごしくださいませ (*^▽^*)

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初めてのイベント運営


転職の結果

約2年半、オフィスワークの実践修行をさせてもらった以前の職場を離れ、6月から新たに福祉関係の職場で勤務を開始してから1か月半程が経ちました。
今の職場は、障がいのある方々が社会との繋がりを持ちながら健康的な生活を送れるようにスポーツ活動を推進し、大小様々な大会を開催し発表の場を作っている公益性の高い事業を行っており、一番大きな大会は4年に1度開催される夏季大会冬季大会です。
私は、来年開催予定の国内冬季大会の事務局で仕事をしています。
6月初旬には、地元の大きなお祭りの最終日に行われたファイナルパレードに参加し、お揃いのTシャツやはっぴを着て180人程で手旗を振りながら来年の冬季大会のPRをして練り歩き、いつもは観客側であった自分が大舞台で観られる側になるという貴重な経験をさせてもらいました。

『聖火』のイベント

7月初旬には、来年の冬季大会のシンボルともなる『聖火』を頂く採火式と、『聖火』をランタンに入れ各地区に分ける文火式と、『聖火』を点火したトーチを手に冬季大会に出場する選手や大会運営を支援し協力してくれるサポーターが一緒に走るトーチランが開催されました。
6月のPRパレードに関しては、私はまだ勤務し始めたばかりだったので、準備の仕事は当日使用するTシャツやはっぴの数量確認参加者データの最終とりまとめぐらいしか関わりませんでしたが、今回の採火式・分火式・トーチランに関してはご案内の段階から関わることができました。
神聖な場所で執り行われる式典ということもあり、ご案内するのは自治体や各福祉関係組織のトップの方々で、案内状を送付した後はそれぞれの秘書の方々とやり取りを進めました。

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親切なご案内

今回のような式典に参加されるのはほとんどの方が初めてだったので、どのような服装でどんな風に参加するものなのか、どんな流れでそれらの行事が進んで行くのかなど全くわからず、たくさんの問い合わせがあり密に対応させて頂くうちに、私はご案内する際の要点や要領がわかってきました。
組織のトップの方々を来賓としてお招きする際は特に、組織により決まり事や体裁に関わる問題などもあるので、お招きする側には細やかな配慮が必要だと知りました。
それなりの立場の方にお越し頂くのであれば、招く側は『普段の感覚』とは違う注意や気遣いも視野に入れた方が良く、それを「細かくて面倒だ」と思ってしまうと失礼な対応として表れてしまう場合もあるので、参加して頂きたくてご案内する以上はご案内する側が相手の流儀に合わせて歩み寄るのが親切でもあり大事なことなのかなと思いました。

イベント準備

当日は久しぶりの快晴で、気持ちの良いイベント日和となりました。
私は式典が行われる神宮に集合時間の30分前に到着し、手を清めお参りをして広い敷地内を散策してみました。
集合場所に行くともう既に運営スタッフが何人か集まっていて、初めて会う人との挨拶も早々に済ませ、すぐに準備に取り掛かりました。
お客様をご案内する会場の整備をし、ミーティングで各自の役割確認をしてから、屋外で開催される式典の会場に行きリハーサルを行いました。
来賓の代役としてステージに上がり立ち位置決めに協力し、一連の動きを通して段取りの最終確認をしました。
陽射しが強く、気温がどんどん上昇する中での屋外作業は体力を奪われ大変でしたが、まるで学生時代に戻って文化祭の準備をしているような楽しさでテンションが上がり、ずっとワクワクしながら作業をしていました。

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お仕事開始

30分程で昼食をとり、またすぐに準備作業に戻りました。
あっという間に時間が過ぎ、受付にお客様が来始めると今度は控室への案内が始まり、お手伝いに来てくれたボランティアの人たちと一緒に仕事を進めました。
スタッフは失敗が無いようにと細心の注意を払い真剣な表情なのですが、お手伝いのボランティアの人たちは笑顔で楽しみながら参加してくれていたので、その明るい表情につられて私の緊張は吹っ飛びました。
控室にお客様が揃ったので、皆様を手水舎にご案内し手を清めて頂いてから最初の式典が行われる神殿へと誘導しました。
式典前のご案内がスムーズだったこともあり、滞りなく無事に採火式が終わると予定の時間よりかなり早くお客様を再び控室にご案内することになりましたが、暑い日だったので水分補給の休憩時間がたっぷりとれてかえって良かったと思いました。

盛大なイベント

採火式神殿での厳かな式典正装での参加でしたが、その後の分火式とトーチランはお揃いのTシャツやはっぴに着替えての参加となるので、控室で着替え終わったお客様を分火式の会場へご案内しました。
ステージも座席も日当たりが良すぎるくらいだった為、ご高齢の来賓の方々が大丈夫か心配でしたが、ゲストの有名人アスリートたちの挨拶で会場は盛り上がり、テンポの良い進行で順調に式典は進んで行きました。
トーチランではゲストの有名アスリートと、大会へ出場する選手サポーター子供たちが点火されたトーチを持って神宮敷地内の500メートル程のコースを5チームに分かれて順番に一周ずつ走りました。
全チームが走り終わるまで45分ぐらいは掛かったと思いますが、待機時間や走り終わってからのインタビューが軽快に続き、とても華やかで盛大なイベントとなりました。

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チャンス到来

ゲストの有名アスリートの中でも特に注目を集めていたのは地元の元プロ野球選手で、その人気と人望が厚さを改めて感じました。
2011年の東日本大震災で被災し、私と娘がこの地域に自主避難してきた頃そのプロ野球選手現役で、地元のプロ野球チームで大活躍中でした。
そして、震災で被災した人たちが少しでも元気を出して笑顔になるようにと野球観戦に招待してくれていて、私と娘も何度か観戦させて頂き、特別に記念撮影もさせて頂いていました。
もちろんその時も感謝の気持ちをお伝えしましたが、私は「いつかもう一度あの時の御礼を言えたらなぁ・・・」と常々思っていました。
そして今回のイベントで運良く、そのプロ野球選手の方と再び会えたので「今こそ感謝の気持ちをもう一度伝えよう!」と、トーチランで待機中のタイミングを見てお話をさせて頂きました。

優しい激励

私は怪しまれないように『イベント関係者アピール』をしながら、そのプロ野球選手の近くに行き「実は、東日本大震災でこちらに自主避難してきた頃、ご厚意で何度か野球観戦にご招待いただき、娘と一緒に楽しませていただいて記念撮影もさせていただいておりました。その節は本当にありがとうございました。今はこの冬季大会実行委員会に入り、こうしてまたご一緒させて頂けることを心より嬉しく思っております。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。」と挨拶をしました。
そのプロ野球選手「そうだったんですか!いろいろと大変でしたね。こちらこそよろしくお願いします。応援してるので頑張って下さい!」優しい笑顔激励してくれました。
私はその言葉を胸に「絶対にこの大会が成功するように最後まで頑張ろう!!(炎)」と更に強く心に決めました。

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充実感と満足感

その日の行事が全て終わり、お客様のお見送りや片付けを済ませて家に帰って「なんか足が痛痒いなぁ・・・」と靴下を脱ぐと、右足の親指と人差し指の間に今まで見たこともない大きなマメができていました。
「スニーカーを履いていたとはいえ、広い神宮の敷地内をいっぱい動き回った一日だったからなぁ・・・」と納得し、頑張った自分を誇りに思いながら、よく冷えた美味しいビールを飲みました。
「こんなに身体をフルに使って楽しんだ労働は、若い頃、オーストラリアで動物園のボランティアとして働いたときと、レース犬のトレーナーアシスタントをしてたとき以来だなぁ・・・」と、15年以上前の生活を懐かしく思いながらベッドに入ると、充実感と満足感からあっという間に深い眠りに引きこまれ、珍しく朝まで目を覚ますことなく眠り続けました。

必然的なタイミング

私は、人生で起こるいろんな事柄のタイミングはただの偶然ではなく常に必然で、運命なのだと思っています。
今回のこの転職のタイミングも、本当なら私は6月末までは以前の職場で働いて7月から今の職場で働く予定だったのですが、以前の職場の部長の取り計らいもあり6月から今の職場で働くことになりました。
1か月早いスタートのお陰で、6月初旬にはPRパレードに参加することができ、7月初旬には聖火の採火式・分火式・トーチランという、普通に生活していたらきっと知る機会がなかった特別なイベントに運営側として参加し、様々な機関の方と関わり今まで知らなかったことを学ぶことができました。
また、今の仕事を始めたからこそ、以前お世話になったプロ野球選手に御礼の気持ちを伝えることができました。
私にとっては来るべくして来た大事なタイミングだったのだと思います。

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画期的な運営術

冬季大会に関わるイベントの運営は主に東京本部のスタッフがしています。
東京本部のスタッフは、過去に大小様々な大会開催に携わってきているので仕切り方が的確で、普段は電話やメールでのやり取りだけで私と実際に会うのはイベント当日が初めてというスタッフが多かったのですが、常に的を射たわかりやすい指示を出してもらえたので息の合った作業がテキパキとできて、とても気持ち良かったです。
今回のイベントの為に同じ組織の遠方の事務局とのやり取りもほとんどメールと電話だけで取りまとめ、冬季大会本番に向けて各競技の準備作業に関する指示や確認事項も同じ様に手際よく進めている運営体制が画期的で、世界規模で仕事をしている人たちの距離をものともしない運営方法はさすがだなぁ・・・と感動し、私もその運営術をこの学ぶべきタイミングでしっかり学ぼうと思っています。

ラッキーな転機

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実践修行と実績

この度、2年半ぐらい勤務しオフィスワークの実践修行をさせてもらった職場を離れ、6月から新たな職場での勤務を開始しました。
私は、いつか自分で事業を展開してみたいと考えており、その為にはまず何でもできるようにならなくてはと思い、パソコン教室に通い資格を取得しました。
そして、実際に資格を活かして仕事をこなし、できることを増やすという目的で以前の職場に就職して、様々な事業を展開する部署でイベントの考案宣伝集客も含めた開催までの準備、イベントの実施とアンケート調査などのクロージングまでを一通りさせてもらい、HPやブログのページ編集、各種チケットの販売と在庫管理、各事業のデータ管理、出版物の掲載ページ編集などの業務を通し実績を作り、効率よく仕事を進めるコツを身につけることができました。

経験という財産

昨年度の目標にしていた『未収金のない決算』についても、私が管理していた業務に関しては達成することができ、若い頃に金融機関で銀行業務に携わっていたときの経験が生かされたことで自分の能力が確認でき自信がつきました。
オフィスワーク実践修行の為の就職活動の際、私は将来必要となりそうな知識や技術を身につけたいと考え、待遇ではなく業種を重視してイベント運営関係、広告関係、出版関係に的を絞って求人情報を見ており、それらの事業全般を運営している職場に勤め、約2年半の間に幅広い業務を経験して学べたことをありがたく思っています。
このブログの過去の記事としても掲載しているのですが、あるとき私は自分が展開してみたい事業は福祉関係なのだと気付き、それ以来「福祉の仕事を通し、経験を積んで学べる職場にはどんな所があるんだろう?」と、参考までに情報を集めていました。

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福祉事業

私が目指すのは、介護士として個人のお手伝いをすることではなく、ハンディキャップを持っている方々が少しでも暮らしやすい世の中になるようなシステムを作っていくことなのですが、そういった分野の事業所は少なく求人もほとんどない状態でした。
以前の職場は手広い事業展開をしており多くを学べたので、私は自分が進みたい方向性が福祉関係だと気づいてもすぐに転職をしようと考えてはいませんでしたが、いずれは福祉関係の業務に携わり学びたいと強く思っており、具体的にどんな仕事でなら自分が必要とする知識を得て経験を重ねられるのかとずっと考えていました。
そんな折、以前の職場の部長から今の仕事を紹介され、事業内容を聞くと障がいのある方々が社会との繋がりを持ちながら健康的な生活を送れるようにスポーツ活動を推進し、大小様々な大会を開催し発表の場を作るという、公益性の高い社会福祉事業でした。

転機のイイ波

業務内容は、来年開催予定の大規模な冬季大会実行委員会事務局での事務全般と、本大会だけではなく幾つかのプレイベントやPRイベントの運営補助などで、大会が開催された後の決算処理片付けなどが終わるまでの約1年間の勤務ということでした。
もし私が挑戦してみたいと思うなら、部長からその組織に私を推薦してくれるとのことで、私は自分が進みたいと思っていた福祉関係の事業に携わる絶好のチャンスだと思い、詳しい雇用条件を提示された次の日には推薦を部長にお願いしました。
もともと以前の職場よりも労働時間が短く給与が高い雇用条件が、部長の取り計らいのお陰で当初の予定よりも更に良くなり、退職するまでに法定日数分有給休暇全消化させてもらえました。
普段は話す機会がなかった部長と、ひょんなきっかけから何度も対話をすることになったのも何かの御縁に思え、総体的に私にとっては嬉しい転機が訪れイイ波に乗れるというラッキーな展開となりました。

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お家のお仕事

有給休暇中は、幼稚園児だった娘を連れてこの土地に移住してから娘が中学生になったこの春までの間に増えた物を徹底的に整理して、私と離れた所に娘が寝る場所を確保することができました。
娘は寝相が悪いので、成長して身体が大きくなり空手で鍛えて力がどんどん強くなるにつれ、娘に蹴られながら寝るのが辛く、今は娘と離れた場所で老猫ちゃんと私だけで静かに寝られてとても幸せです。
我が家は夕方になると西日の暑さと眩しさが酷く、カーテンを閉めると風が遮られ、開けると日差しで暑くなるという環境で、5月に30度を超える猛暑日が続いたときは大変でした。
私は、愛しい老猫ちゃん快適生活の為にと窓用の断熱シートを買いに行き、その売り場でを見つけ「そういえば実家のおばあちゃんの部屋には夏になると簾が掛けられていて涼しかったなぁ・・・」と懐かしく思いました。

老猫ちゃんと簾

情緒あふれる簾にすっかり魅了された私は簾2巻を購入し、家とは反対方向の電車乗り場まで行くより、このまま家に歩いた方が早いと考え、かさばる2巻の簾を抱えながら歩き出しました。
途中で、午後2時という一番暑い時間にこんな大荷物を持って炎天下を歩いて帰るなんて失敗だったと気づきましたが、気づいた地点は電車乗り場と家とのちょうど真ん中だったので、今更仕方ないと思って根性で家まで歩いて帰りました。
西日が差す前にを掛けたら、きっと老猫ちゃんは心地よく過ごせるに違いないと考え、クタクタの身体を少し休めてからを掛ける作業を始めました。
カーテンレールに紐で括り付けて吊るすのですが、が意外と重く一人で作業をするのが大変でかなりてこずり、終わったときは汗だくでした。
その苦労の甲斐があり、老猫ちゃんは簾が作る日影が気に入った様子で、夕方も気持ちよさそうに寝ていました。

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有効活用の充実感

以前の職場ではスーツ着用だったので、スーツ以外の洋服を着る機会が週末のお休みぐらいしかなく、いつも残念に思っていたのですが、新しい職場ではジーンズ以外ならどんな服装で勤務しても良いとのことだったので、今まで活躍できていなかった洋服たちを引っ張り出して着られるかチェックしました。
太ってしまって着られなくなった洋服や、丈が短すぎてもう着られない洋服は得意のお裁縫でまた着られるように直し、汚れがとれなくて着られなそうな洋服はハサミで切ってハギレにし掃除用の雑巾にしました。
ひたすらチクチクと縫ったり、縫い目をほどいたりする単純作業に没頭することは私にとって最高のストレス解消で、着られなくなった洋服を自分で直して再び着られるようになると充実感でテンションが上がるので、私は有給休暇を利用して達成感と幸福感を存分に味わうことができました。

快適なオフィスで

新しい職場は開設されたばかりの綺麗なオフィスで、窓が大きくて室内が明るく、眺めが良い快適な空間でした。
公益性の高い事業の1年間限定のオフィスということで、あまり物がない状態なのですが、そこがまた新鮮に感じました。
1週目は緊張やちょっとした休みボケで以前のような調子が出ませんでしたが、2週目は忙しくなる前に覚えておいた方がいいことや整えておいた方がいいこと、今後管理するべきデータ表や書類の準備をすべく、今まで身につけたスキルを活用して自分なりに仕事ができました。
私は自分が興味を持って取り組める仕事をして学ぶこと重視して職場を選んでおり、今回は私を推薦して後押ししてくれた以前の職場の部長の心遣いをいただいて決まったチャンスといえる仕事なので、しっかりと日々の業務に取り組み、自分の将来の為に更にスキルアップしていきたいと思っています。


貴重な経験

先週はお祭りがあり、最終日のパレードに私たちは来年開催する冬季スポーツ大会のPRの為に参加しました。
180人程がPR用のTシャツやはっぴを着て手旗を振りながら、大会のテーマソングに合わせて行進をしました。
大会実行委員会会長やアンバサダーが知名度の高いアスリートで、テーマソングは有名歌手が手掛けているのでPRパレードの注目度は高く、大勢の観客から拍手激励の言葉をいただきながら私たちは行進しました。
私は毎年、そのお祭りを娘と一緒に観客として観る側だったのですが、今年はパレードに参加して練り歩くことができ、とても楽しく光栄に思いました。
今後もいろんなイベントで貴重な経験をたくさんしていけると思うと「私ってなんてツイてるんだろう!」と嬉しくなり、新しい職場との御縁に心から感謝しました。
このラッキーなチャンスを生かして、私は人生を好奇心旺盛に楽しみ、挑戦し続けるつもりです♪

皆様にも素敵なチャンスが訪れますように (*^-^*)

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『久しぶりの旅行』Vol.3


『里帰り』と『東京旅行』

我が家の愛しい22歳の老猫ちゃんが、ありがたいことに元気で長生きしてくれているので、このゴールデンウィークも里帰りをして実家で暮らす102歳のおばあちゃんに会うことができました。
そして今年は、娘のお誕生祝い・卒業・進学祝いを兼ねた旅行として東京まで足を伸ばすことにしました。
東京初日は、以前から娘が行きたがっていた原宿に行き、ゴールデンウィークで激混みの竹下通りをなんとか進みながら原宿ならではのグルメやショッピングを楽しみました。
午前8時台の飛行機に乗る為に早起きをしていたので、夕方頃にはすでにクタクタで、レストランで夕食をとる力もありませんでした。
品川駅の成城石井で軽めの食事とアルコールを買い、18時前にはホテルのお部屋で寛いでいました。
ホテルの窓からライトアップされた東京タワーが見え、久しぶりに東京の夜景を楽しみました。

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いざ渋谷へ

前夜、ゆっくりと入浴して脚にラクゼーション用のシートを貼り、大きなベッドで熟睡できたので、東京2日目の朝は目覚ましが鳴る前に気持ち良く起きれました。
ホテルのレストランで庭園を眺めながら朝食をとり、静かなひとときを過ごしてから、その日の目的地である渋谷へと出発しました。
前日、原宿で運命的な出逢いを経て購入した花柄の膝丈ワンピースをさっそく着てのお出掛けに、娘はご機嫌でした。
渋谷のハチ公前でお約束の写真撮影をし、テレビでよくみる渋谷のスクランブル交差点を眺めてから、気合を入れて『109』に向かいました。
10時過ぎに着いたのですが、館内は既にたくさんの若者でいっぱいでした。
1階から順番に各ショップを見て回ると、やはり今人気の『FILA』のアイテムが多く、お店によって扱っている種類やデザインが違っていました。


『FILA』の洋服

トレーナーのワンピースやロングTシャツ、パーカー、セットアップなどがあり、それぞれ色も何種類かあるので選ぶのが大変そうだと私は思いましたが、娘は昔から何事も迷うことなく直感「コレ!」と選ぶタイプで、今回も「私、コレがいい!」とトレーナー生地のセットアップを手にして鏡で合わせていました。
店員さんに案内してもらってフィッティングルームで試着をし「やっぱりコレだわ!」とかなり納得の様子で購入を決めていました。
半袖のフード付きトレーナーとミニスカートのセットアップで、白地に『FILA』の紺色と赤の大きなロゴが映える、いかにも『FILA』らしいデザインの洋服でした。
娘は張り切ってレジに並び、おじいちゃんとおばあちゃんからもらったお小遣いを財布から出して支払いをしてお釣りを注意深くしまい、購入した商品をギャル男な店員さんから緊張気味に受け取っていました。

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若き日の思い出

そんな娘の姿を見て、ファッション好きな私は「渋谷の『109』『セシルマクビ―』『FILA』のアイテムを購入するなんて、中学生になったとたんに急にお洒落なお姉さんになったなぁ・・・」と、ちょっとした娘の成長を微笑ましく思いました。
『109』を隈なく見てお買い物も済んだので、坂道を上りながら散策していると『Bunkamura』に着きました。
娘がipadを片手に「この辺に人気のタピオカ屋さんがあるみたい!」と言うので少し歩いて行くと、行列ができていてすぐにわかりました。
行列に並んでいる間「そういえば昔はよく『Bunkamura』の美術展に足を運んで、美術鑑賞の後は館内のフレンチレストランでお食事とワインを頂いてたなぁ・・・」と、お気に入りだった鴨肉料理を思い出しながらウットリとしていました。


再び原宿へ

坂道を下り渋谷駅方面に戻る途中の靴屋さんで、履きやすそうなヒール無しのパンプスを見つけました。
とてもリーズナブルだったので2足買い、その場でその内の1足に履き替えました。
お昼になったので、スペイン坂あたりで昼食をとろうかと思ったのですが、娘が「原宿に行って、いかにも原宿って感じのものが食べたい!」と言うので、とりあえず原宿に移動しました。
原宿で人気のグルメの『チーズホットク』『レインボーサンド』『クレープ』は前日に食べていたので、原宿っぽい食べ物は何かと考えた結果「やっぱり可愛い感じで『パンケーキ』がいいんじゃない?!」ということになり、竹下通りにあるカフェに入りました。
私と娘は「パンケーキって美味しそうだよねー!」と言いながらも、普段の外食ではついついを選んでしまうので、パンケーキを食べに行くのは初めてでした。

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『パンケーキ』と『ショッピング』

お席に案内してもらいパンケーキの種類を決め、シングルにするかダブルにするかしばし悩み、娘はシングルを、私はダブルを注文しました。
初めて食べる分厚いフワフワのパンケーキは口の中でスフレのように溶け、ホイップクリームは甘さが控えめで食べやすく「そりゃあ人気も出るよねー!」と、娘と何度も頷きながら食べました。
カフェを出て、前日に下見をしていた何件かの雑貨ショップへ行き、娘はお友達にあげるお土産や、自分が気に入ったキャップ帽、イヤホン、ハンディファン(携帯扇風機)などを購入していました。
原宿にはリーズナブルで可愛いグッズが多いので、コストパフォーマンス的にもボリューム的にもかなり充実したお買い物ができて娘はとても満足したようでした。
今度は私のリクエストで表参道に行き、カフェで一休みしてから通りを散策することにしました。


表参道散策

エスパス ルイ・ヴィトン東京』というルイ・ヴィトン表参道店』の7階にあるアート展示スペースに行ってみました。
天井から吊るされた青色のビニール製のジャンプロープのような長い紐で造られたスクエアー型の空間が展示されており、ロープに触りその空間を自由に通ることも写真撮影をすることもできました。
シンプルなアートなのですが、涼しげでとても不思議な空間でした。
同じ通りに『キディランド』のビルがあり、娘は目を輝かせながら全フロアのキャラクターグッズを見て回り、前日、品川駅で入手した念願のICカード『Suica』を入れる為のパスケースを購入していました。
夕方、原宿の竹下通りに戻り、前日はあまりに混んでいて並ぶのを断念した『哺乳瓶ソーダのお店に行くと行列が短くなっていたので、並んで購入しました。
今話題のピンク色の哺乳瓶カラフルなタピオカが入ったブルーのソーダを飲んで、娘は満足そうでした。


癒しの『スクイーズ

子供に人気のスクイーズという触感が抜群の香り付きオモチャの専門店も前日は長蛇の列だったのでスルーしたのですが、夕方の遅めの時間だと並ばずに入れました。
娘が「これが人気らしいよ!」『パウンドケーキスクイーズのサンプル品を手にして買いたそうにしていたので、私も触ってみました。
美味しそうな甘い香りで、本物以上にしっとりした触り心地の良さにすっかり癒され、私は思わず「なかなか来られないお店だし、せっかくだから買ってもいいんじゃないかな!」と購入を熱心に勧めてしまいました。
原宿と渋谷でしっかりと買い物ができたので、次の日は違う所に遊びに行こうということになりました。
「じゃあ、明日はママの行きたいところに付き合ってあげるよ!これが私からの母の日のプレゼントね!!」と娘が言うので、私は好きなように予定を立てました。
『物』だけではなく『時間』もプレゼントになると自然に考えられる娘のセンスの良さを嬉しく思いました。


歌舞伎鑑賞

東京最終日は銀座歌舞伎を見に行くことにしました。
『5月大歌舞伎』の昼の部の演目には前から鑑賞したいと思っていた勧進帳があり楽しみにしていたのですが、海老蔵さんの十八番舞台とあってほぼ満席で、欲しいチケットが買えませんでした。
当日に並んで入場する一幕見席勧進帳は既に定員に達しており入場できなかったので、その次の演目『め組の喧嘩』一幕見席に並び、なんとか座席を確保して鑑賞することができました。
火消しの『め組』『力士』が面子をかけて大喧嘩をするというわかりやすいストーリーで、火消し役も力士役も大勢なので、迫力のある喧嘩シーンに釘づけでした。
火消し役の身軽な動きや、力士の大きな体と貫禄のある動きがそれぞれ面白かったです。
銀座の歌舞伎座で娘と一緒に歌舞伎鑑賞をするのは3回目で、歌舞伎の展示資料庭園見学をするのも楽しみの一つでした。

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浅草の情緒

歌舞伎鑑賞を終えると私たちは浅草に向かいました。
雷門で写真撮影をし、仲見世きび団子あげ饅頭、焼きたてのお煎餅を食べながらお祭り気分で観光をしました。
良く晴れた日で、スカイツリーが青空に綺麗に映えた贅沢な景色が見られました。
今まで何度か浅草に来ていましたがメインの仲見世しか歩いたことがなく、今回は路地を探検してみました。
たまたま私たちが歩いた路地がそうだっただけなのかもしれませんが、もんじゃ焼きお好み焼きのお店よりも焼肉店の方が多くて意外でした。
旅行も終盤になると外食続きで胃がお疲れ気味で、その日の夕食はお蕎麦を頂くことにしました。
浅草で江戸の雰囲気を感じながら食べるお蕎麦は情緒があり、旅行の締めにピッタリな気がしました。
食事を終えて羽田空港に向かい、空港限定の東京バナナ コーヒー牛乳味』を買って帰路につきました。

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充実の旅行

帰宅すると我が家の愛しい老猫ちゃん不機嫌そうな顔で出迎えてくれました。
私たちは元気にお留守番をしてくれた老猫ちゃんを賞賛感謝しながら、老猫ちゃんが飽きるまでひたすら撫でさせて頂きました。
そして、老猫ちゃんのご機嫌が直ったところで、川の字になり安心して眠りにつきました。
可愛らしく元気に長生きしてくれている老猫ちゃんのお陰で久しぶりに旅行ができ、その時間と体験は私と娘にとって充実した幸せな思い出となりました。

いつもありがとう、老猫ちゃん! 大好きだよ♥

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『久しぶりの旅行』Vol.2

里帰りの幸せ

ウチの22歳の老猫ちゃんが、良く食べ良く寝て元気でいてくれたので、今年のゴールデンウィークも実家で暮らす102歳のおばあちゃんに会う為に里帰りをしました。
フェリーで久しぶりの船旅を楽しみ、バスを2回乗り継いでようやく故郷に着いたのは夜でした。
次の日はお墓参りお寺参りに行き、里帰りの際には必ず行くお気に入りのラーメン店に行きました。
観光客にも地元の人にも人気があるラーメン店なので、開店40分前から並んだ私たちは開店と同時にテーブルに案内される1巡目でしたが、30分前から並び始めた人たちは2巡目の案内で更に待ち時間が長くなり、昼時に近づくにつれ長い行列になっていました。
滅多に来られないお店に40分も並んで入店したので、私は迷わず大盛りを注文し、魚ダシのスープにとろける食感のワンタンがたくさん入ったワンタンメンを幸せな気分で味わいました。

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お約束のコース

毎年、ゴールデンウィークは地元の美術館で子供も興味を持ちそうな家族向きの展覧会があり、今年は有名な絵本のキャラクターの展覧会が開催されていました。
陽の光がふんだんに差し込む近代的な設計の建物と、自然溢れる美しい景色の庭の眺めが好きで、娘と私は展覧会と敷地内のお散歩を楽しみました。
美術館の帰りは、近くにある温泉施設に寄り、露天風呂にゆっくりと浸かってのんびりとした時間を楽しみました。
海岸線をドライブしながら、小さな島に赤い橋が架かっている観光スポットに行き、島を一周しようとしたのですが、春の海風があまりに強く橋を渡っている途中で吹き飛ばされそうになったので「とりあえず透明度の高い綺麗な瑠璃色の海が見られたから良しとしよう!」ということで、写真を撮って早々に引き返してきました。
昔から見慣れている海の風景は心を癒し落ち着かせてくれました。

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部活の準備

中学校に入学しバレーボール部に入部した娘が、部活で使用する必要アイテムが欲しいというのでショッピングセンターへ行き、スポーツ用品売り場で一通り揃えました。
学校の入部案内では、必要アイテムの準備にかかる金額はだいたい16000円程度とありましたが、シューズやバッグからTシャツ、靴下、サポーター類、水筒まで一通り購入した結果、特別に高い物を選んでいる訳でもないのに全部で40000円を超えていました。
「ヒィィィィッ!全然16000円程じゃないじゃん!!これだけ揃えたのに後から『やっぱり部活もう辞める』とか言われたら、私は確実に気絶するね・・・」と若干震えましたが、私の父が娘に「欲しい道具は全部おじいちゃんが買ってあげるよ」と言ったので、私は「イェーイ!やったぜ★」と心の中で小躍りしながら「えぇ~本当に?!ありがとう!!」と、とびきりの笑顔で答えました。

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必死のサジェスト

娘はいつも「何だか悪いから・・・」と気を遣い、おじいちゃんやおばあちゃんには一切おねだりをせず、その代わり「ママが買ってよ~!!」と、欲しい物は全て私に買わせるという鬼のような行動をとります。
今回も娘がおじいちゃんの申し出に「ママに買ってもらうから大丈夫だよ。」と答えるのを聞き、私は「そんなのダメよぉぉぉ!!」と心の中で軽く発狂しました。
そして、自分の父親に背中を向け娘に対面した状態で「せっかくおじいちゃんが買ってくれるって言ってるんだから、ありがたく買ってもらったら?!」と、有無を言わせぬオーラを放ちながら能面のような表情で静かに語りかけました。
すると、中学生になった娘はさすがに不穏な空気を感じ取ったようで「う・・・うん、やっぱりおじいちゃんに買ってもらおうかな(;’∀’)」と言い、私たちは「おじいちゃん、ありがとう!!」とニッコリとお礼を言いレジに向かいました。

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嬉しいお小遣い

つい数か月前まで小学生で全てが子供料金だった娘が、中学生になったとたん、身体の大きさも知能も以前とたいして変わっていないのにいろんなものが大人料金に変わり「子供が成長するって、掛かるお金が増えるってことなんだなぁ・・・」切実に感じていたので、私的には危機一髪な展開でした。
いつも遠慮している孫がめずらしくおねだりをしたと、おじいちゃんもおばあちゃんもテンションが上がり、こぞって娘にお小遣いをあげ始めました。
我が家では娘にお小遣いをあげておらず、欲しい物は私が買うことにしているので、娘はお小遣いをあまり手にしたことがないのですが、今回、おじいちゃんとおばあちゃんから合計3万円というお小遣いをもらった娘は「私、このお小遣いを使って原宿でお買い物デビューする!!」と、普段は見せることのない素早さで、早速お金を自分のバッグにしまっていました。

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娘の実力

お年頃になった娘は、流行のカワイイものがいっぱいの原宿渋谷に行きたいとずっと言っており、お誕生日卒業入学お祝いの旅行に連れて行っていなかったので、今回は里帰りのついでに東京まで足を伸ばすことにしました。
せっかく東京のお洒落スポットに行くのだから、自分のお小遣いで好きな物を買えたら嬉しいだろうと思い、私は娘に「おじいちゃんとおばあちゃんがくれた大切なお小遣いなんだから、よく見てしっかり選んで本当に欲しいものだけ買うんだよ!お小遣いを全部使う必要はないんだからね!」と念を押し、そのまま娘に3万円を持たせておくことにしました。
娘は、自分の大事なお小遣いなので落としたりしないようにとても注意深くお財布を管理しており、私は「何事においてもこれくらい注意深かったらいいんだけどなぁ・・・」と思いながら、イキイキとした娘の姿を眺めていました。

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東京初日

今回は原宿・渋谷メインの目的地となるので、以前よく利用していた品川のシティーホテルに宿泊することにしました。
東京は真夏並みの暑さだったので、ホテルでちょっと涼しい服装に着替えてから原宿に出掛けました。
いろんなアイテムを使ってみたい好奇心でいっぱいの娘は、交通機関で利用できるICカードを欲しがっており、せっかく東京に来たからと『Suica』を購入し、私も自分の古い『Suica』に久しぶりにチャージをして使用しました。
ゴールデンウィークということもあり、想像以上に混み合う竹下通り地獄のような空間でした。
娘と離れないように必死に前進し、まずは一番のお目当ての『レインボーサンド』『チーズホットク』のお店に行き、長蛇の列に並びました。
自分の番になるまでかなり時間が掛かりそうだったので、私はすぐ近くにあるタピオカドリンク店に並んで飲み物を買うことにしました。

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原宿の人気フード

迷った挙句、私と娘が選んだのは偶然にも同じキャラメルマキアートプリン』という、冷たいキャラメルマキアートプリンが1個丸ごととタピオカが入っている斬新なものでした。
タピオカ用の太いストローでプリンも一緒に吸って食べるのですが、なかなか上手くできず苦戦しながら飲んでいると『チーズホットク』が出来上がり、それを食べながら『レインボーサンド』の出来上がりを待ちました。
私は初めて『チーズホットク』を食べたのですが、ほんのりした甘さがクセになる不思議な味で、若い女子に人気なのがわかりました。
『レインボーサンド』は真ん中の切れ目からそっと慎重にトーストを引っ張ると、カラフルなストライプのチーズが伸びて面白い写真がとれました。
チーズはカラフルなだけで普通のチーズと味はさぼど変わらず、私と娘の感想としては「一度写真を撮ったら十分かな・・・」という感じでした。

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健在のファッションセンス

原宿ならではの食べ物でお腹を満たした後は、ファッションショップや雑貨ショップを見て回りました。
キラキラしたカワイイものがいっぱいで、見ていると私も中学生時代に戻ったような感覚になりワクワクしてきました。
次の日は渋谷に行ってからまた原宿に戻ってくる予定だったので、とりあえず初日は下見としていろんなお店を見て回りました。
若い女子の間では『FILA』のアイテムが人気のようで『FILA』の洋服を着ているお姉さんが多かったです。
それを見て娘は、中学校の通学用リュックが『FILA』なので愛着があるようで「私、絶対に『FILA』の洋服を買う!」と熱く言い続けていました。
実は通学用リュックを選ぶときに『adidas』KANGOL』など様々ある中『FILA』を推したのは私で、過去に長い期間アパレル業界に身を置いていた私の目利きは今も健在だと、自分を誇らしく思いました。

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運命のワンピース

『FILA』の洋服の他に花柄ワンピースも人気で、お姉さんたちが着ているのを見た娘は花柄ワンピースも見て回っていたのですが、ロング丈で娘には大人過ぎるデザインでした。
『原宿といえばクレープ』ということで、行列に並びボリューム満点のクレープを買って食べていると、近くのファッションショップにひざ丈の花柄ワンピース1点だけ飾ってあるのが目に入り、試着をしたところピッタリだったので「これは買うべきだね!」即決となり、娘は緊張しながら自分のお財布から1万円札を出して支払いをし、お釣りを注意深くしまっていました。
初めて自分で選んで購入したお洋服はずっと記憶に残るものなので「良い買い物ができて最高!」と喜ぶ娘を見て私も嬉しかったです。
お洒落なもの素敵なものをよく見て選び、センスを磨きコストパフォーマンスの良し悪しを学んでいって欲しいなと思いました。

『久しぶりの旅行』Vol.3へ続く

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