『オーストラリアの動物たちと』Vol.2


イルカとの触れ合い

オーストラリアブリスベンに滞在していた際に、スノーケリングイルカに自分の手から餌の魚をあげる体験ができる島へのツアーに参加しました。
昼間はスノーケリングをしたり食事をしたりしながらビーチでのんびり過ごしました。
夕方になりイルカのアクティビティーの集合場所に行くと、浜辺にとても近くて浅くなっているところに数頭のイルカたちが集まっていました。
野生のイルカとの触れ合いな為、時間はざっくりと『夕方』となっているうえに、絶対に毎日イルカが来てくれるという確約はないアクティビティーなので、イルカたちが来てくれてホッとしました。
野生のイルカを見るのは初めてで、しかもとても近い距離だったのでその大きさに圧倒されました。

フレンドリーなイルカたち

何頭かいるイルカの中で私が並んでいた列のイルカ一番大きく、笑っているような可愛らしい表情の口元も、近くで見るとびっしりと並んでいる歯口の大きさにちょっぴり怖さを感じました。
私がスタッフの人から餌の鯵を受け取ると、目の前のイルカ「はい、口に入れて。」と親切に口を開けてくれたのですが、その大きな口の迫力『ヒェェェェ』動揺してしまい、夢中で素早くイルカの口の中に放り込みました。
イルカクルクルした目で私を見ながらを食べ、スタッフの人に2匹目の鯵を手渡されると、また口を大きく開けてくれました。
今度は気を取り直してフレンドリー「はい、どうぞ。」話しかけながらあげることができました。
黒くて丸い、優しい目がとても印象的でした。


新たな野望

ブリスベンから近いゴールドコーストには海がテーマの『ウォーターワールド』、大阪にある『USJ』のような『ムービーワールド』、絶叫系の乗り物が揃った『ドリームワールド』の、3つのテーマパークがあり、私は『ウォーターワールド』『ムービーワールド』1日ずつ行きました。
『ウォーターワールド』では、プールの中でイルカと一緒に泳げるアクティビティーがあり、数人の客イルカと一緒にプールで遊んでいました。
人数制限があり事前予約が必要なアクティビティーで、私はそれを知らず残念ながら参加できませんでしたが、海の動物のショーがたくさんあり、あっという間に時間が過ぎたので「かえって参加できなくて良かったのかな」と思いました。
そして「いつか必ず野生のイルカと一緒に泳ごう!」と心に決めました。

グレートバリアリーフ

ブリスベンでの1か月の滞在を終え、次はケアンズ1か月半ほど滞在しました。
夏本番の照り付ける暑さに、毎日ビールがすすみました。
ケアンズ海のアクティビティーが多く、ダイビングのライセンスを持っていない私はグレートバリアリーフ『ダイビング体験ツアー』に参加してインストラクターと一緒に潜りました。
ダイビングスポットまで行くにはしばらくボートに乗るのですが、私は三半規管が弱く乗り物にも酔いやすいので、目的のポイントに到着したときには気分が悪くなっていました。
水中では上手く耳抜きができず、咥えっぱなしの酸素用マウスピースに『オェッ』気持ち悪くなってきて、サンゴ礁や美しい水中の景色を楽しむどころではなく、結局その日は散々でした。
それ以来、私はダイビングは諦めてスノーケリングだけをすることにしました。


スノーケリング

浜辺に近いところでもいろんな魚がたくさんいて、泳いでいるタコにも遭遇「へぇーっ、タコってこんな風に泳ぐんだぁ!確かに『デビルフィッシュ』って言われるだけあるかも!」と感動するなど、スノーケリングでも充分に楽しめました。
気持ちよさそうに泳いでいるウミガメを見つけ静かに後をついていくと、私に気がついたウミガメ「ついてくるなよ、あっちに行けよ!」と言いたそうに何度も振り返りながら去ってしまいましたが、一瞬でもウミガメと一緒に泳げてとてもラッキーだと思いました。
『野生のイルカと一緒に泳ぐ』という夢もでき、またオーストラリア訪れる気満々だった私は、更にオーストラリアの海を満喫できるようにと、日本に帰国してすぐにスキンダイビング(スノーケルを使った潜水)を習い始めました。

クロコダイルパーク見学

『クロコダイルパーク』というワニの養殖場を見学に行くと、柵で囲われたエリアにはたくさんのワニが寝そべっていました。
子供のワニと写真撮影ができるブースがあったので、小さなワニを両手で水平に持った状態で写真を撮りました。
口を開けないように口の先端がセロハンテープでぐるぐる巻きにされた40センチぐらいのワニは、写真撮影に慣れているようでおとなしくて、とても可愛らしかったです。
『クロコダイルショー』という、大きなワニが、高い位置にぶら下がった丸ごとのニワトリの肉ジャンプして食べたり、スタッフの人が大きく開けたワニの口に頭を入れて見せたりするショーがありました。
ワニが口を閉じると『パーン』という乾いた音がしました。
なんて危険で命知らずなことをするのかと肝を冷やしました。


クロコダイルバーガー

とても広い池にもワニがたくさんいて、ボートに乗りながら水に浸かっているワニ泳いでいるワニを見学しました。
ボートを下りるとすぐにレストランがあり、ワニの肉を使ったメニューが幾つかありました。
「ワニを見ながらワニを食べるのって、どうなんだろう・・・」
と少し気が引けもしましたが「でもせっかく海外まで来たんだから、話のタネにここは食べておくべきでしょう!」と思い、私は『クロコダイルバーガー』を注文しました。
バンズに挟まれたワニ肉白く、弾力が強めの鶏ササミといった感じでした。
肉の臭みや味のクセをとる為なのか、スイートチリソースがたっぷりと塗ってあり、ワニの肉の味よりもソースの甘辛い味の方が強く印象
に残っています。

いろんなコウモリ

ケアンズ熱帯気候なのでトロピカルなフルーツの木が多く、夜になるとその木々に『フルーツバット』という大きなコウモリ果実を食べに来て、木の枝にぶら下がっているのを見かけました。
大きなコウモリというと『吸血鬼の仲間』という怖いイメージがありましたが『フルーツバット』おとなしく無害で、ただ果実を食べるだけだそうで、何だか可愛いなぁと思いました。
自然の中を行く『洞窟探検ツアー』に参加した際に、それほど高さがない洞窟を進み、ふと頭上をライトで照らしてみると、頭のすぐ上に小さなコウモリ集団でぶら下がって寝ていて、あまりの近さに焦りましたが、寝ているところを突然ライトで照らされたコウモリたちの方が焦ったに違いないと思い直し「ごめんね」囁きながら通り過ぎました。


自然いっぱいのホームステイ

私がケアンズホームステイをしてお世話になったホストファミリーの家には、人懐っこいゴールデンレトリバーが1匹いて、私はよく一緒に遊びました。
プールがある広い庭があり、私が深いプールで泳ぎながらアワアワしていると水に飛び込んで助けに来てくれる、とても優しいワンちゃんでした。
その家は街から離れた自然が多い地域にあったので、雨上がりには道路が大きなカエルでいっぱいになるのが恐怖でした。
茶色で大きなそのカエル毒を持っているのですが、その地域に引っ越してきたばかりの中国人の一家がそれを知らずに、自分の国で食べている食用ガエルと似ているので、たくさん捕獲して食べたところ、カエルの毒で亡くなったそうで、私もアジア人だからか「カエルは捕まえて食べないように」念を押されました。

カンガルーの赤ちゃん

ホストファミリー宅クリスマスパーティーのゲスト動物園の飼育員の女性がいて、カンガルーの赤ちゃんを連れて来ていました。
母親が交通事故で死亡した為、保護された赤ちゃんカンガルーのお世話を、クリスマス休暇中もずっと任されているとのことで、お母さんのポケット代わりとして作った布の袋を首からかけて、その中に赤ちゃんカンガルーを入れていました。
動物好きの私が興味を持つと「じゃあ、この袋を私の代わりに首からぶら下げて抱っこしてあげて」と袋ごと赤ちゃんカンガルーを渡されました。
袋に入っていると落ち着くのか、赤ちゃんカンガルーはとてもおとなしく、哺乳瓶でミルクを飲ませると、哺乳瓶に両手を添えながら上手に飲んでいました。


素敵なサマークリスマス

子犬を『パピィー』、子猫を『キティーというように、カンガルーの子供のことは『ジョイー』ということから、その赤ちゃんカンガルーの名前はそのまま『ジョイー』でした。
人生初の夏のクリスマス豪華なパーティーの他に、カンガルーの赤ちゃんとのスペシャルな体験』のサプライズもあり、本当に素敵で忘れられないクリスマスになりました。
私はオーストラリア大好きになり、その国で実際に情報を得ることで体験してみたいことや訪れてみたい地域が増え、日本に帰国した約1年後に仕事を辞めて、またオーストラリアに戻り『ワーキングホリデイビザ』を利用して1年間滞在しました。
動物と関わりながら最高の1年間を過ごすために計画を練って準備を進め、更にたくさんの経験をしました。
そのお話は、また『オーストラリアの動物たちと』Vol.3にて・・・

www.n-a-creation.com

www.n-a-creation.com

www.n-a-creation.com

肉と情熱の秋


薄味の減塩生活

味が濃いものをやたらと食べ続けていたせいで、最近ずっと舌が痛く、朝は何も塗らないトーストとホットミルク、お昼はヨーグルトにグラノーラを混ぜたもの、夜はご飯や豆腐と限りなく薄い味つけで作った野菜中心のおかずを食べて暮らしていました。
毎日のことなので、オフィスの私のデスクの引き出しにはファミリーサイズ大きなグラノーラの袋(800g入り)が保管されており、ランチタイム大活躍しています。
コーヒーアルコール一切飲まず、ひたすら薄味の食生活を続けていると舌の具合は相変わらずでも身体の調子がすこぶる良くなり、少しだけスカートのウエス腕時計が以前より緩くなってきました。
摂生の甲斐あって舌の痛みもようやく治まってきたので、この週末は久しぶりに美味しいものを食べに行こうと心に決めていました。

魅惑の『乱切りカットステーキ』

好きな食べ物はたくさんあるのに、久し振りに食べるならどのお店で何を食べようかと考えたとき、何故か『いきなりステーキ』『乱切りカットステーキ』しか思い浮かばす、私は肉をモリモリ食べている自分の姿を想像し、早くもウットリしていました。
前回、初めて『いきなりステーキ』に行ったときは、早めに行くはずが予定より遅い到着になってしまいガッチリ並んで待つハメになり、空腹でずいぶんとしんどい思いをしたので、今回は絶対に早く行こうと張り切って予定を立てました。
久しぶりの『美味しい食事』への期待にテンションが上がりすぎ、40代のイイ大人なのに、前日の夜はまるで遠足前夜の子供のようになかなか眠れず、仕方がないのでお気に入りのアメリカンドラマを見ていたら朝の4時になっていました。


秋色のお洋服

私の場合、人生を楽しむための重要事項『美を保ち続け賞賛されること』でも『異性にときめいて若々しくいること』でもなく、やはり『美味しく食べること』なので食べたいものが食べられない生活はとても寂しく、久し振りの外食は嬉しくて本当に待ちきれませんでした。
そんな訳で、寝不足ではあったのですが、朝はいつもと同じくらいの時間にすがすがしい気持ちで目覚めました。
秋晴れの空山の紅葉が映えた美しい休日だったので、秋色の綺麗なお洋服でお出掛けがしたいと思い、私はだいぶ前に自分で作り、なかなか着る機会がなかったお洋服を引っ張り出して着てみることにしました。
お洋服を作るときは体形が変わっても長く着れるようにゆったりめに作るので、作った頃より明らかに太っていましたが問題なく着れました。

お化粧という義務

本当なら、休日ぐらいはお化粧をしないでゆるっと楽に過ごしたいと思っているのですが、どこかの女性の意見によると『30代以上のスッピンでの外出はマナー違反』らしいので「もしかして、私のスッピンは公共の場にはふさわしくないほど酷いものなのだろうか?もはや『不快な印象を与える物』と同じ括りなのだろうか??そんなに公開してはイケないレベルのものなのだろうか???」腑に落ちなさを感じつつも、人々を不快な気分にさせてはいけないと思い、お化粧をしました。
早めに出掛け11時過ぎにお店に着くと、並ぶことなく席へと案内されましたが、もう既に満席に近く、食事を始めている人が何人もいました。
私も娘も『乱切りステーキ200g』を注文しワクワクしながら待っていると、11時20分ぐらいにはお店の前に行列ができ始めました。


至福の時間

大盛りライスガーリックライスをそれぞれ注文し、運ばれてきたステーキと一緒になかなかの勢いで食べました。
(外で並んでいた男の人がずいぶんと私が食べている様子を見ていたのは、私の食べっぷりが凄まじかったからでしょうか・・・(^^;)
普通ならステーキたれをたっぷりかけて食べるのですが、薄味生活に慣れてからは少しの味付けで満足できるようになり、脂がのった部位の味レバーのような濃い味もそれぞれわかり、肉本来の味しっかりと味わうことができたので、なんだかお得な気分でした。
けっこうなボリュームのお肉とご飯をペロリと食べる娘の成長っぷりに、逞しさを感じました。
「私、今度は300gに挑戦してみたい!」と張り切っていたので、私も次回は300gを注文してみようと思いました。

新たなお気に入り

ガッチリ食べるといえば『肉』成長期には『肉』パワーをつけるには『肉』ということで、私と娘は肉をこよなく愛し、お気に入りの焼き肉店などでよく肉を食べていましたが、豪快かつ気の利いた『いきなりステーキ』との新たな出逢いにより、私たち親子の肉への情熱はますます高まりました。
美味しさはもちろんのこと、気配りの行き届いた清潔感のある店内の環境がとても気に入り、スタッフの接客も明るく丁寧で、外国人に対する英語での接客も徹底されているところがすごいなぁと思いました。
私は利用するお店や施設を選ぶ際には必ずスタッフの態度で選びます。
(あと、トイレの清潔さも・・・)
人気のあるお店人が集まる施設には、きっと優れた共通点とその指導者がいるんだろうなぁと思いました。


『ボス』

起業の勉強を始めてからは以前とは違った着眼点を持ち、いろんな場所いろんな事柄観察するようになりました。
事業展開には手腕・人脈・資金など必要なものは多々ありますが、やっぱり最終的には『人としての魅力』一番大事なんだろうなと感じています。
どんなに人脈や行動力があり、信念と情熱で突き進んだとしても『ボス』として君臨している人は、勢いや強さで人々を動かしているので、実際のところそれほど良い関係性を築いてはおらず、結果、人がどんどん去ってしまうように私には見えました。
自分に対する自信が強い為、人に対する気配りが足りず、デキる人だけをあからさまに褒め称えて可愛がり、デキない人には叱責や非難をするだけで、育てるという発想を持たず、人のことを『利用できるか、できないか』という、物を選ぶような基準で判断する傾向にあるように感じました。

『リーダー(共に歩み導く人)』

小さなグループにも生活地域にも、至る所に『ボス』は存在します。
日頃、自分の生活している範囲しか見えていないとそれが世界の全てと思えてしまうものですが、地球単位で考えれば世界は物凄く広く、自分が今いる環境なんて実は小さなグループだったり、小さな地域だったりして、その小さな世界でどれだけ高い地位に君臨している人だろうと、そこから一歩外に出れば『タダの人』です。
その人を誰も知らない大きな世界「自分は偉いんだ!」横柄な態度で威張っても、誰からも相手にされないのです。
大事なのは個人としての人間性であり『ボス』よりも『リーダー(共に歩み導く人)の方が、より良い方向へ物事を進めることができるのではないかと思います。
私は『ボス』な人たちが『リーダー』になってくれたらいいなと思います。


逃げるが勝ち

自分が上手くいっていないと負のパワーに負けて、心が荒んでしまうことが人間にはありますが、その荒んだ心で人をひがんだりして攻撃してくる人がいたら、関わらないのが一番です。
嫌な思いをさせられて負のパワーまで伝染される前に、全力で逃げるが勝ちです。
私が具体的に起業の勉強を始めたのは昨年ですが、昔から「将来は自分で事業がしたい」と言葉にして発していました。
「口ばっかりで何にもしていない」とか「起業の勉強をするだけで何も実行してない人より、上手くいかなくても実行してる人の方がずっと偉い」と言ってくる人がいましたが、物事にはタイミングがあり、それこそが重要なポイントだと私は思っているので、「言ったからには早く始めなくてはいけない」とも「すでに始めている人の方が上だ」とも全く思いませんでした。
ただ、上手くいっていないその人たちに負のパワーを伝染されたくなかったので、迷わず距離を置いて関わらないことにしました。

結果オーライな日々

人生にはハッキリとした正解はないので、本人が納得できる選択が一番だと思います。
そして、自分とは違う考え方もあるということを認識できる理解力と、他人を認められる柔軟さ大切だと思います。
私は、上司に運よく採用してもらい、日々学ばせてもらえる幸運なチャンス感謝しています。
自分が必要と思うスキルを、実務を通して身につけることは遠回りではなく成功への近道と考え、とにかくできることを増やしていこうと思います。
仕事でストレスを感じ、味の濃いものを食べ過ぎて舌が痛くなっても、それによって減塩生活を送った結果、生活が改善され以前より健康的になり、食材の味をより楽しめるようになって結果オーライで、ますます仕事が楽しい今日この頃です。
だから私はこれからも、減塩生活を続けつつをたくさん食べて『乱切りステーキ300g』も食べて、『肉パワー』頑張ります!

※食欲の秋ですね! 皆様、健康で美味しい生活を楽しみましょう★

ハロウィン旅行


2年ぶりの『ハロウィン』

10月7日から1泊2日で娘と、遊園地のあるリゾートホテルに宿泊しました。
毎年10月ハロウィンのイベントに参加したり、ハロウィン一色に染まったテーマパークで過ごしたりしていたのですが、昨年は私が起業の為の勉強を始め、セミナーなどに参加していて忙しく、気がついたらハロウィンらしいことを何もしないまま10月が終わっていました。
なので、今年は夏のうちハロウィンイベントとしての小旅行を計画していました。
私が仕事を始めてからというもの日々の生活が慌ただしく過ぎ、週末は体力的にクタクタの状態なので、今年は娘を遊園地で遊ばせ、温泉に入り、美味しいものを食べて過ごし、残りの1日は家でゆっくり休むという、3連休を利用した周到な計画でした。

幼稚園のハロウィンフェスティバル

娘の通う幼稚園ではハロウィンフェスティバルが開催され、その日は子供たちが朝から仮装した状態で幼稚園の送迎バスに乗るので、バスにはカボチャや魔女がいたり、トイストーリーのキャラクターがいたり、ディズニープリンセスがいたりと賑やかで、先生たちも本格的な仮装でした。
特に外国人の先生たちの『ジャックスパロウ』『ドラキュラ』などの仮装は迫力がありました。
親は参加しないイベントだったので、後から写真を見て様子を知るのですが、先生たちが作ったゲームコーナーで遊び、ランチはハロウィンの特別バイキングカボチャを使った料理や可愛らしいデザートなどがいっぱいで、子供たちはみんなキラキラした笑顔でした。


仮装コンテスト

娘が小学生になるとホテルのハロウィンイベントで、シェフに教えてもらいながらクッキー作りをしたり、ランチビュッフェを楽しんだりしました。
おマセさんなのか、思いっきり遊んではしゃぐよりも、特別な衣装を着てお城の様な素敵な空間で過ごしたいと思い始めてくれたようで、インドア派で静かに過ごしたい私はとても助かりました。
あるホテルの仮装コンテストでは、私が作った『BAT PRINNCESS(コウモリのお姫様)』という、黒と紫のキラキラしたロングドレスの背中にコウモリのはねがついている衣装を着た娘がを獲り、賞品として子供に人気のキャラクターシリーズ『人生ゲーム』を貰った、誇らしく嬉しい思い出もあります。

娘の笑顔

ウィークデイのフル勤務を終えて迎えた週末の朝午前8時発のバスに乗り2時間の移動を経て、いよいよ遊園地に着きました。
途中で通った峠の景色は、紅葉が進んでいて綺麗でした。
娘は久しぶりの遊園地テンションが上がり、張りきってグングンと進むので、大きな山にある遊園地坂を上ったり下ったりしながら娘についていくだけで、相当の体力を奪われましたが、いろんな乗り物に乗って元気いっぱい遊園地を満喫している娘の笑顔を見ていたら、幸せな気持ちになり癒されました。
その日の天気予報は曇りだったのですが、時折、雨が降り少し肌寒くなったので、閉園時間を待たずに早めに切り上げて、ホテルにチェックインをして温泉に入ることにしました。


素敵なリゾートホテル

遊園地では、至る所にオレンジ色のカボチャがあったり、スタッフが仮装していたりと、すっかりハロウィン色でした。
カボチャやモンスターのディスプレイのゴンドラが幾つかあり、行きも帰りもその特別なゴンドラに乗れました。
ゴージャスな装飾のホテルは、おとぎの国のような可愛らしくメルヘンチックな造りになっていて、写真の撮り甲斐がありました。
いろんな動物が勢揃いした興味深い2階建てメリーゴーランドに乗ったり、大きな犬の人形たちのからくりバンドショーを鑑賞できるのが特徴で、館内の数々のショップを眺めて歩くと、まるでヨーロッパの小さな街を散策しているような気分でした。
お部屋は広く、ゆったりとしたお洒落なソファーがありました。

優雅な『ホワイトティー』の香り

いつもより時間に余裕があったので、道路を挟んで遊園地の向かいに隣接している外国の老舗ホテルへ、モノレールに乗って探検気分で行ってみました。
エントランスに一歩足を踏み入れると、なぜだかとても落ち着く何とも言えない優しい香りにふわっと包まれました。
ホテルのスタッフに訊いてみると『ホワイトティー』の香りで、世界中に多数あるその老舗ホテル全てで使用していて、ホテル内のショップでも販売しているとのことでした。
その老舗ホテルには国内、海外ともに何度か宿泊したことがあるのですが、一度もその香りに気がついたことはありませんでした。
ハロウィンのディスプレイシックで、洗練されたデザインのラグジュアリーな空間魅力的でした。


ラベンダーのアロマバス

そのホテルのスパを利用してみると、大浴場の真ん中にはメインとなるアロマのバブルバスがあり、ラベンダーとフルーティーな香りでいっぱいでした。
私は香水などで苦手な香りが多く、強い香りには酔いやすいのですが、このホテルで使用しているアロマには不思議なくらい癒されました。
ホテルのショップに立ち寄ると『ホワイトティー』の香りの商品が何種類かありました。
『ホワイトティー』は日本人になじみの深い『グリーンティー』の茶葉を早いうちに摘み取ったものだと説明があり、摘み取る時期でこんなにも香りが違うのかと驚きました。
このホテルはアロマの癒しがテーマの、女性的な繊細さを演出しているように感じ、とても魅かれました。

猫とアロマ

ウットリするほど素敵な香りだったので、自宅で使用したいと思ったのですが、香りは猫の嗅覚に影響すると何かで読んだことがあったので諦めました。
嗅覚味覚はとても関係性が深く、猫は嗅覚が衰えるとあまり食べなくなってしまうとのことだったので、私は芳香剤過度な香りの柔軟剤は使用しないように気をつけています。
昨年、19歳で旅立ってしまったもう1匹の猫の為にお線香を立てようとしたときも、健在の猫の嗅覚への影響を考えてお水お供えだけにしました。
人間も鼻をつまんで匂いがわからない状態で食事をすると味覚がズレるという説があるので、人間よりも身体が小さく嗅覚が敏感な猫にとって大きな影響があるとしても不思議はない気がします。


神秘的な『記憶の鍵』

人間は香り記憶したり印象を強く持ったりすると聞いたことがあります。
実際に私も香りをきっかけに過去の記憶が蘇えり、懐かしく思うことが多々あります。
雨上がりに強く感じる土の香りは、小さい頃おばあちゃんとよく過ごした畑での思い出を、春の始まりに風が運ぶ草木の香りは、初めての海外体験でオーストラリアに行き、期待と不安でいっぱいだった気持ちを呼び覚まします。
いろんな香りとなり、長い年月が過ぎても記憶気持ち鮮明に思い出させるなんて、神秘的だと思います。
私はあの『ホワイトティー』の香りがする女性に遭遇したら、きっと『この女性はとても洗練された優しい人』という印象を強く持ち、同性として憧れるだろうなと思いました。

警告と摂生生活

夜はホテルのビュッフェを存分に味わいました。
仕事のストレス味の濃いものを好んで食べていたので、腎臓や胃が弱っていたのですが、それでもついつい食生活を改善せずに食べ続けていると、今度はが痛くて食べるのが辛くなり、強制的に質素で薄味の食生活を強いられることになりました。
私は昔から、ダメな食生活を続けていると身体が「もういい加減にしないと病気になるよ!」警告するかのように、部分的に調子が悪くなり、結局は摂生するしかない状態になります。
今回も自分の身体の警告により、薄味の食生活体調を整えていたので、そのお陰でホテルでは久しぶりに自由な食事を楽しむことができました。
でもここで調子に乗らず、今後も摂生を心掛けようと思っています。


危険なミニコースター

夜中に老猫ちゃん「撫でろニャ!」と起こされることもなく、朝までゆっくりと眠ることができ、前日までの疲れがすっかりとれました。
朝は9時半ホテルをチェックアウトして、遊園地で遊びました。
お天気が良かったからか来場者も多く、それぞれのアトラクションでけっこう並びましたが、娘は人が多い方がテンションが上がるらしく前日以上に元気に楽しんでいました。
娘が一緒に乗りたいというので小さなジェットコースターに乗りました。
子供向けなので怖くはないのですが、規模が小さい分、ターンの角度が急で、コースを曲がる度に腰が痛くて「キャーッ!」
ではなくハッキリと「腰がぁぁぁ、腰が痛いよぉぉぉ!」叫んでいました。

私のハッピーハロウィン

小学校の高学年になり身長も伸びて、乗れる乗り物が増えた娘果敢にチャレンジし、よく叫びよく笑い、あっという間に閉園時間になりました。
帰りのバスに乗り込み、出発すると娘も私もすぐに眠りに落ちました。
私は長距離の移動でもバスでは眠れないタイプなのですが、この遊園地の帰りのバスだけは毎回深い眠りに落ちます。
それだけ平和で健康的『良い疲れ』なのだと思います。
娘の嬉しそうな笑顔をたくさん見ることで、ふと気がつくと仕事のストレスをすっかり忘れていました。
2年ぶりのハロウィンのイベントは、私にはいつだって自分の心を強くしてくれる最高の宝物があるということを再認識できた、とても幸せな『ハロウィン旅行』でした。

『オーストラリアの動物たちと』 Vol.1


ジャカランダの風景

私が人生初の海外滞在に選んだ国はオーストラリアでした。
せっかく行くなら『多くの人が訪れている人気の国だから』という他人発信の決め方ではなく、自分が『コレだ!』と思う理由で決めたいと考えた結果、動物好きの私にはその国独特の特別な動物たちがいるオーストラリアが理想的ではないかと思いました。
に日本を旅立ったのですが南半球のオーストラリアは季節が真逆なのでぽかぽかのでした。
最初に訪れた都市のブリスベンは、春の気候が日本とそんなに変わらない過ごしやすい都市でした。
『青の桜』ともいわれているジャカランダという花が、春の街の景色を紫色に彩っていたのがとても美しく印象的でした。

カンガルーとの出逢い

オーストラリアで最初に触れあえた動物はカンガルーでした。
動物好きな私の為にホストファミリーウェルカムイベントとして連れて行ってくれた、大きな公園の一角にカンガルーがたくさんおり、そのエリア内ではカンガルー触れたりエサをあげたりできるようになっていました。
日本では動物園でもカンガルーが見られるかどうかという感じなので、カンガルー柵越しではない状態で同じ場所に一緒にいられるだけでも凄いことなのに、撫でたり自分の手から直接エサをあげたりできるなんて、衝撃的でとても嬉しい展開でした。
エサは小さいカップに入ったものを購入するシステムで、私はやる気満々カップ買いました。

カンガルー観察

広いエリアのあちらこちらにカンガルー点在していたので、とりあえず一番近くにいるカンガルーの所へ行ってみました。
人慣れしているカンガルーたちは、ゴロンと寝そべったまま撫でられたりエサを食べたり記念撮影で何人もの人に囲まれたりしていました。
「Hello!How are you?」テンションマックス高い声で話しかけると、寝そべっていたカンガルー起き上がってくれました。
目の前にいる大きめのカンガルーエサをあげながら観察していると、脚や尻尾のサイズに比べて手が物凄く小さいことに気付き、なんか可愛いなぁと思いました。
背中を撫でてみると、日光浴で温まった柔らかな毛並みの感触が気持ち良く、思ったよりゴワゴワしていないんだなぁと驚きました。


嬉しい『カンガルーまみれ』

相変わらずのテンションでカンガルーに話しかけていると、少し離れた所からもカンガルーたちが、私のことを珍しそうに集まってきてくれました。
本当は自慢のジャンプ早く移動することもできるのですが、そこのカンガルーたちは人間がたくさんいる状況に慣れていて気遣ってくれているようで、のそりのそりと来てくれました。
カンガルーといえばお腹のポケットから赤ちゃんカンガルーが顔を出しているイメージでしたが、私がそこで見た赤ちゃんカンガルーたちは皆お母さんのポケットにアタマから入って脚だけがはみ出した状態でした。
やっぱり赤ちゃんは大勢の人が苦手なのかもなぁと思いながら、カンガルーまみれになって記念写真を撮りました。

コアラとの出逢い

次に私が触れ合った動物はコアラです。
ブリスベン有名な観光スポットを周りながらアニマルパークにも行けるバスのデイツアーに参加しました。
オーストラリアは州によって法律が違い、また、動物がいる施設ごとにも方針が違うので、直接コアラを抱っこをして写真を撮っても良かったり、直接ではなくコアラが掴まっているクッションのようなものを持っての撮影ならOKだったり、コアラを保護するために抱っこは禁止で、飼育員さんが抱っこをした状態コアラと一緒に写真を撮るならOKだったりと、いろんなパターンがあったように思います。
私がそのツアーで訪れたところではコアラの直接抱っこがOKで、たくさんの人が並んで順番待ちをしていました。

ドキドキの順番待ち

初めて間近で見るコアラ大興奮で、抱っこの順番を待っている間じゅうずっとコアラの様子を観察していました。
コアラたちはエサのユーカリの成分によって常に酔っぱらった状態で、1日のうち22時間は眠っているので、活発に動いている姿はそうそう見られない動物なのですが、それでも背中を丸めて木に引っ付いて眠っている姿にすっかり癒されました。
写真撮影で抱っこされている起きている状態のコアラは、小柄でとても可愛らしく自分の順番が近づくにつれドキドキが増していました。
私の前の人がコアラを抱っこして写真を撮り終わった後、飼育員さんに「ちょっと待っててね」と言われたので、少しの間また眠っているコアラ軍団を眺めて待っていました。


おっさんコアラ登場

「お待たせー!」と言われて『やったぁ!いよいよ私の番だ!!』キラキラしながら振り返ると、そこには体の大きなコアラダルそうに飼育員さんに寄りかかり重そうに抱っこをされていました。
『あれっ?さっきの可愛いコアラちゃんは?えっ?まさか私の順番で交代しちゃうカンジ?!しかも、さっきの子と全然違うんだけど・・・どう見てもおっさんにしか見えないんだけど・・・』戸惑いの表情で凍りついている私を見て飼育員さんは「大丈夫だよ、緊張しないで!全然怖くないよ!リラックス!」と声を掛けてくれました。
他の順番待ちの人たちも、「大丈夫さ、君ならできるよ!」「きっといい記念写真が撮れるよ!」温かく後押ししてくれました。

おっさんコアラと私

そんな中、私は『違うんだよー!緊張じゃなくて、あまりのギャップにショックを受けているんだよー!みんな、さっきまでとの変わりように気付いていないの?!』心の中で叫びながら、飼育員さんに渡されるままコアラをしっかりと抱っこしました。
見た目からして大きなそのおっさんコアラなかなかの重さ「いやぁー、酔っぱらっちゃったよ、まいったねコリャ。」という感じでのっさり寄りかかってきました。
木に掴まる為の立派なツメが私の肩に若干食い込み気味で、正に力強い『おっさんの貫録』を感じさせました。
そのとき撮った記念写真には、酔っぱらいのおっさんコアラを抱っこする私の哀しげに引きつった笑顔バッチリと写っています。

ポッサムの魅力

ブリスベンではホームステイをしていて、ホストファミリーのお宅には緑がいっぱいの広く素敵な庭テラスがあり、私の部屋のすぐ外には丸い実のなる大きな木がありました。
ホストファザー動物好きの私に「夜になるとこの庭にはポッサムがよく遊びに来て、木に登って果実を食べるんだよ」と教えてくれました。
ポッサムとはオーストラリアにいる有袋類の動物で、私のイメージではアナグマとリスを混ぜたような感じですが、とにかく物凄く可愛いです。
オーストラリアの動物の中で私の一番のお気に入りはポッサムです。
袋モモンガも可愛らしくて順位をつけるのが難しいところなのですが、やっぱりポッサムふこっとした丸い背中のボリューム感は最高です。


ポッサムが来る庭

私は夜になると、自分の部屋の窓のすぐ外にある大きな木を見てポッサムが遊びに来ないかと心待ちにしていました。
するとある夜、木の枝がガサガサと揺れ、見るとそこにポッサムらしき動物がいました。
「うわぁー、可愛い!遊びに来てくれたのね!!」と小さな声で話しかけると、驚いたように高い枝へと逃げましたが、そこからしばらく私の方を見ていました。
それからというもの、晴れた夜ポッサムを木の枝に見つけることができ、私はよく星空の下ポッサムらしき影を眺めながら話しかけたりしました。
時々、何匹かで遊びに来てくれることもあり、私に近づいてくるわけではなくても、少しずつ私を認識してくれているのかな嬉しい気持ちになりました。

素敵な事件

私のブリスベンでのホームステイが終わる数日前の夜、キッチンからホストマザーの悲鳴が聞こえたので、みんな慌てて駆けつけました。
するとホストマザーが「大変なのよ、みんな!今そこでポッサムが、私たちのキッチンでポッサムがバナナを食べていたのよー!」パニック状態で言い念入りにキッチンの消毒をし始めました。
ホストマザーは特に動物好きではないので、彼女にとっては家に侵入する動物迷惑で恐ろしい存在でしかなく、確かに野生動物はいろんな菌を持っているので、衛生面で考えると大事件ではありますが、私にとっては『ちょっぴり素敵なハプニング』に思え、どうして遭遇したのが私じゃなかったんだろうと、とても残念に思いました。

ポッサムへの想い

明るいキッチンに侵入してバナナを食べているところを見つかり、体格のいいホストマザー大きな声を出されたポッサムの方も、驚いて心臓が止まりそうになりながら必死に逃げたんだろうなと思うと何だか可哀想だったり笑えたり、ホストマザーのことも気の毒に思えたりで、複雑な心境でした。
ホストファザー「きっと君がポッサムに話しかけてたから、ポッサムも君に挨拶したくなって家の中に来たのかもね。」と私にウィンクして笑っていました。
その事件から数日後、私は次のホームステイ先ケアンズに移動したので、その後もポッサムが果実を食べにあの庭に来ていたのかはわかりませんが、ずっとそうあり続けて欲しいなと、今も願っています。

続きはまた『オーストラリアの動物たちと』Vol.2にて(^-^)

www.n-a-creation.com

www.n-a-creation.com

www.n-a-creation.com

久しぶりの授業参観


ドキドキの新校舎

秋は行事が盛りだくさんで、週末はいつもバタバタ忙しくしています。
今日は娘の小学校の日曜参観があり、通勤の日よりも少し早めに起きて準備をしました。
娘のお洗濯の腕前によりブルーグレーに染め上げられたお洋服を着て出掛けました。
私が外で働き始めてからは仕事が忙しくて余裕がなかったり、娘がお年頃『授業参観は来なくてもいい』と言い出したりで、運動会以外の学校行事にはずっと参加していませんでした。
小学校に久し振りに足を運んだことと、この春に完成したばかりの新築の校舎ということで、少しドキドキしながら学校の中を眺めてまわりしました。

キャットウォーク

最初は、体育館で全校生徒による歌の発表がありました。
『キャットウォーク』と呼ばれる、体育館を上から見下ろせる通路があり、そこには校舎2階の廊下から行けるようになっていたので、早速行ってみました。
子供たちはステージの方を向いて並ぶので、体育館の後方で観ている保護者には後ろ姿しか見えないのですが、その『キャットウォーク』という通路からは子供たちの顔がとても良く見え、便利で親切な造りだなぁと思いました。
またその通路にはスポットライトなどの設備があり、新しい設備で演出される学芸会の劇を12月に鑑賞できることがとても楽しみに感じられました。

音楽の先生

小学校には音楽担当の先生がいて、その担当の先生の手腕と情熱次第で各小学校のブラスバンドなどのレベルが左右されるものなんだろうなと、私は思っています。
私の小学校のブラスバンド(私は所属していませんでしたが)とても指導熱心でスパルタな音楽担当の先生のもとで特訓を重ねたお陰で、大きな大会によく出場してたくさんの賞をとっていました。
娘の小学校の音楽担当の先生は、ブラスバンドの指導にとても熱心な上に全校生徒歌の指導にも力を入れているようで、発声練習でも声の出し方、歌い方をとても的確でわかりやすく上手に指導していました。


驚きの歌声

その成果があり、子供たちの歌は小学生によくありがちな『元気いっぱい力任せに叫ぶような歌声』ではなく『澄んで響く美しい歌声』に仕上がっていました。
心地良く聴き入ってしまうほどの素晴らしい歌唱力に驚きながら、もっと聞いていたいなと思いました。
自身が優れた結果を出せる人はそれなりにいると思いますが、優れた結果が出るような優秀な導き方ができ、大勢の子供をまとめる能力がある人はとても貴重だと思います。
ここの小学校の子供たちは、この音楽担当の先生に出逢い『歌唱』というものを自然に楽しく習得することができてラッキーだなと思いました。

新校舎にツッコミ

歌の発表の後は、各教室に移動して授業が始まりました。
年に1度の日曜参観日2つの授業を続けて観ることになっていて、今回は道徳と社会科でした。
仕事でなかなか平日の参観日に来られない保護者や、兄弟姉妹の参観日が重なっている為、いつも1つの授業を半分ずつしか見られない保護者にはありがたい行事です。
新しい校舎はホールが吹き抜けになっていて廊下が広々としている、木の温もりいっぱいの造りで、教室はオープンスタイルになっていました。
廊下が広いのに対し肝心の教室が残念ながらけっこう狭く「バランス!!」と思わずツッコミを入れてしまいました。

重要なポイント

教室のすぐそばに水飲み場とトイレがあったので偵察してみました。
旧校舎和式トイレが多く、2つしかない洋式トイレは古いタイプ便座がやたらと冷たく、座る度に「うわぁー、冷たいっ!!」心臓をバクバクさせていましたが、新校舎新しくて使いやすそうな洋式トイレでした。
私にとってトイレは、施設の良し悪しを左右する大きなポイントで、どんなに美味しい飲食店でもトイレの環境が悪ければ行きたいと思いません
実は今の職場を志望した動機には『トイレがとても綺麗だったから』というのがけっこう上位に入っています。(もちろん履歴書には記入しませんでしたが・・・)


暑さと後悔

昨夜の大雨とは打って変わって爽やかな秋晴れとなったのは良かったのですが、日差しと大勢の人の熱気で校内はとても暑く、40人近くの子供たちがぎゅうぎゅう詰めになっている教室はまた一段と暑く「しまった!もっと薄着にして、扇子を持参すべきだった!!」早い段階汗だくになりながら後悔しました。
立ちっぱなしで倒れないように、ちょっと廊下に出てみたり立ち位置を変えてみたりしていると、廊下や教室の壁に書道の作品や、子供たちの目標が書いてある顔写真付きのシートが貼ってあるのが目に入ったので、娘の作品や目標シートを探しました。

衝撃の『目標シート』

娘の目標シートを見つけて読んでみると『苦手な算数を頑張ります!』と書きたかったのでしょうが若手な算数を頑張ります!』と書いてありました。
ガックリとその場に崩れ落ちそうになりながら『娘よ・・・どうやら苦手なのは算数だけじゃなさそうだから、国語もしっかり頑張ってくれ!!』心の中で強く願いました。
『この間違い方は正に「野比のび太野比のび犬」と同類のパターンじゃないか!』と気付き『やっぱりこの子って「野比のび子」だよねぇ・・・』深く再認識しました。
もう母親としては『娘がどうか逞しく、笑顔で幸せに生きていけますように・・・』祈るばかりです。

意外な一面

そんな調子の娘ですが、意外とスゴいところも実はたくさんあります。
自分が興味を持ちやりたいと思う事柄においては、物怖じせずにチャンスをしっかりと掴むのです。
マジックや大道芸などのショー「誰かお手伝いしてくれる方いませんか?!」と声が掛かるといち早く手を挙げ、選ばれるとサッと前に出てミスすることなく堂々とお手伝いをこなし満足げな表情で拍手をもらっていました。
授業参観では見たこともない、ピンと上に伸びた素早く美しい挙手でした。
一度ぐらい授業参観でもそんな姿を見てみたいものだなぁと思いつつ、娘の度胸の良さに感心しました。


合理的な楽しみ方

ディズニーランドではシングルライダーといって、同行者と一緒には乗れないけれど、1人分の席が空いていれば乗せてもらえるというシステムが限られたアトラクションにだけあるのですが、娘は小学3年生の頃からすでに「私はシングルライダーでもいいからいっぱい乗りたい!」と、短い待ち時間で何度も乗っていました。
私はジェットコースターなどが苦手なので遊園地に一緒に出掛けても「ここで待ってるよ」となってしまいます。
でも娘は「じゃあ乗ってくるね!」と1人で行列に並んでは乗り、並んでは乗りを繰り返し、何の問題もなく遊園地を満喫してくれます。
1人でもしっかり楽しめるタイプなので、体力も気力もついていけなくなってきている私としては楽で助かります。

『持っている』娘

劇団四季の『キャッツ』のミュージカルには、劇中でダンス好きな猫観客の一人が選ばれステージ上で一緒に踊るというシーンがあるのですが、娘は小学校低学年の頃に選ばれてステージに上がりました。
大勢の人の前で、猫のメイクの役者さんと一緒に怖がることもなく楽しそうに踊りエスコートされながら自分の席に戻った娘は、満面の笑みでとても嬉しそうでした。
他にもそういったことがけっこうあったので、自分が『こうなったらいいな』と願うことを実現させられる運のようなものが、もしかしたら娘にはあるのかなと思いました。

私の本心

人生はトータルで見ると良いことも悪いことも半々だとよくいいますから、娘は勉強や日々の生活では残念なことが多い分、自分が望むチャンスを手にできる機会も多いのかもしれません。
私は、もし自分なら常に平凡で起伏のない穏やかな人生よりも、ガツンと悪いことがあったとしても飛び抜けたスゴイことや楽しいことがある人生の方が良いなと思うタイプなので、娘ののび太っぷり』を見せつけられる度に切ない気持ちになり嘆きもしますが、その残念さに本気で悩んだことは実は一度もありません
本当はいつでも『この子はきっと大丈夫!』と思っています。


心のスキル

他人に左右されず自分の思う道を進み、自分は幸せだと自信を持って思える心の強さと、他人を気遣える優しさがあれば、例えテストでいい点数が取れなくても人間はオッケーだと私は思っています。
逆に、テストでいい点数をとって難しい試験に合格し、エリートの肩書きを手にしても、それを応用して自分を上手くプロデュースできていない人や、高い地位チヤホヤされるのに慣れてしまって謙虚さを忘れ『裸の王様』になってしまっている人を見ると、せっかくなのに残念だなぁと思います。
やはり人生で学び、身につけるべき『心のスキル』かなと私は思います。
私はたまに『勝ち気で強気な自分』がひょっこり顔を出してしまうことがあるので、謙虚さを忘れずにいなくてはと反省します。
いい大人の『強引に我を通す幼稚さ』は洒落になりません。

とはいえ

ただまぁ、あんまり勉強がダメすぎるのも問題なので『苦手』という漢字ぐらいは間違わないで書けるようになって欲しいかな・・・とは思います。
娘の教室の壁のあの目標シートは、一体いつまでそこに張られ続けるのかなぁ・・・
まったくもってトホホです。(←お気に入りの昭和の死語)

余談ですが

私は最近、テレビアニメおそ松さん主題歌全力バタンキュー夢中です。
リズムも好きなのですが、それ以上に昭和の言葉が出てくる、ゆるっとした意味のない歌詞が好きです。
全力で『バタンキュー』な上に(布団に)飛び込んだらたちまち『ノンレムドリーミング』だなんてまるで自分のことのよう親近感が湧きます。
真面目な顔で仕事しているときも密かにアタマの中で歌いながらノリノリな今日この頃です。
何となく元気が出るので、良かったら一度聴いてみてください。

せつなく悲しい夏の出来事

f:id:n-a-creation:20170909185131j:plain

穏やかな初秋の休日

夏が過ぎ、秋晴れ涼しい夜風心地良い日々となりました。
激しく眩しかった夏が終わると、まるで祭りの後のような憂いを感じたりもしますが、私は紅葉街の木々赤や黄色に彩られる秋もまた好きです。
リビングの窓からはモネの絵画を思わせるような優しい青空大きな雲がいくつも浮かび、その下には少し褪せて柔らかくなった緑の山々が広がっています。
街の中心近くでも高い建物の背景に自然を感じられるのは、この地域のおもしろい特徴かなと思います。
こんな穏やかな休日は、こうしてお気に入りの景色を眺めながら、慌ただしかった今年の夏を振り返り、せつなかった出来事悲しかった出来事を書き記してみようと思います。

お洗濯と異変

小学校の高学年になった娘は、家事をとてもよく手伝ってくれます。
この夏休みもせっせとお洗濯、お掃除、食器洗いなどを頑張ってくれました。
夏休み中のある日曜日、私は娘とお出掛けをするのにお洋服を選んでいました。
ちょうど干してあった洗濯物の中に着たいと思っていたお洋服があったので、娘に向かって「いつもお洗濯してくれてありがとね」と言いながら取り外しました。
「洗濯物の干し方も上手になったね。ホントにすごく助かって・・・・・うわぁぁぁぁぁぁ!!!と、感謝の言葉からの大きな悲鳴
お目当てのお洋服を手に取ってみると、白と黒の柄だったはずがブルーグレーと黒の柄に変わっていました。
「何?何?コレはどういうことなの?!何が起こったの?!」若干パニックになりつつも状況の把握に努めました。

意外な染め上がり

干してある洗濯物の中に娘がキャンプで着用したジーンズが2本あり、どうやら一緒に洗濯をしてジーンズの色が私のお洋服に(何故かそのお洋服だけに!)着いてしまったようでした。
「あぁぁぁ、このお洋服かなり気に入ってたのに・・・何てことなの・・・」途方に暮れながらマジマジとその服の状態を観察しました。
よく見るとそんなに大きな色むらもなく、意外とイイ感じの染め上がりになっていて、まだ着用できる許容範囲内だということが判明し、立ち直ることができました。
せっかく娘が頑張ってお手伝いしてくれた結果なので、あまり大袈裟に落ち込んだ素振りを見せるのは良くないと思った私は「突然色が変わっちゃったのには驚きだったけど、なかなか上手く染まってるみたいよ!」となんとか笑顔を作って言いました。

f:id:n-a-creation:20170909185040j:plain

ポジティブなどや顔

すると娘は「その色だったら、ママのブルーのスカートに合うからちょうど良かったんじゃない?!テヘッ★と、私の『母親としての気遣いの努力』『心配』もよそに『私のセンスと仕事っぷり、さすがでしょ?!』と言わんばかりの、誇らしく自信に満ち溢れた表情を浮かべていました。
『いや・・・本当は白と黒の柄の方がコーディネイトしやすくて良かったんだけどね・・・』と心の中で呟きながら、恐るべきスーパーポジティブな娘を眺めました。
私も相当のポジティブ人間なのですが、どうやら娘は私を遥かに上回っているようでした。
『娘にはこの調子で、いろんな面で私を上回って逞しく成長して欲しいなぁ・・・』と思いながら、複雑でせつない気持ちのまま、その新しい色に染まったお洋服を着て出掛けました。

真夜中の悲劇

ウチの20歳の老猫ちゃんよく食べ、よく眠り、よく甘えながら元気に暮らしてくれていて、私はとても幸せです。
夜は、気が向くと私の枕元に来て一緒に眠り、飽きるとまた自分の好きな場所に行って眠っています。
ある日曜日の夜老猫ちゃんがいつものように私の枕元に来て「ニャー!」力強い一声『ホレ、撫でるのじゃ』と私を促しました。
「はいはい、わかりましたよぉ・・・」眠さに耐えながら老猫ちゃんを撫でようとしたそのとき、とても臭いニオイ一気に目が覚めました。
「えっ?!まさかウンコつけたまま来てないよね?!」と猫の身体を念入りにチェックしてみると、後ろ足の肉球の間にウンコがついていました。
猫トイレでしたばかりの自分のウンコをついうっかり踏んでしまったようでした。

可愛さの勝利

老猫ちゃんウンコのついた足で私の枕と髪の毛を踏んでウロウロしたので、私はウンコの被害エライことになりました。
「ぎゃぁぁぁぁぁ!!髪の毛にウンコがついちゃってるじゃないのよぉぉぉぉぉ!!」飛び起きて老猫ちゃんを見ると『なぁに?!』というままんまるい目「ニャー」と一声。
「いやいや、『ニャー』じゃなくてさ・・・夜中にこういうのありえないじゃん・・・困るじゃん・・・月曜日は朝礼があるから、いつもより早い出勤なのにさぁ・・・」老猫ちゃんうらめしそうに話しかけると、今度は「ニャーン♥」と私の目をジッと見つめながらキュートな一声。
「かっ・・・・・可愛い♥」
仕方がないので、老猫ちゃんウンコのついた肉球を綺麗にし、枕カバーを取り換え、一人シャワーへと向かいました。

f:id:n-a-creation:20170909185623j:plain

夜中のシャワー

眠い目をこすりながら、髪の毛についた猫のウンコ洗い流す為に念入りに2回シャンプーをして、ニオイが残ることのないよう多めにリンスを使いました。
老猫ちゃんは、私がシャワーを終える頃には何事もなかったようお気に入りの場所で再びスヤスヤと眠っていました。
それ以来、老猫ちゃん私の枕元に来る気配を感じると素早く髪の毛をよけ、まずはウンコをつけたまま来ていないか、トラウマ的に猫のニオイをチェックするようになりました。
一週間がスタートする月曜日の前夜の寝不足はさすがにキツく、仕事中に襲ってくる眠さと疲労ドリンク剤の力を借りてなんとかやり過ごしました。
夜中に一人シャワーを浴びて髪の毛についた猫のウンコ洗い流すことから始まった、悲しい週明けでした。

悲しき『うちわビンタ』

夏の通勤暑い中の移動となるので、職場に着く頃にはいつも以上に汗だくになります。
以前は、そこまで汗をかくこともなく、夏でもうちわを必要とすることなど全くなかったのですが『通勤』という30分程のウォーキング半年以上継続することで新陳代謝がとても良くなったのか、現在は職場に着くとビックリするくらい汗が吹き出しとても熱く感じるので、うちわは夏の朝の必須アイテムとなっています。
ある日の朝も、自分のデスクでいつものようにうちわを使って涼んでいると、急にバシバシッと顔に軽い衝撃を感じました。
あまりの身体の熱さ思いっきり扇いでいたら、距離感をとり間違えてうちわの位置が顔に近くなり過ぎ自分の頬をうちわで4回も連続でビンタしていたのです。

止められない自分

昔なら1回目で『アッ!』と思った瞬間すぐに手を止めることができたと思うのですが、距離感と同様に反射神経も確実に衰えてきているらしく『痛い!』と思ってから手を止めることができるまでにプラス3回のうちわビンタが継続されました。
「痛いなぁ!なんなのよ、もう!」と思っても、実際にうちわでビンタを繰り返したのは自分なので、誰にも何も言えない状況更に虚しかったです。
日頃から心掛けていろんな面でしっかり鍛えていないと、段々と衰えが出始めるのが40代なんだなぁと実感しました。
人生80年と考えたとすると40代というのはちょうど折り返しを過ぎたばかりなので、これからどんどん感覚や体調に大きく変化が起こってくるのだと思うと、ちょっぴり不安でせつない気持ちになりました。

f:id:n-a-creation:20170909184001j:plain

久しぶりの『五目あんかけ』

私は『五目あんかけ』が好きで、特に『五目あんかけ焼きそば』が大好きなのですが、外食の際は娘が中華料理店に行くのをいつも却下するのでなかなか食べられる機会がありませんでした。
最近のお出掛けで、珍しくラーメン店で食事をした際に『五目あんかけラーメン』というメニューがあったので注文しました。
ただでさえ『五目あんかけ』熱くて食べるのが大変なのですが、ラーメンは焼きそばと違って熱いスープまで入っているので、食べるのにだいぶ苦労しました。
久し振りの『五目あんかけ』満足して帰宅すると、激しい胃痛に襲われました。
胃痙攣が起きそうな感じだったので、急いで薬を飲んで横になりました。
薬のお陰で最悪の状態は回避できましたが、それでもまだ眠れないぐらいの痛みが続きました。

オイスターソース』と胃痛

昔から私はよく食べる割に胃が弱く、それが好転してか暴飲暴食をしたとしてもすぐに体調不良になり長くは続かず、年齢と共に体重は増えていますが、けっこう食べてる割にはこの程度で済んでいるといった感じです。
長年の経験で胃の痛みの種類により、その時々の対処方法を自分なりに把握してはいるのですが、今回の尋常ではない痛みにはさすがに参り、不安になってスマホでいろいろと調べてみました。
そして今回のこの激しい胃痛の原因と考えられる可能性が一番大きいのは『五目あんかけ』の調味料として定番オイスターソース』ではないかという結論に達しました。
私は牡蠣が好きなのですが身体があまり受け付けない傾向にあるのでオイスターソース』アレルギー反応が出ても自分では不思議に思いませんでした。

情熱と別れ

しばらく食べるチャンスがなかった『五目あんかけ』ですが、よくよく思い出してみると大好きな『五目あんかけ』を食べてハッピーな気分で帰宅した夜は、今回ほど酷くはありませんでしたが毎回胃痛で苦しんでいたような気がしました。
私はウニやフォアグラなどもあるときから胃痛のため食べられなくなったのですが、それらに関しては『残念だけどそれなりに食べたし、もういっか・・・』という感じでした。
牡蠣の場合は、三陸の生牡蠣への情熱(という名の食い意地)』を捨てられず、当たってもトライし続けて4回当たってようやく断念しました。
今度は、大好きな『五目あんかけ』が食べられないという残酷な運命に、オーマイガッツ石松でした。(←言いたいだけ)
ヤケになって『五目あんかけ』なだけに『あんハッピーですな!』とか言っちゃったりして。(←スンマセン)
そんな様々な『せつなく悲しい出来事』もあった今年の夏でした。

皆様、季節の変わり目の体調管理にはどうぞお気をつけ下さいませ。

『娘と私の夏休み』その3


ありがたい習慣

湖のリゾートホテルへの小旅行が終わると、お盆休みが待っていました。
私の職場には特に決まった夏の長期休暇はないのですが『休むときはしっかり休んで働くときはしっかり働く』という方針で、みんなそれぞれ交替で夏休みをとっていたので、私は11日からの3連休にくっつけてお休みをとったり、平日にポツリポツリとお休みをとったりしました。
働き始めたことで、娘の学校の長期のお休み期間はあまり一緒にいてあげられなくなるのだろうと覚悟していましたが、オンとオフにきちんとメリハリをつけるという『職場の潔い習慣』に助けられ、今年も娘と楽しく夏休みを過ごすことができました。

映画鑑賞

娘が4Dで観たい映画があると言っていたので、まずは映画を観に行く予定を立てパイレーツオブカリビアン~最後の海賊~』の上映スケジュールを調べてみると、もう新しい4D映画がメインで上映され始めていた為、レイトショーの時間帯でしか4D上映はされていませんでした。
18歳以下は遅い時間に終わる映画は観られないという規則があるので、2Dの吹替え版を観ることにしました。
3Dや4D対応の作品映像のアングルとスピード感が凄いので、2Dで観ても迫力があって十分楽しめました。
娘はいつものジュースとポップコーンを手にご機嫌で観ていました。


ボウリング

次のリクエストはボウリングでした。
以前から「ボウリングがしたい」と娘にせがまれていたのですが、仕事が忙しくてクタクタな日々が続いていたので、ずっと先延ばしにしていました。
最近は私に体力がついてきたのでイケるかなと思い、娘にとっては初めての、私にとっては15年振りのボウリングに挑みました。
今どきはレーンの両端の溝が無い状態にしてくれる、子供向けのガーター防止サービスや、しっかり持てるように指穴が5つあいている子供用ボールがあって便利だなぁと思いました。
娘はボウリング場の人に指導をしてもらいながらゲームをし、初めてでもなかなか順調なスコア満足気でした。
私は3投目ぐらいから感覚を思い出して、そこそこのフォームでストライクや連続スペアがとれました。

潜在能力

2ゲーム目に入ると娘のスコアはどんどん良くなりましたが、私はパワー切れボロボロでした。
重いボールが持てず、以前よりもずいぶんと軽いボールを使ったので勢いがなく、昔の平均スコアには程遠く寂しい結果となりました。
若い頃は、飲み会の後ボウリングをしてからカラオケというパターンも多く、ボウリングはそれなりにしていました。
私の場合、賞品がかかったゲームのときは必ず調子が良く、自分では意識していないのですがボールにスピンがかかり、どんなに酔っていてもストライクを連発でとったりしていました。
「賞品獲得に対する潜在的な執念と獲得能力を一体どれだけ兼ね備えているんだ・・・」と自分でも笑ってしまうくらいでした。


『肉』への情熱

ボウリングの後は、消耗したパワーをチャージすべくお食事に行きました。
『やっぱりスタミナといえば肉!!』ということで、地元産の牛肉のステーキを注文しました。
昔ながらの牛型の黒い鉄板がとても懐かしかったです。
ついこの間まではレストランで1人前の料理を食べきれず、ほとんど残していた娘が全部ぺろりと食べている姿を見て「逞しく成長したなぁ・・・」感心しました。
やはり人間は美味しくモリモリ食べて、健康でいられるのが一番の幸せなのだということを、お肉を頬張る娘のキラキラした笑顔が物語っているように思えました。
年齢と共に、私の胃袋は負担のかかるヘビーな食べ物をあまり受け付けず、どんどん食の好みがあっさりしたもの寄りになってきているのですが、食べれるうちに美味しい肉料理を娘と一緒に食べて、感動を共有しておきたいと思っています。

青少年科学館

昨年、リニューアルした青少年科学館にも行きました。
面白い体験型展示物がいろいろあって、子供の好奇心をくすぐりながら学習させてくれる素晴らしい施設でした。
大人でも「おぉー、これは面白い!」感動できるレベルだと思いました。
プラネタリウムで星を見た後に銀河鉄道の夜短編映画が上映され、独特の映像魅了されました。
その効果で娘が銀河鉄道の夜の本を読んで、もっと詳しくお話の内容を知りたい」と言っていました。
子供に『挑戦する意欲』を与える程の映像技術って凄いなぁと思いました。
ディズニーランドの『スターツアーズ』のようなアトラクションもあり、本当に子供に良い学びの遊び場だなと思いました。
科学館のカウンターで『LEGOロボットを使ったプログラミング教室』というイベントの申し込みをして「抽選で当たるといいね」と話しながら帰ってきました。


しんどかった思い出

ミニオン大脱走という映画も観たいと言うので、観に行きました。
可愛らしいアニメーション映画で、気楽に観られるところが良かったです。
数年前の夏休みにもこのシリーズの映画を観に行きました。
その夏休みは、私は具合が悪く寝込んでいたのですが、子供が楽しみにしているイベントにはなんとか連れて行ってあげたいと、を飲んでタクシーを利用して会場まで行き、フラフラしながらもなんとか根性で娘に付き添い、例年通り楽しい経験をさせました。
その映画を観に行ったときも、映画館にタクシーで行きお約束のジュースとポップコーンを娘に買い、映画の上映中は娘の隣で気絶したようにぐったりと眠り、映画が終わったらまたすぐにタクシーで帰宅したという記憶があります。
私にとっては恐ろしくしんどい夏休みでした。

お気に入りのDVD

DVDのレンタルショップに行き親子で楽しめるDVD10枚借り、家で一緒にのんびりと鑑賞しました。
私は、自分のお気に入りだった映画を娘にも観て欲しかったので『バック・トゥー・ザ・フューチャー』『ポリスアカデミー』『マスク』などのSFコメディー映画も選びました。
やはり時代が変わっても面白いものは面白いようで、娘はそれらの映画を気に入って大爆笑しながら観ていました。
『E.T』『グレムリン』『ネバーエンディングストーリーなども過去に娘と一緒に観ました。
近年の『進んだCG技術』を駆使した壮大な映像とはまた違う『方法を試行錯誤して人の手で創る技術』がメインの、シンプルでありながら深い味がある映像を観るという経験は、娘の感性に良い刺激を与えているような気がしました。
『多くを知る』ということはプラスになることだと思いました。


大きなスイカ

DVD鑑賞に備え、食べ物や飲み物の準備もしっかりとしました。
『暑い夏は大好きなスイカをたくさん食べたい』という娘の要望に応え、八百屋に行って一番大きなスイカを買いました。
微妙に遠い八百屋から重いスイカを持ち帰るのは大変でしたが、楽に帰る為に我慢して小さいスイカを選ぶよりも、大きいスイカを選んでまるっダイナミックに食べる醍醐味を娘に味わって欲しかったので、帰り道を少し進んでは休むのを繰り返し、やっとの思いでスイカを家に持ち帰りました。
『大きな喜びの為には苦労は付きものだ』ということと『母親の愛情と根性』実際に見せて教えられる良い機会だと思ったので、40代の身体にムチを打って頑張りました。(キリッ★)
4分の1に切ってもまだ大きなスイカをせっせと食べる娘の満足げな笑顔を見て、苦労した甲斐があったと思いました。

切ないタイムラグ

特に遠くに長期で旅行に行くような派手な過ごし方ではなく、近場で地味に過ごした夏休みでしたが、娘も私もかなり楽しめたと思います。
ボウリングをした次の日身体が痛くて大変でしたが、実はそれは前の週末に行ったリゾートホテルでのプール遊びの筋肉痛(歳をとるほど筋肉痛になるまでのタイムラグが増え、忘れた頃にやってくるものですよね・・・)ボウリングの筋肉痛はそのまた1週間後激しく上回る痛みとしてやってきました。
痛いだけじゃなく首が動かせない状態で、休み明けに溜まった仕事をこなす頑張りどころなのに『なんてこった!』という感じでした。
ボウリングをする際は年齢を考慮した準備体操不可欠のようです。
そんな『年相応の対策の必要性』身をもって学ぶことができた、さりげなくも良き夏休みでした。

www.n-a-creation.com

www.n-a-creation.com